こんにちは、福田栗作(@kurisakunchi)です。このブログでは注文住宅に関する話題についてユーザー目線で解説しています。
注文住宅のオプションで役立つものってなんだろう…
この記事では注文住宅のオプションが多すぎって迷っている人に、地味だけど「入れて良かった」と思ったオプションを紹介していきます。
紹介するオプションのポイント
- 役立つけど見落とされがちなオプション
- オプション導入による費用が多くても数万円で済むもの
- 導入すると生活の助けになるもの
- 紹介オプションが役に立つ理由
オプションをうまく住宅に取り入れてお家が完成した後の暮らしが少し便利になれば幸いです。
後悔したオプションに関するWeb調査をし、いらなかったオプション5選を紹介している記事もあります。興味あるかたは合わせて御覧ください。
カウンターキッチンのカウンターの笠木をチェンジ
キッチンとリビングが一体となって開放感が増すカウンターキッチン。お家が広く感じられますし、料理や洗い物の家事をしながら子どもも見られるので子育て世代には導入を考えてしまいますよね。
唐突ですがクイズです。カウンターキッチンの要壁の上の笠置、幅が何センチかわかりますか?
我が家の仕様を変える前は15センチで、大方同じぐらいの幅だそうです。どんな大きさかというと、ティファールの電子ケトル0.8Lの幅は16センチ、少しはみ出ます。
イメージしやすいように和皿のサイズをまとめてみました。濃い緑が大皿、やや濃い緑が中皿、薄い緑が小皿に分類されます。
仕様変更する前だと大きめの取り皿にあたる5寸皿だとぴったり。オカズやメイン料理が盛られた大皿はだいたいはみ出ることになります!なので我が家は10センチ広くして25センチにしました。大体のお皿とかを安心して置けます。
笠木はほんの少し高いところに位置するのでなにかの拍子に物が落下する事故を考えると、本当に地味ではあるのですが、仕様変更してよかったポイントです。
その後、猫を飼い始めて、笠木にフェンスを設置しました。ある程度広さがあるので、猫の通り道なったり、フェンス側にものを置けたりするのでやはり広くしておいてよかったと思います。詳しくは猫の台所侵入対策にフェンスを設置した経緯などをまとめた記事を御覧ください。
天井にハンモック金具の設置
天井にハンモックをつけるための金具を設置してもらい、室内でハンモックを掛けられるようにしてもらいました。
ハンモックの両端を1つの金具にかけておけば全然場所を取りません。使うときはハンモックの片側のカナビラを外して、反対側の金具に持っていけばすぐ寝られるようになります。 優雅な昼寝スペースをお手軽に作れるのでQOLがすんごく上がるのでこれは本当にお薦めです。
栗作の依頼したところでは金具は施主支給で、それ以外は無料で天井に補強材入れてもらい設置してくださいました。メーカーに寄っては設置費用や補強材の費用など追加で掛かる可能性がありますが、便利オプションです。
ハンモックのある暮らしの詳細は「ハンモックを室内で吊り下げている人の暮らし解説 注意点や設置方法は?」をご覧ください。
玄関の照明に人感センサー
はい、これも地味ですね苦笑。玄関の照明にセンサーがあると、夕夜に帰ったときに導入してよかったなぁって思う機会が多いです。
家に帰ったら真っ暗な玄関でスイッチをどこどこと手探りで見つける。疲れて帰ってきたときにこの時間がもったいない。特に旅行帰りや買い物帰りに手に荷物がいっぱいのときにこの状況は地味にツラいですよね。
玄関ドア開けて入ったら電気がパッとつく。これだけなのですが地味に役立つし、何万円もするものではないので、オプションの中でもコスパが良いと思います。
栗作はトイレに入れたかったけど、妻の「そこまではいいのでは」の一言に押され入れなかったことを後悔してます。それぐらい便利なので余裕があれば入れてほしいオプションです。
玄関について色んな人に後悔や失敗を聞いた記事もありますのでもしよかったら御覧ください。
無線ルーター置き用のニッチ
無線ルーターって置く場所次第で、家中まで届かなくなってしまうので、悩みどころだと思います。
我が家ではリモコンニッチの上にさらにもう一つスペースを作ってもらいそこにLANケーブルを出せるタイプのコンセントをつけて、壁掛けルーターを設置しました。
リモコンニッチは使用頻度が多いので、リビングの中央や生活動線の中心にくることが多いと思います。そこの上に無線ルーターを置くことで家中にWi-Fiを届かせたらと思って作ってもらいました。
結果は大成功で、1階からWi-Fiとばして、2階でも400Mbps~500Mbpsで安定して繋がるのでかなり助かってます。ニッチはアイデア次第で生活がかなり便利になったり、おしゃれになるのでおすすめです。
ニッチについての詳しい解説や、失敗したニッチの紹介などもしてますので、興味があれば御覧ください。
室内の引き戸を吊る
一級建築士、増田葵先生は『住まいの解剖図鑑』(エクスナレッジ)で引き戸についてこう語っています。
場所を取らないので、ドア(開き戸)に比べて邪魔にならないのが利点です。さらに、開き加減を自由に調整できるのも大きな利点と言えます。(中略)引戸だったら風を通すために少しだけ開けておくといった小ワザも効かせられます
増田葵 『住まいの解剖図鑑』(エクスナレッジ)
とても便利な引き戸。でも、普通の引き戸には長く住んでいくと1点とってもめんどくさいデメリットがあるのです。それは引き戸のレールに掃除機で吸えなかったほこりが溜まる。角のところに気がつくと溜まっていく。大掃除の日には爪楊枝で掘り出して、吸って、、、、衛生上気になるし、掃除が面倒ですよね。
これを一発で解消するのが「吊り引き戸」です。
レールを上に設置してスライドさせるので、上の画像のようにレールいらずで床が完全にフラットになります。なのでレールの段差で吸えないなんてもう言わせない。衛生的にも導入してよかったと太鼓判です。
ちなみに栗作の依頼した工務店では引戸の場合、既製のものではなく大工さんが合わせて作る予定だったらしく、導入したらむしろ総額が下がりました。この点も少しうれしいポイントです。
ダウンライトを深いタイプに
今回のオプションで一番地味だと思います。
最近、ダウンライトを多用して天井をスッキリ見せるという照明プランがメジャーです。インテリアデザイナーさんが最初の照明プランでめっちゃ多様してました。でも、栗作も妻もダウンライトはあまり好きではなくて、必要最低限にしてもらいました。
その理由は見上げると眩しくて目にくるから。このデメリットを少し減らせるのが深型ダウンライトです。光源が奥にあるので、下から見上げない限り、直で光が目に入るのを防いでくれます。
全部、シーリングライトにすると見栄えが悪いというインテリアデザイナーさんvs.眩しいから極力使いたくない栗作家。最終的に見上げる機会の少ない廊下とか洗面所や脱衣所、トイレといった長居しない場所は普通のダウンライト。LDKのうちくつろぐスペースはシーリングライト、ご飯食べるダイニングスペースとキッチンは深型ダウンライトで落ち着きました。くつろぎスペースを普通のダウンライトにしたら目にくるので、くつろげなかったと思います。眩しいのが気になるけど家をスッキリさせたい人には深型ダウンライトお勧めです。
玄関ドアをカードキー対応
こちらは標準装備になっているハウスメーカーもあります。栗作のところもそうでした。
最初は「普通の鍵でもいいのでは?」って思っていたのですが、今は楽だから絶対につけたほうが良いっていいますね。
ちょっとした散歩とかコンビニまで歩いていくとか車を使わないで出かけるときに荷物(キーケース)が減る。旅行先のホテルで普通の鍵だったときに、いちいち鍵を鍵穴に入れてが億劫になりました。日常のささやかな負担が減るので生活してみると便利さを感じると思うオプションです。
デメリットもあります。停電したりブレーカーが落ちたりした場合、カードキーでは入ることができなくなります。そういった場合はちゃんと鍵を使う必要があります。
ちなみに栗作はカードキーをカード収納付きアイフォンケースに入れてます。おっちょこちょいあるある「鍵持って出るの忘れて、帰ったのに家に入れない」がこれでほとんどなくなりました。たぶんこれもあってカードキー大好きになったのだと思います笑。
まとめ
オプションというと大々的な変更であったりするものもありますが、今回紹介したような地味な変更も生活する上では快適さを大きく変えてくれます。仕様変更による追加料金は会社によって違うので一概には言えないのですが、そこまで多額なものはないと思われます。
本当に地味なオプションばかりですが、お家の仕様をどうするか検討している方はぜひ視野に入れてみてはいかがでしょうか?
他にもおすすめのオプションなどありましたら、ぜひコメント欄にお寄せください。
なお、全然地味じゃないオプションももちろんいれています。それは掘りごたつ! リビングに掘りごたつを導入してみました。実際使ってみてどうか、メリデメなどを紹介してますので、興味があれば合わせてご覧ください。
住宅ローンは大丈夫?
地味なもの以外にもオプションを色々つけていったので、なんだかんだけっこうかかりました。これでローンが通らなかったらと思うとゾッとします。理想の家が出来上がって、素敵暮らしを描けたとしても実現する資金がなかったら絵に描いた餅になってしまいますよね。
なので住宅ローンはマイホームを建てる上で本当に大事です。でも、面倒だからハウスメーカーや工務店から勧められたところでローン組めばいいやってなりませんか? 我が家はでした。あとから計算すると金利が0.1%違うだけでも返済総額がかなり変わってくるのを知ってショックを受けました。
「借入額3000万円」「元利均等で返済」「返済期間は35年」「固定金利」の条件で1~1.5%の間で返済総額はいくらになるかまとめてみました。(住宅保険機構株式会社の返済の試算より)
- 1.0%の場合は総額35,567,804円(月々84,865円)
- 1.1%の場合は総額36,157,985円(月々86,091円)
- 1.2%の場合は総額36,754,301円(月々87,510円)
- 1.3%の場合は総額37,356,564円(月々88,944円)
- 1.4%の場合は総額37,964,849円(月々90,392円)
- 1.5%の場合は総額38,579,007円(月々91,855円)
0.5%違うだけでも支払総額が300万円変わってきます。
もっと比べるべきだったかな、がん団信(癌になったら支払いが免除になる保険)もっと調べておけばよかった、もっと仮に通りそうかだけでもいろいろな銀行に聞いておけば…などなどいろんなことが頭によぎります。しかも繰り越さなければ35年の付き合いになるのでよーーーく調べておかないとなんかの表紙に「あのとき、、、」ってなります。預金通帳見てもなります苦笑。
ちょっとそんな思いをしたくないなと思った方は比較サイトを使ってみてください。調べてみて良さそうに思ったのが「モゲチェック」というサイト。ネットバンクや大手銀行、地方銀行など主要金融機関を網羅していて登録者数は10万人を超える優良サイトです。
結果がすぐに表示されて、プロのアドバイスも受けられるという至れり尽くせりなところも良さそうに思いました。100万円以上節約できるチャンスなのでぜひ使ってみてください。
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