こんにちは、福田栗作(@kurisakunchi)です。このブログでは注文住宅や雨水タンクに関する話題についてユーザー目線で解説しています。
外構の見積もりが高くて驚いたんだけど、どうやって費用を減らせばいいんだろう
外構の見積もり、ハウスメーカーの担当者から聞いていたのと違って思っていた以上に高かったってことありませんか? 我が家はそうでした。外構の費用を抑えるにはどうしたらいいか、値切るとかではなくちゃんと費用を抑える方法があるのでこの記事で解説していきます。
この記事でわかること
- 外構の見積もりが高い理由は、1番最初のだから、グレードが良いもの使っているから。
- 外構の費用を安くするコツは「比較検討」。
外構の費用をうまくコントロールして素敵な庭造りの参考になったら嬉しいです。
外構 工事の費用が高くなる理由
最初のプランは基本的に高額
外構のプランは1番良いものをだしてくるのでだいたい高額になります。なので、先にいるかいらないか置いておいて、とりあえずこれあったら良いをどんどん要求しておくと費用の上限がつかみやすいです
注文住宅の仕様と違って後からオプションでマシマシになるというよりは、要望詰め込んだらこうなったけど、さぁどうするか検討しましょうというのが外構のスタイル。
最初に高額だったからといって、「手が出ない、諦めよう」というのは早計なのでじっくり落ち着いてプランを練っていきましょう。
グレードが良いものを使っている
高くなるポイントとしては、見栄えが良いものにすると高くなります。
例えば土留めやフェンスを立てるためのブロック。これを化粧ブロックと呼ばれるデザイン性の高いものにすれば費用はグンッと上がります。
セミクローズド外構(一部で囲いや塀を作って入れなくしたり、見えにくくしたりするタイプ)でアプローチから庭に入る門扉を立派なものにすればこれも費用が上がっていきます。
どの種類の何を使っているかはちゃんとチェックしておきましょう。
施工面積が広い
敷地が広い場合は、施工面積が広くなるので外構費用も高くなっていきます。
例えば、10m四方の約30坪の土地にフェンスを設置する場合で考えてみましょう。安いタイプのフェンスで激安店で依頼しても1mにつき7,500円程度かかります。1辺につき10mで75,000円、仮に2辺だけ施工するとしてもこれだけで15万円です。さらに最初の外構プランはフェンスも良いものを取り入れている場合、倍以上になっているかもしれません。
土地がもっと広くなればフェンスを施工する距離も長くなっていくので更に費用がかかっていくことなります。なので施工面積が広い場合は高額になります。都市部よりも農村部のほうが土地が広くなるので外構の費用は高くなる傾向があるそうです。
「外構の費用は住宅の建築価格の10%が目安」というのはあまり当てにしないほうが良いと思います。ローコスト住宅にするか、大手ハウスメーカーにするかでも変わってくるので、10%超えているから高いという話ではないです。
割引が少ない会社だった
会社によって強み弱みがあります。外構のプランを一緒に考えてくれるような外構業者は土間打ちからカーポートや門扉などの設置、植栽まで全部一括してやってもらえます。一方で、カーポートなどの割り引きがあまりされない会社もあります。
そういう場合はカーポートなどだけ別途、自分で見積もりを取って他の会社に依頼するという手もあります。「分離発注」というのですが、やり方や効果などを紹介した記事もありますので、興味ある方はご覧ください。
高くなった外構プラン、安くする方法
基本的には比較検討が外構費用を抑える最高の手段になります。ここからは、何をどう比較検討すればよいかを紹介していきます。
外構のタイプを見直す
外構のタイプは大きく「クローズ外構」「セミクローズ外構」「オープン外構」の3種類に分かれます。
「クローズ外構」は塀やフェンスで外から見えにくく、外部の人が侵入しにくいタイプ。
「セミクローズ外構」はお庭などの一部を外壁やフェンスで囲って、アプローチから駐車場などは柵などを設けずに出入りをしやすくしたタイプ。
「オープン外構」はフェンスなどをもうけなかったり、塀を低くして開放感あふれるタイプの3種類。
外構のタイプ別の特徴やメリデメを紹介してますのであわせて御覧ください。
この中で1番費用がかかるのがクローズ外構。塀やフェンスなどをがっつり使うため費用が大きくなります。提案されたプランがクローズ外構だったら、フェンスなどを少なくしてセミクローズ外構に変えてみたり、いっそオープン外構にしてしまうという手もあります。
セミクローズ外構も、オープンを検討したり、フェンスなどを使うクローズな部分を減らすだけで価格を浮かせることが可能ですよ。どのタイプが良いか比較検討しましょう。
いるもの、要らないものを整理する
「外構は住んでからも続く」とおぼえておくと良いでしょう。
お家の中も住んでいくにつれて整理棚を増やしたり、突っ張り棒を使ったり自分たちが住みやすいように変わっていくと思います。お庭も同じで、住んでみて、木を植えたり、防草シート張り直したりと少しずつ変わっていきます。完成して「はい、終わり」ではないのです。
そこで、外構工事もこれは急がなくて良いものだったり、あとから自分でやれそうなものだったり比較検討して、最初の新築工事で省いてしまうというのも手です。
自分でやれそうなものを削る
「見栄えを優先したいもの、プロに任せたほうがいいものは業者に依頼する、コストを優先したいときは自分でやる」ということを意識しておくと費用を浮かしやすくなります。
たとえば、自分でやれそうなものとしては以下のものがあります。
- 芝張り(㎡単価1,500円)
- 防草シートの設置&砂利を敷く(㎡単価3,000円)
- 花壇作り(60,000円)
- 寄植え(14,000円)
- シンボルツリーなどを植える(樹種によるが数万円)
- ピンコロの縁取り(㎡単価5,500円)
参考までに私の家のときの見積もりもカッコ書きしておきました。これら全部、自分でしたら10万円以上浮くことになります。結構大きくないですか?
例えば、駐車場やアプローチ周り、土留めなどないと困るし、プロに任せたほうが安心なものだけやってもらって、それ以外は保留しておくという手もあります。
レンガの花壇づくりを自分でした話を紹介しています。興味があればあわせて御覧ください。
我が家では天然芝を張ってもらったのですが、育ち具合とかをみて自分でやっても良かったかなと地味に後悔したポイントです。費用を浮かす意味でも芝張りを自分でするのは有りだと主まいます。なお、ズボラで育て方もわからない人間が庭に天然芝をいれてみてどうなったか、暮らしてみて感じた良い点、後悔ポイントをまとめた記事もあります。もし興味がありましたらご覧ください。
シンボルツリーに関しては200人に何を植えているか、植えてよかった点と後悔を聞いた結果をまとめて人気樹種TOP10を紹介した記事もあります。自分で植えるかどうかにくわえてどの樹種が良いか気になる人はぜひいろいろな樹種の実態も合わせてチェックしてみてください。
グレードを比較検討してみる
外構で使われるアイテムは高いものは本当に高いです。
見栄えや機能を重視しておしゃれなものを選べばそれだけ費用が高額になります。また最初の見積もりで出されたものは比較的良いものを使う傾向があるので、グレードを下げるだけでも費用の節約になりますよ。
生垣の場合は、樹種を変えたり、植える間隔を広げたり、樹高が低いものを選ぶことで変えられます。生垣のある暮らしについて解説もしてますので、もし興味があれば御覧ください。
高額なものを見直す
例えばカーポートをYKKAPのエフルージュシリーズで見ると、FIRST 600タイプが264,300円なのに対し、プラス FIRST 600タイプは421,900円。15万円以上変わってきます。
ブロック塀も使われるものを変えるだけで費用が大きく変わってきます。マチダコーポレーションのカタログで、1番高価なアイテムは「アルペR」で1㎡あたり19,250円。安価な商品は「ピースマイル12」は9,250円と10,000円の差があります。ブロックは複数使われるものなので、少し安くなるだけでも大きく変わってきます。
このようにどのアイテムを使っているか、チェックして、他の商品で良さそうなものはないか、各会社のカタログをチェックしてみましょう。
また、ウッドデッキも見直しポイントとしては有効です。ウッドデッキに関して自宅に設置した人にアンケート調査を行い、60人から回答を得ました。その中でウッドデッキのサイズに関する質問で回答数が一番多かった「1.5㎡以上4.5㎡未満」だけに絞って見てみると、「50,000円未満」が10人、「50,000円以上150,000円未満」が13人、「150,000円以上500,000円未満」が8人という結果に。つまり似たサイズでも会社やグレードが変われば大きく値引きができることを示唆しています。このウッドデッキに関するアンケート結果にもとづいてみんなのサイズや価格、後悔ポイントをまとめた記事もありますので興味があればご覧ください。
人の目が気にならないところはグレードを落とす
見栄えする家にしたい人にオススメなのが、ひと目につかないところは安い商品にするという手です。
例えば家の人しか通らない裏口の扉を安い商品にする、庭の中のピンコロの縁取りはやめて、ただのレンガにしてもらうといった具合でプランを見ながらここは力を入れる入れないのメリハリを付けるとすこし費用が浮くことになります。
会社を変える
これは最終手段ですが、別会社に同じように要望をお伝えして出てくる見積もりをチェックして、より安く良いプランのものに変えるのも手です。
正直、外構の良し悪しは最初は全然わかりません。いろんなプランを見ることで、素敵なアイデアを取り入れたり、ここ安くなりそうという発見があったりするので、1社だけに聞くのは個人的にはおすすめしません。
私のときは、何回かプランをもらううちに他社ではお金を要求されなかったもの(標準工事の範囲内)を工事の見積もりに入れてくる社もあったりしたので、割りを食わないためにも相見積もりは絶対にしたほうが良いです。もし、もう一回家建てるとしても外構の相見積もりは絶対にやります。
とはいえ、「業者を探すのはめんどう」という東京・千葉・埼玉・神奈川にお住まいの方には「ロイヤルガーデン」がオススメです。年間3000件の施工件数を誇る=メーカーへの発注数が多く割り引きが効きやすくなる、設置などにも問題なく行えている証拠で安心してお願いできます。365日年中無休で対応してくれいて、現地調査や見積もりまでは無料で対応してもらえます。費用感を把握するためにとりあえず問い合わせてみましょう。
相見積もりについてメリデメや実際にやってみて感じたことなどをまとめた記事や相見積もり経験者にアンケートして「みんなの実際」を聞いてみた記事もあります。これを機に相見積もりに興味が湧いてきた方はあわせて御覧ください。
削り過ぎには注意
実際に新築住宅の外構工事に関するアンケートをしてみると、費用を削りすぎて見た目が悪いというのを上げる人も何人かいました。上限いくらまで出せるかを意識しつつ見栄えにこだわったほうが良いところはこだわると良いでしょう。なお、このアンケートできいた敷地面積がどれくらいでいくらかかったかや外構の満足度や後悔ポイントをまとめた記事もありますので興味がありましたら合わせてご覧ください。
まとめ
- 外構費用を抑えるのは最初のプランを元に「比較検討」をするのが近道。
- 自分でやるところ、力入れずにグレードを下げるところを決めると外構費用減額がはかどる。
- 別の会社に依頼して本当に適正価格かチェックするのも手。
余計なコストが減ればその分、他に回せたり、支払いが楽になったりとプラス要素が多いのが外構工事です。うまくやりくりをして、費用を抑えながら素敵なお庭を目指しましょう。
絶対に失敗したくない外構工事においてセカンドオピニオンももらうことが大事になってきます。
しかし一括見積もりとなるといろんな会社から際限なく営業がかかってきて疲れるということもありますよね。。。4社から相見積もりをとって大変でした。
外構の相見積もりに関するアンケートの結果では「2社」に聞いたという回答が最も多かったです。複数社からお話を聞くことで安くなった、比較検討できた、交渉に使えたという声が多数寄せられていました。
アンケート結果の詳細はこちらをチェックしてみてください
そのため、一括見積もりではなく、実績のある会社2~3つから見積もりをとるのがおすすめ。
全国に店舗があり実績数が2万件と抜群に多いガーデンプラスは候補にいれたほうが良いです!受注件数が多いければ取引が増えるので値引きもしてもらいやすくなるからです。
気になる方はぜひチェックしてみてください。
お庭・外構工事のプラン・お見積り全国無料!10年保証付き【ガーデンプラス】外構の工事で見積もりからいろいろな工事の値段を紹介して、100万円があったら何ができそうかなどを考えた記事もあります。もしご興味があれば御覧ください。
お得に外構をする方法以外にもスケジュール感やいろいろな作業の費用など外構に関する基礎知識や役に立つ情報をまとめています。もし興味がありましたら、御覧ください。
コメント