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住宅展示場の注意点 家づくりの「最初に」行ったらダメな理由

住宅会社選び

こんにちは、福田栗作(@kurisakunchi)です。このブログでは注文住宅に関する話題についてユーザー目線で解説しています。

注文住宅が気になるから住宅展示場に行ってみようと思っているけど、あっているのかな…

この記事では注文住宅を建てるために住宅展示場に行くべきか悩んでいる人に、住宅展示場に行くべきか判断材料を提供しています。

この記事を読んでわかること

  • 住宅展示場の基礎知識
  • 住宅展示場に行くメリット
  • 住宅展示場にまつわる失敗談
  • 住宅展示場に行く時期

この記事を読んで住宅展示場に行くべきかどうか判断基準を得たら、行く時期も見えてきます。ぜひお役立てください。

住宅展示場とは?

複数社のハウスメーカーや工務店のモデルハウスが一箇所に集まる場所です。気になった会社のモデルハウスでそのメーカーの強みやウリを聞いたり、資料をもらったりできます。イベントがある日は普通に1日潰せたりもします。

矢野経済研究所によると、全国で352ヶ所(2018年5月時点)、出展棟数は計4,773棟に上ります。

住宅展示場に行くメリット

  • 各メーカーの最新設備を見ることができる
  • ローンの話などが聞けて家を建てるイメージが掴める
  • 気になったメーカーのカタログが資料がもらえる
  • 家の間取りや広さをつかめる

福岡で~となるとまず第一に名前が上がるのが「hit展示場」です。栗作もマリナ展示場に行きました。本当に注文住宅について一切何も調べずに行ったので本当に失敗しました。

住宅展示場での失敗談

ひたすら疲れて1日が終わる

お勧めしない理由の第1位が「ひたすら疲れる」からです。

モデルハウス行って営業の方から予備知識なくいろいろ聞かれて、いろいろな話をされます。

  • 予算はいくらぐらいか
  • いつぐらいに建てたいか
  • 土地は持っているか、ないならどこが良いか
  • 免震・耐震について
  • メーカーの強みについて
  • ローンの話

「検討を始めたばかりで、、、、」というと上記のことを中心に話が進んでいきます。話を最初は真面目に聞いていくのですが、知らないことだらけで、脳の処理が追いつかないというか、フル稼働させることになるのでのでかなり疲れます。例えば、前情報なく適当につけた放送大学を1時間ぶっ続けで見るって言われたらツラいですよね。状況としては初見放送大学に似てるかもしれません。栗作は始めて住宅展示場に行ってみたときは3社でお話を聞いたのですが、覚えているものほとんど無いです。

モデルハウスで営業の方から予算とかいつ建てたいか、土地の有無、住所とか聞かれて、個人情報だけ渡して、疲労感を得るのはもったいないので、いきなり住宅展示場はハードルがかなり高いと思います。

むしろ狭まる選択肢

もう一つが、住宅展示場に足を運ぶことで、自分の建てる家の選択肢が減っちゃうかもしれないからです。

なんか良いかもなって営業の人と話を進めていくうちに、「じゃあ完成住宅の見学会に行きましょうか」「住宅設備を体感できる施設があるので行きましょうか」などなど”より家を知ってもらうステップ”を踏んでもらおうとしてきます

「まぁ、良さそうだし行ってみようかな」ってとりあえず行ってみると参考にはなるのだけど、これで休みの日1日潰れます。また次のステップで進んで契約どうしましょうか?みたいに話が少しずつ外堀埋められます。

このように契約前提で話が進んでいく場合もあるので要注意です。他にもいろいろなハウスメーカー、工務店がある中で話が進んでしまうので、これは本当に残念なことだと思います。もしかしたら本当に建てたい家と実際はマッチしていないかもしれないからです。

栗作もI工務店の営業さんに連れられて色々行きました。住宅プランまで作ってもらって、予算出されたときに、「急すぎるし、もっといろいろみたい」って思って営業の人にもう少し考えさせてくださいっていって話を一旦ステイしてもらいました(その後、別の工務店さんにお願いするのですが)。

色々してくださった担当さんに対して、「断る」という気重なアクションも追加されますので、これもお勧めできない理由の一つです。

栗作自身の経験として、ステイしてよかったと思います。ここで一度立ち止まって、いろいろな会社から資料を取り寄せて、この会社が良さそう、こういう家つくりたいよねって妻ともう一度すり合わせて、その上で良さそうな会社にアタックしました。

なので、何もイメージができてない状態で行くと、建てたい家イメージが変に固まってしまうのでお勧めできないのです。

実は高嶺の花ばかり

最後の理由が、「この家いいな!」って思っても、その家、客寄せ用にオプションとかめっちゃついているスペシャル仕様の家です。住宅展示場に行くメリットの一つとして「最新設備を見ることができる」を挙げたのですが、逆を言うと一番良いもの=オプションを使った住宅設備を見ることができるになります。つまり「この家いいな!」を実現するには結構なお金を覚悟しないといけないのもマイナスポイントです。

家を建てるのに相当のお金が必要になる中で、更にオプションが必要になるのは避けたいところだと思います。栗作の経験談ですが、ヒノキを売りにしている工務店さんのモデルハウス、木の香りが本当に良くって「こういう家に暮らしたら気持ちが良いだろうな」って本当に思いました。でも、帰ってからそのヒノキの家について調べるとその工務店さんの「高いランクの家」になるので坪単価が上がるとネットで知り、「あ、これは無理」ってなったのは良い思いです。

家を建てる上で「予算」が一番大事なポイントですが、住宅展示場で夢見がちになってしまうのは注意点の一つだと考えてます。

住宅展示場にいつ行くべきか

では住宅展示場に行くのはいつがよいのか?

それはある程度家の方向性が決まってからのほうが良いと思います。方向性というのは家造りをする上で何を大事にするかということです。

「コスパ重視でお金かけずに行きたい」「やっぱり日本の伝統的な住宅がいい」「性能を追求して快適に暮らしたい」「木のぬくもりを感じる家にしたい」「趣味の楽器をできる家に」といった風にどういう暮らしがしたいか、どのような家が良いかをイメージできてから、そのイメージが実現しそうなメーカーさんのお話を聞きに行ってみてださい

言うなれば住宅展示場は「家を見る場所」ではなく「気になる会社の営業さんとお話する場所」と思っておいたほうが無難です。

最初は気になる会社がない状態で行くことになるので、外れやすいとも言えます!なので、記事のタイトルにもある「まず最初に行く」がNGだと思えるのです。

イメージが上手くできないという人はまずは間取りの失敗談を見てみてはいかがでしょうか?

間取りについて失敗・後悔したところをアンケート調査をしたところ330人から回答が集まりました。間取りの失敗・後悔を聞いたアンケートについて集計して後悔している場所をランキング形式でまとめた記事もありますのでもしよかったら御覧ください。

住宅展示場の裏技

とはいえ、「住宅展示場で家を見たい!」という人には設計士さんから教わった営業が来なくなる”魔法のコトバ”を伝授します。

ある打ち合わせ中の会話

栗作
栗作

ちょっと携帯がうるさくてすみません。。。職業柄よく電話が来るんですよ

設計士さん
設計士さん

職業柄のことってありますよね。僕はしょっちゅう展示場で家見てますし

栗作
栗作

え、設計士さんも行くんですか?というか行って良いんですか?

設計士さん
設計士さん

普通に行きますよ。それで、設計士ですっていうと営業もさっと引くのでじっくり見れます(笑)

栗作
栗作

(そんな裏技があったとは、というかそれ早く知りたかった)

そう「設計士です」といって業者になりきる。

確かに金にならない同業他社の人間を親切に相手しないですよね。栗作もこれを聞いたときは目からウロコでした。

試したことはないのですが、家を見たいときは使ってみるのも手かもしれませんね。

まとめ

住宅展示場は家造りに関する情報収集をするには最適な場所だと思います。ただそれはある程度知識を得てからの話です。

行って見る前にぜひどのような家に住みたいか、どのような暮らしがしたいかを具体的に想像してみて、「ここのハウスメーカーのお話を聞いてみたい!」という気持ちになったら訪れてみてください。

栗作は初っ端に住宅展示場に行って、最終的には数日無駄にしました。今、家造りを考えている人には同じ過ちを冒さないことを祈ってます。

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