こんにちは、福田栗作(@kurisakunchi)です。このブログでは注文住宅や雨水タンクに関する話題についてユーザー目線で解説しています。
小型雨水タンクでどれにしよう…
初めて雨水タンクを選ぶときにどれが良いかすごく迷いますよね。私もどれがいいかサイズとか値段とか色々調べて決めたのですが、比較するとだいぶ選びやすくなると思います。
そこで今回は雨水タンクを初めて購入する方でも手が出しやすい人気小型タンクのコダマ樹脂工業「ホームダムミニ」とハーコスター「スペースセイバー」を比較してみます。試しに買ってみてもっと水を使うとわかって同じものを買えばタンクをパイプで連結するだけ。新規に買ってまた雨樋を切るよりも楽に増設できるので初めての雨水タンクにオススメですよ。
この記事でわかること
- ホームダムの長所短所
- スペースセイバーの長所短所
こちら2商品は比較サイトmybestの「雨水タンクのすすめ人気ランキング」という記事でTOP3に入る人気商品です。それぞれのレビューはあるものの比較したものはないので比べてみました。購入の参考になったら嬉しいです。
ホームダムミニとスペースセイバー徹底比較
仕様を一覧にまとめました。
価格はホームダムミニ
価格を見るとホームダムミニが圧倒的に安いことがわかります。本体価格10,000円は雨水タンクの中でも最安値。本体価格を容量(L)*水道代で割って何回満杯になったら元を取れるか計算してランキングを作成したときも1番コスパが良い商品でした。
スペースセイバーもコスパが良い商品のですが、それを上回る良さでした。価格重視の人にはホームダムミニがオススメ。
設置場所を選ばないのはスペースセイバー
続いてサイズを見てみましょう。ホームダムは幅65センチ、奥行き40センチ。スペースセイバーは幅、奥行きともに38センチとなっています。
スリムで起きやすいはスペースセイバー。サイズ感としてはガスボンベ50kgと同じくらい。こう考えると通路程度のスペースにも置けそうなのがわかりますね。都内などの住宅密集地で、狭小地にお住まいの方向きのタンクと言えます。スタイリッシュで場所を選ばないのが嬉しいポイントです。
一方でホームダムミニのサイズ感はエアコン6畳用の室外機をイメージするとつかみやすいです。幅は同じか小さいぐらいで、奥行きはやや大きいぐらい。設置する場合はもう一つ室外機を置いて、楽に通れるかじゃまにならないかどうかという観点でみてみると置き場所として問題ないかが想像しやすそうですね。
コダマ樹脂工業「ホームダムミニ」の注目ポイント
注意点
足場が必要
ホームダムミニは台を使わずに直接置くと使いづらい点は注意しましょう。商品画像を見るとわかるのですが、台や足場がないとじょうろが置けません。
一方で台をつけると追加料金が発生してコスパの良さが損なわれるのも悩ましいところですよね。そこでコンクリートブロックを2つ買って台にしてしまうのがオススメ。ブロックのサイズ的に足場にちょうど良いですし、コストも1,000円以内で済みます。
標準対応の雨樋が少ない
対応する雨樋は丸樋が55~75ミリ、角樋が60ミリ。スペースセイバーと比べても対応レンジが狭いと言えます。また、商品が丸樋用と角樋用に分かれているので注文する際は間違えないように気をつけましょう。
対応外の雨樋だった場合は異径継手を別途購入すれば大丈夫。届いたときに取り付けられないがないように注文前に雨樋のサイズを図っておくというのはマストです。
おすすめポイント
やはり1番の魅力は価格。段違いのやすさなのは嬉しいですよね。補助金が利用できる自治体にお住まいの場合は数千円で購入できるので手軽さがすごい。価格以外にももう1つオススメポイントがあります。
メンテナンスがしやすい
雨水タンク内に溜まった泥やごみを捨てる排水ドレン。これがタンクの側面についているのでメンテナンスがしやすくなっています。排水ドレンが後ろについている製品の場合、タンクをずらしたり蛇口を外したりするひと手間が必要になってきます。なので、側面に排水ドレンがあるのは掃除のしやすさが上がるので推しポイントです。
雨水タンクからきれいな水を使い続けたい人にはもってこいです。
雨水タンクのメンテナンスについて解説した記事もあります。掃除方法などが気になる方は御覧ください。
ハーコスター「スペースセイバー」の注目ポイント
注意点
マニュアルなどを調べてみたのですが、排水ドレンがなさそうです。正面と裏に蛇口取付口があるので、メンテナンスで雨水タンク内を清掃するときはどちらかを開けて、水を出すことになります。
壁を背にしてつけた場合、蛇口を外すか、裏から開けるために動かすかになります。蛇口を付けたり外したりして、水漏れがしやすくならないかが気になりますね。裏からの排水する場合は動かすのでひと手間かかるのが悩ましいポイントになります。ホームダムと比べるとメンテナンス性はやや劣りそうですね。
ただ雨水タンクの掃除は1年に1回するかしないか(しない方も半数近くいます)なので、そこまで神経質にならなくても問題ないポイントではあります。
おすすめポイント
スペースセイバーには場所を選ばない、設置するときのサイズ感がつかみやすい、英国製でスタイリッシュでかっこいいだけではない推しポイントがあります。
雨樋を切るポイントがわかりやすい
ハーコスターの雨水タンクは雨樋を切る位置がわかるテープが付属品にあります。使い方は簡単。タンクに書かれた「water level」という線に合わせて付属テープを雨樋に付けます。それを目印に切って集水器を取り付けるだけなので初めて雨水タンクを買って自分で設置する人には本当に助かる仕組みになっています。
雨樋の切る位置を間違えて集水器を取り付けたら、タンクから水があふれるオーバーフローになったり、水がたまらなかったりするので散々です。やり直すにしても雨樋を取り付け直して切る場合、修理費で数万かかるケースもあります。なので、切り取る場所を間違えにくいのは推しポイントです。
まとめ
- 価格重視の人にはホームダムミニ。
- 場所を選ばず設置できるのはスペースセイバー。
人気商品を比較してみるとそれぞれの長所短所が見えてきました。
ホームダムミニはコスパが良い反面、対応雨樋が絞られてしまう。
スペースセイバーは場所を選ばず、かつ、初めてでも設置しやすいけど、メンテナンスが少し大変そう。どちらも価格が安く使い勝手が良い人気・雨水タンクなので気に入ったら買ってみてはいかがでしょうか。
商品情報以外にも設置にかかる費用やボウフラ対策、補助金などについてお役立ち情報をまとめています。雨水タンクに関する疑問を解消する内容ですので、もしよかったら御覧ください。
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