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【注文住宅】間取りの中でリビング・ダイニングが一番後悔 みんなの理由は?

家づくり

こんにちは、福田栗作(@kurisakunchi)です。このブログでは注文住宅や雨水タンクに関する話題についてユーザー目線で解説しています。

間取りでリビング・ダイニングの失敗を知りたいんだけど…

注文住宅の間取りで一番、失敗・後悔した場所のアンケート調査を当ブログで独自に行いました。330人中48人が後悔、失敗したと回答したのがリビング・ダイニング。

この記事では回答者から寄せられたリビング・ダイニングの失敗談を紹介していきます。

リビング・ダイニングの間取り、注意点は?

まずは注文住宅を建てて、暮らしてみて感じた、今建てるならここに注意したい、ここに気をつけてよかったという点を紹介していきます。

リビングの間取りを巡る注意点

テレビの位置

図面上ではわかりにくいけど、リビングの間取りを考えるときにテレビの位置は重要になってきます。

リビングのテレビは大きな家電で、テレビ線を出すコンセントはだいたい1つ。設置したらほぼ動かせない存在です。

そして、テレビの位置が決まったらソファーやテーブルの配置も決まってくるので、どこに置くかはしっかりイメージしてきましょう。

また、窓や照明の位置も気をつけてください。時間帯によっては外からの光や室内灯が明るすぎて画面が見えづらいなんてこともしばしば。

どこに置くか、光の影響を受けなそうかはイメージしてみておくと後悔が減らせますよ。

吹き抜け・階段

吹き抜け・階段がリビングにあることで住心地に大きく影響を与えます。

リビングダイニングの空調の効きにめちゃくちゃ出てくるからです。実際に吹き抜けを導入して後悔したという人の声はいくつもあがっており、失敗・後悔した声をまとめた記事もありますので興味がある方は合わせて御覧ください。

こうした吹き抜けの負の影響が気になる人は、家の隙間を減らして(C値を下げる)、断熱性能をあげることを意識しましょう。そうするとお家全体の空調の効きがよくなります。

ハウスメーカー・工務店を選ぶときにC値をちゃんと出している、C値が低い家を建てている実績があるところを選ぶと空調の効きが悪いリビングではなくなりますよ。

我が家はC値0.09。エアコン2台+シーリングファンフル稼働で快適に過ごせてます。シーリングファンをつけて家全体の空調の効きについて、どうだったかレポートした記事もありますので合わせて御覧ください。

トイレの位置

来客が多いご家庭はトイレの位置も注意が必要です。

トイレの位置によってはお客さんが使いづらい、お客さんに音が聞こえて気まずいという問題がおきるからです。

また、リビングは生活の中心になるのでトイレへアクセスしやすいように設置するのがおすすめです。

リビングの中央にトイレとかはアクセスがしやすくて助かるのでいいなって思います。一方で、音については注意が必要になってくるのでうまく工夫していきましょう

トイレについてもこの記事同様にアンケート結果をまとめていますので合わせて御覧ください。

ソファーはいる?

注文住宅の間取りやモデルルームってなぜかソファーがあること前提になってますよね。

我が家も打ち合わせのときに提案されて、間取りとかずっとみていたけどなぜかしっくり来なくてその理由がソファーがあるということでした。

地べたに座りたいし、冬はこたつという生活だったので、この点は本当に気になってしまって。ソファーありきの生活で提案されるケースもあると思いますが今の暮らしになぞって考えてみることがおすすめです。

我が家はソファーはいらないかわりに掘りごたつにしました。リビングに掘りごたつがある暮らしはどんなものかをまとめた記事もありますので、興味在る方はあわせて御覧ください。

ダイニングの間取りを巡る注意点

ダイニングテーブル

ダイニングテーブルは部屋全体を決める顔みたいな存在です。

大きすぎれば生活動線の邪魔になるし、小さすぎれば食事のときに不便ですよね。

これからご家族が増えるかもしれないどうなるかわからない中で小さい目のダイニングテーブルにするのも買い替えが必要になるので本当に迷うと思います。

考えるためのポイントは

  • 大きさをどうするか
  • 天板をどうするか

を決めると目当てのものが見つかりやすくなりますよ。

キッチンとの位置関係

ダイニングの快適さを上げるにはキッチンとの位置関係も重要。

料理中にダイニング、リビングを見渡せるようにするか、背を向けて集中するかで作業効率がかわってきますよね。一方で、小さいお子さんがいる家庭では見渡せるようにしたほうが安全だったり、会話ができたりするので背を向けるのは避けた方がいいというケースもあるでしょう。

キッチンの一部を壁につける「ペニンシュラキッチン」にするか、壁につけない「アイランドキッチン」にするかも検討したいところです。キッチンの行き来する人が多い場合、アイランドキッチンのほうがストレスが少なくなったりします。

我が家ではペニンシュラキッチンを採用したのですが、皿を置いてる棚がキッチンの奥の方にあるので配膳が面倒だったりします。どうしたら効率的に動けるかを意識してみるのがおすすめです。

キッチンの間取りについても同様に失敗・後悔をまとめた記事があるので合わせて御覧ください。

アンケート調査の概要

クラウドワークスを利用して、「【たった3問】注文住宅に関する調査」と題して2023年9月10日から23日までの間、アンケート調査を行い、330件の回答を集めました。

質問は内容は以下の3問です。

  1. 性別を教えてください。(男性、女性の二者択一形式)
  2. 注文住宅の間取りで一番失敗・後悔している場所を教えてください。(自由回答形式)
  3. 上記の質問で回答した場所の失敗した、後悔している理由を教えてください(自由回答形式)

「リビングを抜き抜けにしたところ、部屋が温まらず寒すぎる」というような回答は、場所の集計を「リビング」と「吹き抜け」にそれぞれ1票ずつ与える形で集計しているため、有効な回答は330人延べ378件でした。

この調査で、リビング・ダイニングは48票を獲得し、2位でした。

この調査の回答結果を集計し、後悔した場所をランキング形式で紹介している記事もあります。

シンボルツリーや生垣に関しても似たような調査を行って記事にまとめています。植栽について迷っているという方はぜひ御覧ください。

リビング・ダイニングを巡る失敗・後悔は

冷暖房・寒暖を巡る不便さ

  • オープンキッチンの中でもアイランドキッチンを小さい頃から憧れており、今回ハンセムさんのアイランドキッチンをセミオーダーで頼みました。
    アイランドにする為に6畳ほどキッチンで使うことになったので26畳ほどの一部屋をキッチンとリビングにしました。開放感はすごいあるのでお気に入りなのですがクーラーの事を考えておらず、今年の夏になり始めて広い部屋のデメリットを感じました。実際に涼しくなるのに1時間程かかり後悔しています。
  • オシャレで明るいが、冷暖房の効きが悪い。料理の匂いが2階にいく。
  • 吹き抜けを作ったために、冷暖房がなかなか効かない。
  • リビングを通ってから2階に行くのいいねと話していたのですが、冷暖房のことは全く考えていなくて冷気や暖気が階段から2階へ行ってしまうので、効率が悪く電気代もかかる。
  • パッと見はとても広くて良いように感じるが、冬場や夏場の冷暖房の温度管理がとても非効率。
  • 夫婦で話し合って決めた事ですがリビングに床暖房を付ければよかったと後悔しています。2人も実家がマンションだったため戸建ての冬場の床冷えの経験がなく考えていませんでした。1階にリビングがあるため冬場の床冷えは堪えます。家の中でも靴下が必要なほどなのでリフォームしてでも後付けしようか検討中です。
  • リビング階段が空調効率が悪く失敗した
  • リビングダイニングを広く取りすぎたため、冷暖房が効きづらい。
  • リビングを通ってから2階に行くのいいねと話していたのですが、冷暖房のことは全く考えていなくて冷気や暖気が階段から2階へ行ってしまうので、効率が悪く電気代もかかる。
  • 天井が高すぎて冷暖房の効きが悪かったこと
  • 窓の数を多くしすぎて、夏暑く冬が寒くなってしまった

階段に関する失敗や後悔したという声もまとめてみました。興味があればチェックしてみてください。

ChatGPTまとめ

  • オープンキッチンと広いリビングに関する意見:
    • アイランドキッチンを導入し、広いキッチンとリビングを作ったが、暖房や冷房の効きが悪いことに対する後悔が見受けられます。吹き抜けやリビング階段による冷気や暖気の移動が難点で、特に夏季にはクーラーの不足を感じ、快適性に問題が生じました。
  • 床暖房の不足とリビング階段による問題:
    • リビングに床暖房を導入しなかったことによる冬季の床冷えへの後悔があります。また、リビング階段の配置が空調の効率を損なっていると感じ、失敗だったと述べています。これらは冷暖房の非効率性につながっています。
  • 広い窓の影響:
    • 広い窓の数が多すぎたことで、夏は暑く、冬は寒くなるとの意見があります。窓の数や配置に慎重さが必要だったと感じています。

これらの意見からは、広いリビングやオープンキッチン、吹き抜けなどの設計要素が、季節ごとの温度管理や冷暖房の効率に影響を与えていることが分かります

収納

  • カバンやコートを無造作に置く行動をしているので、そのためのスペースがあれば良かった。
  • リビングに畳の小上がりを作り、その下を引き出し収納にしたが、驚くほど浅く出来上がり、物が収納しづらいこと。
  • 間取りを決めている時に、リビングに作り付けの収納をまったく考え付かなかく、物が溢れてしまうことです。
  • リビング収納をほとんどつくらなかったので収納スペースが少なくなってしまったことです。
  • 収納が少なく、物があふれている
  • ダイニングの壁際に自身のワークスペース(PCや趣味のものを置いて作業するところ)を造作したが、収納が少なすぎた。本棚のように少し作ったはいいが、A4サイズが縦に入らない寸法だったりして詰めの甘さがあった。変な空きスペースが出来たところにはカラーボックスなどを置いたりして元も子もない。収納の計画は大事。
  • 収納が少なくて、リビングがものだらけになっているから。

ChatGPTまとめ

  • 収納に関する意見:
    • カバンやコートの置き場所が不足していると感じ、そのためのスペースがあれば良かったという要望があります。
  • リビング収納の不足と作り付け収納に関する後悔:
    • リビングに作り付けの収納を考え付かなかったことで、物が溢れやすくなり、特に浅い引き出し収納が物を収納しにくくなったとの指摘があります。
  • 収納の計画の重要性と不足による物のあふれ:
    • ダイニングの壁際に造作したワークスペースの収納が少なすぎ、A4サイズが収納しにくい寸法だったことから、収納計画の重要性が示唆されています。また、リビング全体がものだらけになっているとの意見もあります。

これらの意見からは、収納の不足や計画の不備が生活の利便性や見た目に影響を与えていることが分かります。

この記事と同様に収納について失敗・後悔した人の回答全19件をまとめた記事もありますので、興味があればあわせて御覧ください。

家全体の間取り、レイアウト

  • リビングが狭いと感じて少し広げる設計にしてもらったが、間に少し出っ張った壁があるので部屋のコーデがしづらい。
  • リビングと和室2室を玄関をはさむ形にしましたが、リビングから和室に続くような間取りにすればよかったです。ライフステージの変化で家族構成や家にいる時間が長くなってきたので、リビングの狭さが気になるようになりました。玄関の位置を変えるリフォームは費用も高くなるから、長い目でみた間取りを考えればよかったと後悔しています。
  • 狭くて家族がいづらい環境を作ってしまった
  • 吹き抜けで開放的なのはいいのですが、こどもが大きくなり友達を連れてきたときに、リビングからキッチンまでが丸見えになってしまいます。あと、コンセントをあと2箇所ほど増やしたいところです。
  • 動線を考えて作ったのだが、その分リビングが狭くなってしまったから。
  • 思っていたよりも狭く感じた。

玄関との位置関係に悩む声もありましたね。玄関についても同様にアンケートの回答をまとめた記事もあります。もしよかったらチェックしてみてください。

吹き抜け

  • 窓は大きく、明るくしたいと思って吹き抜けで全面窓にしました。掃除が大変。日差しが暑い。夏は太陽が高いので問題ないが、夏の終わり?秋にかけて日差しでテレビも反射して見にくい。吹き抜けの窓にはカーテンがないから(すりガラス)日差しを遮れない。快適にリビングで過ごせないこと。
  • 騒音、焼き魚などニオイが2階にもあがる
  • 吹き抜け上部の窓ふきが困難、梁に乗って掃除する事が怖い。
  • 吹き抜けにした為、暖房、冷房のランニングコストがかかるから。
  • 吹き抜けにして、高い場所に大きな窓を2方向につけましたが、冬寒く夏熱い為

インテリア・家電関連

  • テレビを置く想定のスペースが1箇所だけで。さほど横幅がなかったので、大きなテレビに買い替えられない
  • ダイニングテーブルを置くと決めていたところが実際に住んでたら狭くて、思っていたより狭くて先に置きたいテーブルや家具のサイズを考えてリビングの大きさを考えておけばよかったなと思いました。
  • リビングにテレビチューナーの差し込み口を一箇所設けています。そのため、テレビの置き場所が決まってしまい、好きなようにレイアウト変更できないことに気づきました。無線LANのためネット環境には困っていませんが、有線で対応が必要となるテレビに関しては、融通が効かずちょっと後悔しています。
  • 電源コンセントの位置。
    テレビ台を設置する対面の壁に電源コンセントをたくさん設置。ここからアイロン、スマホ充電、空気清浄機などの電源を確保する予定だったが、ソファー購入の際にお気に入りのソファーのサイズが想定以上に大きく、悩んだ末にお気に入りのソファーを購入したが、ソファーで電源コンセントが隠れてしまい、電源コンセントを使う際はやむなくソファーを少し前に移動させコンセントを差し込まなくてはならなくなってしまった。

台所との兼ね合い

  • 今までが狭いマンション暮らしだった為、広いリビングにとても憧れがありました。その為リビングと、それに隣接する洋室も繋げて広々とした空間のレイアウトを最優先とした結果、土地の形状から、どうしてもキッチンがリビングのドアを開けてすぐ右側の間取りとなりました。間取りを決めた時は広々としたリビングに満足してしまい、キッチンの事を深く考えませんでした。結果出来上がって生活してみると、リビングに入って真っ先に目に入るのがキッチンでシンクも丸見えで生活感がとても出てしまっています。シンクの掃除はさぼれないですし、色々置物や飾りでキッチンが見えないよう工夫しごまかしています。もう少し良く考えるべきだったと反省しています。
  • キッチンとダイニングを行き来するのに少し効率が悪い
  • キッチンを独立させて、ダイニングと扉等でしきるべきだった。昨日香りが強い料理を作ると翌朝ダイニングに香りが残っている
  • 料理をしながらリビングにいる家族と話ができるのは良いが、テレビなどが気になって料理に集中できないことがあるから。

照明・採光

  • 暖かい光を求めて電球色にしたが、リビングの照明には暗かった。
  • 日当たりが悪く、昼間でも電気をつけないといけないこと
    2階は日当たり良好で、建築士さんから提案いただいた2階へリビングを作成するプランをもっと検討するべきでした。
  • 日当たりが悪く1日中暗い
  • リビングが吹き抜けになっていて吹き抜け部分に窓をつけたのですがその窓をもう少し大きめの窓にすれば良い奥の脱衣所まで陽の光が届いた気がするので少し後悔してます。

  • リビングに作った大きめな窓の先から、隣人の庭が丸見えでカーテンを開けられないから。
  • リビングの大きい引き違い窓からタイルデッキに出れるようにしましたが、軒がないために雨が降ると窓が開けられません。軒を作れば良かった点が最大の後悔です。

階段

  • 居間に階段があるのですが、ベビーガードなどを付けるのが難しい作りとなっており、育児中は赤ちゃんが登らないように見ているのが大変。今も階段で遊んだりと危ない状態。デザインはいいので、子供が大きくなればいいのですが、育児中はしんどいと思ってしまう。
  • リビング階段に憧れて建てましたが、住んでみるとリビングの音が2階にダダ漏れでうるさく、夏は1階の熱が階段から登って来てしまいとても暑くなります。
    位置を変えるかせめて階段の登り口に扉を付ければ良かったです。

その他

  • キッズカウンターを作りましたが、まだ子供が幼く使えず荷物置きになってしまっているためです。また、カウンター上にライトがないので勉強するにも厳しいかもしれないなと感じております。
  • ダークブラウン系の色にしてしまったため、思った以上に部屋が狭く感じてしまう。
  • 畳スペースが要らなかった。フローリングにすればよかった。

まとめ

リビング・ダイニングの後悔ポイント

  • 広くしたり、吹き抜けや階段があったりすると冷暖房の効きが悪くて電気代がかかる
  • 収納がないのでものがあふれる

多く上がっていた後悔ポイントは空調の効きが悪いことと収納が少ないことでした。この他にも狭かったり、台所との行き来がし辛いなど生活動線が良くないことを嘆く声も散見されました。

家ができあがる前に図面だけでは分からなかった、感じ取れなかったことが不満に上がるケースが多いことがわかります。

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