こんにちは、福田栗作(@kurisakunchi)です。
電気ケトルが壊れたから、壊れないやかんに買う!
電気ケトルをこれまで使っていたのですが、何年も使ってきたためにスイッチを押しても無反応に。動かないので諦めて片手鍋でお湯を沸かす日々を過ごしていたのですが、「やっぱ、壊れにくいやかんがいいよね」ということで、”すぐ沸くやかん”として有名な杉山金属のキューブケトルを買ってみました。すぐ沸くのか、使ってみてどう感じたか、良い点や悪い点などを紹介していきます。
杉山金属「薄型キューブケトル」を購入したきっかけ
ツイッターで見て気になっていたキューブケトル。バズっているツイートを眺めながらデザインが面白いし、「爆速でお湯沸く」という口コミに興味を抱きました。とはいえ、電気ケトルあるしと購入は見送りに。
だがです、10年近く使っていた電気ケトルが壊れてしまい、片手鍋でお湯を沸かす日々に突入。在宅でお茶やコーヒーを淹れる間の待ち時間が地味に無駄に感じてくる。
電気ケトルをまた買ってもいいが、昨今の電気代が上がってる中で電力を使うものを買うのは気乗りしない。そんなとき思い出しました。
そうだ、爆速で沸くやかんがあったはず―――。
四角いやかん、すぐ沸くやかんで調べてたどり着いたのが杉山金属さんのキューブケトル。1.6Lと2.8Lの二種類あるのですが、我が家ではそんなに湯を沸かさないだろうということで1.6Lを購入しました。
キューブケトルは本当にすぐ沸くのか
本当にすぐ沸くのか、どれくらい早いのか。気になりますよね。
ということでまずはキューブケトル vs. 片手鍋で比較検討していきたいと思います。
同じ量の水を、ガスコンロの同じ火力で、沸騰するまでにどれくらいの時間がかかるのかストップウォッチで計測していきます。
電気ケトルの場合は、コップ1杯分140mlが45秒~2分程度かかります。1Lのお湯を沸かす場合は早いものでも5分かかります。電子ケトルの場合、ワット数が高くても1200wのため、沸くまでの時間が大きく変わることはありません。先程の数値を参考値として覚えておいてください。
中火編
まずは中火で試してみました。火力に差が出ては検証の意味がなくなるので、以下の画像のように火力のアイコンのところに合わせて沸かしてみます。
まずは片手鍋から。
5分35秒45でした。
続いてキューブケトル
沸騰している様子が分かりづらいのですが、結果は3分52秒63。
片手鍋よりも1分30秒も早く沸くことがわかりました。すごい。中火でこれなので、火力が上がればもっと早くなるはず。
ということで火力がもっと強くなれば時間は変わるのかも検証してみましょう。
強火編
予想通り片手鍋より早く沸くことがわかったので、次は水量が多い場合はどれくらいの早く沸くのか。特に強火で沸かした場合はどうかを見ていきます。
今度は、沸かす量を1リットル、コンロの火力を最大にして試します。水道水の水温は測っていませんが2月上旬に試しており、冷たいです。
さてどれくらいかかるのか。電気ケトルの場合1Lで5分程度でしたね。
本当に写真が分かりづらくて大変申し訳無いのですが、3分39秒17で沸きました。
1リットルのお湯が約3分半で沸くってすごくないですか?
キューブケトルの良いところ
すぐ沸く
片手鍋で普通に沸かすよりも早いですし、強火でガンガン沸かせば電気ケトルよりも早いことが先程の実証試験でわかりました。
ちなみに大きめのマグカップや持ち運び用のタンブラーにちょうどいい350mlを強火で試してみたところ、沸騰までにかかった時間は1分。やはりすぐ沸くやかんと言えます。
すぐ待たずに温かい飲み物を飲みたい人は電気ポットで大量にお湯を作って保温しておくことが多いですよね。でも、キューブケトルなら待たずにやかんで湯が作れるので、保温のために余計な電力が必要ないのも嬉しいポイント。無駄なエネルギーを使わずに、時間もかからずにお湯が得られるのは最大の利点ですね。
お茶を大量に作れる
キューブケトルはただのやかんじゃないんです。なんと茶こし付き。
キューブケトルなら高さがない分、茶こし内のお茶の葉が湯に十分浸かるのでちゃんと湯を沸かしながらお茶が大量に作れます。便利!
夏場に麦茶を大量に作るご家庭には嬉しい作りといえますね。
省スペース
縦横はいずれも22.7cmで実はそこまで小さくないです。小さめのフライパンが16cmなのでそれよりも大きいということを考えるとそれなりにスペースを取ると思っていてください。
ただ、です。キューブケトルがなぜ省スペースなのかというと、やかんでは珍しく重ねて置けるからです。
2個重ね置いたり、平たいものを置いたりできます。ちょっとものを置いたりもできるのでスペースを有効活用できるのは嬉しいところです。
キューブケトルの気になるところ
量がわかりにくい
キューブケトルは見ての通り、普通のやかんとは違いますよね。
使ってみて特に「違うなー」と感じるのが水を入れてるとき。
突然ですが、この写真は何ml入っていると思いますか?
正解は350ml。
ぱっと見でわかりましたか?
私はやかん内部の側面が見えないのでどれくらいの水が溜まったのかがわかりにくいと感じました。
最初の方は余分にお湯を沸かしてしまうこともしばしば。慣れれば問題なく水を目分量でも測れるようになるのかもしれないけれど、正直わかりにくいです。最初のほうは使うコップに水をいれて、やかんに入れるという二度手間で対処することも…
なので、水量わからない問題は使ってみてまず気になったポイントでした。
量を目分量で測る方法
目分量でもだいたい測る方法を編み出しました。
それが茶こしを使うです。
さきほどの同じ水量に茶こしを入れてみました。
だいたい茶こしの底に水が浸り始めるのが350ml。さらに入れて底に水がかぶる程度で、茶こしの側面と底を接合する金具に付くぐらいが500ml。
茶こしの半分ぐらいまで浸かると1l。
どうですか?
だいぶわかりやすくなりましたよね。
水が入れにくい
取手の高さがない分ので少し水を入れにくく感じました。
我が家の蛇口では先の部分が取手の下に入りづらいので、取手の横から入れているのですがシャワーのまま入れようとすると、一部が入らずにやかんの表面に水がついたまま沸かすことが今もよくあります。
この状態で沸かすと、水道水が蒸発してスケールが結構つきます。
僕は水を沸かすだけなので、使うたびに洗っていません。なのでだんだんスケールが増えていってます。これを味が出ていると思うことにして使い続けてます。
なので、水が入れにくいのはすこし気になるところと言えます。
キューブケトルをオススメな人
テレワークなど在宅勤務が多い人
テレワークをしていると家で一日にコーヒーやお茶を飲む頻度が増えませんか?
僕はだいたい4~5回はお茶を入れたりしていると思います。飲み物だけでなく、昼ごはんのスパゲティやラーメンを作るときもお湯が必要になりますよね。
お湯を沸かす時間を2分として、5回で10分。さらにお昼にお湯を使うとして5分ぐらいかかるとしたら、1日15分。
これがキューブケトルならお湯を沸かす時間が1分、昼も3分ぐらいだとして、1日8分。7分の差が出てきますね。
1週間5営業日で35分。1ヶ月なら20営業日で160分。2時間半も時間を節約できるという計算になります。これは大きい。東京都の最低賃金(2022年10月1日現在)は時給1072円なので、2680円お得になる計算です。23年2月のときの底値が4000円だったので2ヶ月使えば元が取れるわけです。
これは在宅ワークの人は絶対に使ったほうがいいです。実際にも私も会議やミーティングの合間にお茶を入れるのも気兼ねなくできるので本当に助かってます。
電気代が気になる人
2022年の秋以降、電気代がどんどん上がっていますよね。そうなるとすぐにお湯が出る電気ポットを使っていると電気代ば馬鹿にならないという事態も起こりうるでしょう。電気を一番消費するのは「熱を生む」ことなので、常に温かいお湯が出るように水を沸かし続けないといけない電気ポットの電力消費はかなりものになります。
また、電気ケトルの場合はどうでしょうか。これもやはり瞬間的とは言え沸かしている間はかなりの電力を消費しています。IHだとしても早く沸くキューブケトルのほうが時間だけでなく、電気代という観点でもオトクな存在といえるでしょう。
電気代が気になる人にもキューブケトルはオススメです。
コーヒー淹れる人
コーヒーを豆からミルで挽いて淹れるときって、挽き終わってから沸騰するまでに地味に時間がありませんか?
1分ぐらいのちょっと手持ち無沙汰な待ち時間。座るでもなく、かと言ってやることもなくぼんやりと突っ立っているあの時間。
あれがなくなります。キューブケトルから先に温めてから、コーヒー豆を計量して、挽いたらだいたい同じぐらいか少し遅いぐらいで沸き上がります。これはコーヒー好きには地味に嬉しいですよね。
豆を挽いてコーヒーを淹れる本格派の人にもおすすめしたい逸品です。
まとめ
- 火力を一番強くしたら1lが約3分半で沸く
- 電気ケトルの場合、早い機種で5分
- 形状的に白い汚れのスケールがつきやすいのできれい好きの人は気になるかもしれない
- 最短で沸くツールなので家でお湯を使う頻度多い在宅勤務、テレワークの人には本当にオススメ
杉山金属さんのキューブケトルを実際に使ってみた感想としては、すぐ沸くからマジで便利の一言につきます。沸く時間が早くなれば休憩の時間がもっと有効活用できたり、在宅勤務の会議の合間でも気兼ねなくお茶を作れるので本当に重宝しますよ。
給湯時間がもったいないなと感じている人は購入をおすすめします。
この記事以外に商品レビューを書いてます。BUFFALOの無線ルーター「WSR-5400AX6S」の実機レビューやOMRONの体組成計「HBF-228T」についてもありますのでもし興味があったら御覧ください。
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