こんにちは、福田栗作(@kurisakunchi)です。このブログでは注文住宅や雨水タンクに関する話題についてユーザー目線で解説しています。
注文住宅の物干しスペースの失敗を知りたいんだけど…
注文住宅の間取りで一番、失敗・後悔した場所のアンケート調査を当ブログで独自に行いました。330人中14人が後悔、失敗したと回答したのが物干しスペース。
この記事では回答者から寄せられた物干しスペースの失敗談を紹介していきます。
物干しスペースを巡る注意点
まずは注文住宅を建てて、暮らしてみて感じた、今建てるならここに注意したい、ここに気をつけてよかったという点を紹介していきます。
洗濯機→干すまでの動線
一番重要と言っても過言ではないです。
選択は毎日する家事の一つ。ここでストレスがたまるとせっかくの注文住宅の暮らしも嫌になってしまいますよね。なので洗濯物の動線は本当に重要になってきます。
暮らしてみて感じた重要ポイントは
- 洗濯物がうまく集まるようにできているか
- 洗濯完了から干すまで無駄はないか
です。
洗濯物が集まるか
洗濯物が散らかりやすい、脱ぎ散らかす家族がいるなどの場合は洗濯し忘れや洗濯物回収の手間が増えてそれだけでストレスなので、以下に洗濯物が集まりやすいか考えましょう。
我が家の場合は台所が奥にあって台所の布系の洗濯をよく忘れて、やってしまったとなりがちに。この点は意識したほうがよいです
干すまでに無駄はないか
また、洗濯機から干場までの位置関係は確認しておくと良いでしょう。
例えば一階の脱衣所に洗濯機がある家で外干しをする場合、1階に干すか、2階に上がって干すかで階段の上り下りが発生するので大きく変わってきますよね。
何処に干すか入念に考えましょう。
階段に関する失敗や後悔した声をまとめた記事もありますので興味があれば御覧ください。
外干しするかどうか
外で干すかどうかもぜひ検討してみてください。
我が家は最初のうちは外干しをしていたのですが、
- 黄砂が飛んでいる
- 花粉の時期は洗濯物を外に出したくない
- 室内干しでも十分乾くし、臭わない
- 屋根や庇(ひさし)がなく、雨が降るとすぐに濡れる
- 干している最中や出入りで虫が入ってきそう
という理由から、外干しをやめて年中室内干しになりました。
外干しするとおひさまを浴びて乾くので気持ちがいいのがわかりつつ、上記のデメリットが大きく感じてやめてしまいました。
外干ししていたときは、1階の脱衣所からリビングを少し通って、掃き出し窓からウッドデッキに上がって干していたので、動線的には移動が少なくて大正解でした。このように脱衣所からの距離や動線に問題がないかは外干しする場合意識しておきましょう。
外干しをやめて後悔している点が、物干し金具を設置したものの使ってない状態になっていること。外から家を見たときになくても良かったな、、、、ってよく思うので失敗しました。
サンルーム
部屋干しはあまり考えていないけど、外干しも面倒という人にはサンルームを導入するのもありでしょう。
サンルームは天井や壁を窓で覆ったガラス張りのスペースなので、日向ぼっこをしたり、外に出なくても野外を感じられる空間です。
太陽光がしっかり当たるので洗濯物を干す場所としても有効活用できるのが魅力的ですね。
家を開けることが多くて外干しを避けたい人や匂いが気になって室内干しを避けたい人にはおすすめです。
乾燥機導入も手
もう一つの方法は乾燥機を設置してしまうこと。
洗濯物干しスペースの話をしているので、それを使わない器具をすすめるのは本末転倒かもしれませんが、いっそ洗濯機のそばに乾燥機を設置して、洗濯物をそのまま突っ込んで回してしまうのも手です。
洗濯物が多いご家庭は干す時間もかなりかかりますよね。なら干さずに機械で乾燥させて、その間に他の家事も済ませたらかなりの時短になるでしょう。
管理人が一番使ってみたかったのは、リンナイさんから出ている乾太くん。
1時間程度で乾いて、熱を使っているので、洗濯物がふかふかになるそうで、友人から薦められたけど妻に反対されて導入しなかったのは結構後悔してます。
乾燥中は高温になるのでノミ・ダニを殺害でき、ニオイのもとも分解されるのも嬉しいポイント。離婚して洗濯物が少ないのでなくてもいいけどあったら嬉しいなんて思いながら過ごしてます。
アンケート調査の概要
クラウドワークスを利用して、「【たった3問】注文住宅に関する調査」と題して2023年9月10日から23日までの間、アンケート調査を行い、330件の回答を集めました。
質問は内容は以下の3問です。
- 性別を教えてください。(男性、女性の二者択一形式)
- 注文住宅の間取りで一番失敗・後悔している場所を教えてください。(自由回答形式)
- 上記の質問で回答した場所の失敗した、後悔している理由を教えてください(自由回答形式)
「リビングを抜き抜けにしたところ、部屋が温まらず寒すぎる」というような回答は、場所の集計を「リビング」と「吹き抜け」にそれぞれ1票ずつ与える形で集計しているため、有効な回答は330人延べ378件でした。
この調査で、物干しスペースは14票を獲得し、10位でした。
この調査の回答結果を集計し、後悔した場所をランキング形式で紹介している記事もあります。また1位のキッチン、2位のリビングダイニング、3位のトイレについても同様にコメントをまとめていますので合わせて御覧ください。
シンボルツリーや生垣に関しても似たような調査を行って記事にまとめています。植栽について迷っているという方はぜひ御覧ください。
物干しスペースを巡る失敗・後悔は
ベランダ、バルコニーの失敗
広さを巡る不満
- 狭すぎて洗濯物が干せない
- 部屋を広く取り、ベランダを最小にしたが、狭すぎて洗濯物を干すのに、窮屈に感じる。
- 狭くて洗濯物が干しにくいと感じるからです。特に布団を干す時はもう少し奥行きの幅があればどれだけ干しやすかったろうかと毎回思います。
- ベランダに水道をつけなかったので掃除が大変。
おすすめされたからベランダを広く取りすぎた結果鳥害に悩んでいる。外に洗濯物も干せないし広く取る必要がなかった。
日当たりに悩む
- ベランダを北向きに建ててしまい、洗濯物を干すときに陽の光が当たらないようになってしまった。
南側は住宅があるが、高さは十分あり南向きに建てることも可能だったが外観の加減で北向きにベランダがある方が収まりが良かったので、北向きにしたが住んでしまうと外観はあまり気にならず機能性を重要視した方がよかったと後悔した。 - ベランダを胸元までのコンクリートで囲ってしまった為、あまり光が取り入れられず2Fの部屋が暗くなってしまいました。
昔ながらの金属枠で囲う方が日中明るく、洗濯物も干しやすかったと思います。 - ベランダを設けた箇所が思っていた以上に陽が当たらなく、洗濯物が乾きずらい点です。道路に面した箇所にはベランダは設けたくないと思い、設計の段階で悩んだんですが…後悔しています。
使わなくなった
- 室内干しでほとんど使っていない、その分部屋を広くすればよかった
- 洗濯物を干したくて広めに作ったはいいが、ゴミと汚れは溜まるしで使い勝手が悪かった。管理するには小さく、掃除しやすいものにするべきだった
動線を巡る失敗、後悔
- 洗面脱衣所に室内干し用も一本あるのだが、基本天気のいい日は外に干したいので2階に行かないと物干しがないので一階にも壁に洗濯物干しをかけるバーを設置すればよかった。2階に行くのがめんどくさいことがある。
- 廊下と和室を繋げなかったので、洗濯物を干す手間が大きい
洗濯動線の起点になる脱衣所・洗面所についても同様に失敗・後悔した回答をまとめた記事があります。興味があれば合わせて御覧ください。
部屋を無駄に使っている
- 洗濯物干し場は特に考えず、外に干すか、小さいものは室内にと考えていましたが失敗でした。結局今は、1部屋を洗濯物干し場に使い、部屋を無駄使いしています。専用の洗濯物干し場を作ればよかったと後悔しています。
- 正直、うちは主人が1年中花粉症のために外に洗濯物を干さず、畳の部屋に室内で物干し竿をかけられる場所があるのでその部屋が洗濯部屋になっています。
それであれば室内干しを考慮して、サンルームを作ればよかったなと思いました。
その他
- なるべく広くしたつもりだったし、鏡も洗面台もこちらで手配して選んだサイズの大きいものをつけてもらったのですが、子供が女の子3人なので、朝の時間帯は鏡の前が大混雑している点。
他を削ってももう少し広さを確保するべきでした。
また、脱衣洗面所にはホスクリーンをつけて、乾燥室としても使っているが、女の子3人の洗濯物が多すぎて、干し場としての広さも足りなかったと思います。
まとめ
- ベランダ・バルコニーを洗濯物干し場とした場合、広さに悩むケースが多い。
- 外干しのつもりが室内干しになると部屋を無駄に使うことになり、後悔を感じるケースもある
- サンルームや乾燥機を設置することで洗濯物干しを巡る悩みを解消できることも
間取り図を見てみると気にならないことも住んでみると気になるなんてケースは多くあります。洗濯物干しについては、ベランダ、バルコニーが狭くて十分なスペースがなかったなんて声が多く見られましたね。
我が家の場合もですが、外干しするつもりだったものの部屋干し中心になり、一部屋を無駄に使っているなんてケースも。
こういった不満を減らすには実際の声を参考にしてみるのが大事だと思います。この記事がなにかの参考になれば嬉しいです。
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私は家を建てるにあたって11社から資料をもらって考えました(友人から多すぎってネタにされてます笑)。ただ、いろいろな会社を知ると予算で考える以外にも、木造か鉄筋か、高気密高断熱がいいか、和風か洋風か現代建築かなどなど、どこが自分に会っているか考える判断軸ができていくので家を立てた後のミスマッチは減ったと実感してます。
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