こんにちは、福田栗作(@kurisakunchi)です。このブログでは注文住宅や雨水タンクに関する話題についてユーザー目線で解説しています。
シンボルツリーにサクラを植えようか迷っているだけど…
日本の樹といえばと真っ先にあがりそうなのが「サクラ」俳句の季語でも花といったら「サクラ」のことを指しますよね。人気樹種だけにお庭に植えてみたいと思いませんか? きれいな花が咲くのはもちろんですが、一方でデメリット、後悔もあります。自宅のシンボルツリーにサクラを採用した人が明かす植えて良かった点や後悔・失敗をまとめました。
この記事ではサクラだけでなく、同じサクラの樹の仲間のシダレザクラとサクランボを植えた人の声も紹介していきます。
サクラとは?
サクラの基礎知識
- 分類:バラ科サクラ属
- 原産地:東アジアを主とした北半球の温帯
- 開花時期:1~6月、10~12月
- 樹高:2~20m(落葉性低木~高木)
- 剪定:1~2月が適期
- 「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」ということわざもあるとおり、剪定を嫌う樹種
- 理由は腐敗菌が入って枝枯れしやすいため
- 「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」ということわざもあるとおり、剪定を嫌う樹種
サクラの特徴
桜といえばソメイヨシノを思い浮かべる方も多いですが、横に広がるので家庭には不向き。道路にはみ出たり、お隣さんの敷地に入ったりしては迷惑になるので、他の品種がおすすめ。
サクランボとサクラは同じバラ属サクラ科に分類され、樹木自体で見極めるのは困難。
サクランボだけでなく様々な品種のサクラが日本では育ていて、野生しているのは100種類、園芸品種は200~300種類もあるという※1。
サクラの育て方※2
植える際のポイントは「日当たりの良い、水はけの良い湿り気が適度にある肥沃な土地」がベスト。日陰、水はけの悪い、地面が硬いといった場所では育ちにくいので注意しましょう。時期は落葉期の11月中旬~12月上旬または2月下旬~3月中旬で、寒さが厳しい時は避ける。
植えてから雑草は養分を奪われたり病害虫のすみかになるので早め早めに対処する。肥料は落葉期間中に与えること。
サクラの害虫
クビアカツヤカミキリ※3
バラ科の樹木を食害する外来の害虫で、本来は中国、朝鮮半島、ロシアに分布していた。
加害されると樹皮に亀裂が入ることが多く、樹皮に裂け目がある樹を選んで産卵している可能性があるという。表面がなめらかな若い木は好まない傾向があるという。
被害を受けると、幹の地際に木くずと糞のまざったフラスが見つかる。
その他の害虫※4
- モンクロシャチホコ
- 葉っぱを食い荒らす害虫で、すべての葉をやられるケースも。定住性があり、一度被害を受けると翌年以降も被害を受けやすい傾向がある。
- アメリカシロヒトリ
- 毛虫。葉を食害する。2000年初頭ごろの都内では見かけることが減っているという。
- コスカシバ
- 木の内部を食い荒らす害虫。幼虫が5月頃から発生する。被害を受けると、フラスが目立つようになる。
サクラを植えた人の本音
調査概要
クラウドワークスを利用して、「シンボルツリーに関する調査」と題して2022年10月23日~24日に調査を行い、110件の回答を集め、追加で2022年10月25日~30日に90件の回答をいただきました。
質問内容は以下の3問で自由回答形式です。
- ご自宅に植えているシンボルツリーの樹種を教えてください。
- シンボルツリーを植えて良かった点、気に入っているところを教えてください。
- シンボルツリーを植えて後悔している点、失敗したポイントを教えてください。
この調査の結果で、サクラは7票を獲得、枝垂れ桜とさくらんぼはいずれも2票獲得してました。1位のオリーブ、2位のシマトネリコ、3位のハナミズキについても同様にまとめています。シンボルツリーの樹種をお迷いの方は合わせてご覧ください。
なお、200件の回答結果をまとめてランキング形式にまとめた記事もあります。他の樹種について迷っている人はこちらも合わせて確認してはいかがでしょうか。
また、生け垣についても同様に調査を行い113人から回答を得ました。こちの結果をランキング形式でまとめてみました。気になる方は合わせてご覧ください。
サクラを植えて良かった点
- 春になったら家の窓から綺麗な桜が見ることができるので、自宅でお花見を楽しめる。
- 毎年花見が出来ること。
- 春に可愛い花を咲かせてくれるのと夏には青々と緑の葉で影を作ってくれるからです。
- 毎年咲く花が増えて育っていくのが楽しみになっている。
- 毎年綺麗な花を咲かせてくれるのでお花見会場などに行かなくても自宅でお花見を楽しむことができます。二階の窓はちょうど花が広がっているので芸術的です。
- 春になると満開になるので、自分の家では花見ができるところ。
- まだ小さな木だけど、いつかきれいな桜を咲かせてくれる日をワクワクしながら待っていて、その待つ時間も楽しいです。
桜は春になると花が咲き誇るのが嬉しいですよね。シンボルツリーに選んだ人の多くから、花がさくので植えて良かったという声が寄せられました。
花を楽しめる木をシンボルツリーにしたいとお考えでしたら、ウメやツバキもいかがでしょうか?
この記事と同様にウメを植えた人の声をまとめた記事やツバキを自宅の生け垣やシンボルツリーにした人の声をまとめた記事もありますので、興味があれば御覧ください。
サクラを巡る失敗・後悔
- 秋冬の落ち葉掃除が大変。
- 二本植えたため、結構スペースを取ってしまい、邪魔な時がある。
- 毛虫がたまにいて駆除が大変な事です。
- もし引っ越すときになったときに一緒に持っていけないので鉢植えにすればよかったと思う。
- 毛虫などの害虫の駆除がとても大変。
- そこまで大きくはないのですが、サクラが散った際にご近所に迷惑がかかりそうで不安。
- 癒されたいなと思って庭の片隅に植えてしまいましたが、大きくなったらどうなるのか想像がつかないことです。虫害も心配です。
サクラは落葉樹なので落ち葉の掃除に悩む声もありました。同じ落葉樹でアオダモにも同様に植えた人は落ち葉に悩まされていたのでこの点は注意が必要かもしれませんね。
また、ジューンベリーも実や鳥の糞の掃除に悩む人が多かったです。掃除が悩ましい木を植えた人の声が気になる方は以下も御覧ください。
シダレザクラの良かった点・失敗&後悔
植えて良かった点
- 家でお花見ができる
- 春になると、家の中からでもお花見ができるところ。
植えて失敗・公開したポイント
- 敷地のど真ん中に植えたが、ぐんぐん伸びているため、これからがやや不安。
- 大きくなりすぎて、手入れが大変。
サクランボの良かった点・失敗&後悔
植えて良かった点
- 春に満開に咲いて綺麗
- 春になると花を咲かせて可愛い赤い実ができるところ
植えて失敗・公開したポイント
- 虫がよりつく
- さくらんぼを狙ってる鳥との攻防戦
まとめ
- 実は庭木にはソメイヨシノは向かない
- サクラ系は花見ができるのが最大の魅力
- デメリットは毛虫が発生する可能性がある
これらのシンボルツリーに採用した人の本音が検討に材料になったら嬉しいです。
余談ですが、植えるのも切るのも樹木について悩んでいる場合はプロにおまかせするのが一番です。植物は話しかけたり仕草を見せたりしないので自分の行なったことが正解だったのかわからないのが育てる上で一番むずかしいポイントです。管理人も実際に生け垣を管理していてもこれであっているかよくわからないまま過ごしてます。
そういう不安がある人は年間受付件数20万件以上を誇る、その道のプロ「【剪定110番】」に相談してしまいましょう。24時間受け付けている電話相談、プロが実地で見てくれる現地調査、現場を見た内容に基づく正確なお見積もりの3つが無料でしてもらえます。もちろん作業後の追加料金はなしで全国どこでも対応可能です。庭木1本から対応しているので気軽に聞いてみるのがオススメです。
シンボルツリーに関する情報以外にも外構のスケジュール感や減額方法など外構に関する基礎知識や役に立つ情報をまとめています。もし興味がありましたら、御覧ください。
参考文献
※1:ジャパンナレッジ「サクラ(桜)」
※2:日本花の会「桜の植え方・育て方マニュアル」
※3:加賀谷悦子「侵入害虫クビアカツヤカミキリとサクラの被害」
※4:小林明「2006年の東京都におけるサクラ類の主な害虫」
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