こんにちは、福田栗作(@kurisakunchi)です。このブログでは注文住宅や雨水タンクに関する話題についてユーザー目線で解説しています。
シンボルツリーにアオダモを植えるか迷っているんだけど…
200人にご自宅のシンボルツリーに関するアンケートを行ったところ9人が植えていると回答し、6番人気だったのがアオダモ。お庭に植えてみたいと考えている人向けに、回答者が実際に植えて感じた「良かった点」や「後悔・失敗したポイント」を紹介していきます。実際にアオダモを植えた人の本音なので参考になると思います。
アオダモの基礎知識
アオダモの基本情報
- 別名:コバノトネリコ、アオタゴ
- 分類:モクセイ科トネリコ属
- 原産地:全国に分布
- 開花時期:4~5月
- 樹高:5~10m(落葉中高木)
- 剪定:1月~2月中旬
- 街路樹では剪定がそれほど必要のない樹種として知られています。
アオダモの特徴※1
アオダモは日当たりの良い場所を好み、肥沃な土地でないやせ地でも育成するのが特徴です。
北海道でも育つので耐寒性や耐雪性、耐乾性もあるとされています。
おすすめポイントとしては、また注意すべき害虫も特に存在しないので育てやすいこと。さらに自然のままで樹形が整った形をしているため余計な剪定いらずなのも嬉しいポイントです。
アオダモの雑学
バットの木※2
野球のバットに求められるものは「反発力が大きく弾力性に富むこと、強靭で耐久性があること、軽量で振りやすいこと」の3つ。打つときにしなって、反発が係数が大きいアオダモはプロ野球用から練習用まですべて用途に使える材種だという。
1965年~2005年頃には多くのバットで使われてきた歴史があり、アオダモのバックが愛用されてきたそうです。現在は外国産の木を使ったバットが国内シェアの7割を締めているものの、今もアオダモのバット生産は行われています。
水が青くなるからアオダモ※3
アオダモの枝を水に浸すと、水が青くなることが名前の由来です。紫外線ランプを当てると青さが際立ってわかります。この色を発する物質は、クマリンの誘導体。
アオダモを植えた人の本音
調査の概要
クラウドワークスを利用して、「シンボルツリーに関する調査」と題して2022年10月23日~24日に調査を行い、110件の回答を集め、追加で2022年10月25日~30日に90件の回答をいただきました。
質問内容は以下の3問で自由回答形式です。
- ご自宅に植えているシンボルツリーの樹種を教えてください。
- シンボルツリーを植えて良かった点、気に入っているところを教えてください。
- シンボルツリーを植えて後悔している点、失敗したポイントを教えてください。
この調査の結果で、アオダモは9票を獲得し、6位でした。1位のオリーブ、2位のシマトネリコ、3位のハナミズキについても同様にまとめています。シンボルツリーの樹種をお迷いの方は合わせてご覧ください。
なお、200件の回答結果をまとめてランキング形式にまとめた記事もあります。他の樹種について迷っている人はこちらも合わせて確認してはいかがでしょうか。
また、生け垣についても同様に調査を行い113人から回答を得ました。こちの結果をランキング形式でまとめてみました。気になる方は合わせてご覧ください。
アオダモを植えて良かった点
- 葉っぱが枯れて落ちないから楽です。
- 雰囲気がオシャレで手入れが簡単なところ
- 庭の雰囲気がな明るくなると同時に隣家からの視界をさりげなく遮ることができ良いです。
- シンボルツリーは、その家の目印となる象徴的な存在になった。四方に枝を伸ばす樹木があると、敷地内への視線が遮られ、プライバシーが守られた。
- 全体的に外観の見た目が緑が増えて、ナチュラルな印象が出せた
- シンプルでおしゃれに見える。
白を基調とした家の外観と合っている。 - 手入れが簡単なところ。
- 外観の見栄えがよくなり、家全体の印象が良くなった気がする。
基本的に地面はコンクリートで固めているため、緑が入って自然を取り入れている感じがする。 - 水やりが殆どできていないが、しっかり成長していってくれて、手入れが楽なところ。
雰囲気がおしゃれになるところと手入れが簡単なところを評価する声が数件ありました。
ちなみにコニファーもかっこよくなる木です。実際に植えた方は「年々育って立派になっている」という声が上がっていました。詳細が気になる方はあわせてチェックしてみてください。
もともと日本の山に生えている樹種なだけに自然な感じが出るのが魅力と言えそうです。
アオダモを巡る後悔・失敗
- すぐに伸びるから切るのが大変です。
- 虫の駆除法とかを調べてから植えたらよかったと思いました。
- 手入れに結構時間がかかり栄養など費用もかかることです。
- 落葉樹なので葉を落とすため落ち葉の清掃が必要
- 紅葉とアオダモの組み合わせが統一感が無く、見た目がしっくりこないこと
- 落葉樹のため、冬場は寂しく感じてしまう。
- 落ち葉などで思ったよりも掃除の手間がかかる。
- 葉が落ちて砂利の間に入るが、葉が小さめなのでそれを取り除くのが大変。
- 手入れは楽だが、それでも枯葉を集めたり、周辺の草むしりをしたりそれなりに作業があるので、シンボルツリーを植えなくても良かったなとは思います。
後悔として一番上っていたのが「落葉樹なので落ち葉の清掃が大変」というものでした。
落葉樹に関しては、サクラや楓・もみじに関しても同様に落ち葉の掃除に悩む声があがっていました。いずれも同様にアンケートの内容をまとめていますので興味があれば御覧ください。
まとめ
- おしゃれな雰囲気にできて、なおかつ手入れが簡単と感じる人が多い
- 落葉樹なので葉が落ちる時期は掃除が大変
アオダモを植えて良かったと感じるところに家がおしゃれになった、手入れが簡単だったという人が多かったです。一方で落ち葉の清掃が大変と感じるところが後悔ポイントとして上がっていました。
アオダモを植えるかどうかを考える際の御役に立てたら嬉しいです。
余談ですが、植えるのも切るのも樹木について悩んでいる場合はプロにおまかせするのが一番です。植物は話しかけたり仕草を見せたりしないので自分の行なったことが正解だったのかわからないのが育てる上で一番むずかしいポイントです。管理人も実際に生け垣を管理していてもこれであっているかよくわからないまま過ごしてます。
そういう不安がある人は年間受付件数20万件以上を誇る、その道のプロ「【剪定110番】」に相談してしまいましょう。24時間受け付けている電話相談、プロが実地で見てくれる現地調査、現場を見た内容に基づく正確なお見積もりの3つが無料でしてもらえます。もちろん作業後の追加料金はなしで全国どこでも対応可能です。庭木1本から対応しているので気軽に聞いてみるのがオススメです。
シンボルツリーに関する情報以外にも外構のスケジュール感や減額方法など外構に関する基礎知識や役に立つ情報をまとめています。もし興味がありましたら、御覧ください。
参考文献
※1:北海道建設部建設制作局「街路樹点検マニュアル」
※2:脇田健史、松下幸司「野球用木製バットの材種と流通」
※3:県立広島大学「アオダモの花」
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