こんにちは、福田栗作(@kurisakunchi)です。このブログでは注文住宅や雨水タンクに関する話題についてユーザー目線で解説しています。
注文住宅のオプション、何にするか迷っている…
家造りをしていると、色んなオプションが魅力的だったり便利に見えてきたりしませんか?
気がつくと、当初予算を上回ってしまい、外構がしょぼくなど削れるところを削るなんて自体に陥ることも。
そうならないためにはつけなくてもいいオプションを知るのが大事ですよね。
この記事では「注文住宅のオプションで一番後悔した、使わなかったもの」を60人の方に聞いたWeb調査を基に、後悔した声が多かったいらないオプション5選を紹介紹介していきます。
調査の概要
クラウドワークスを利用して「【たった37問】注文住宅に関する意識調査」と題して2024年7月11日から25日までの間、アンケート調査を行い、60件の回答を集めました。
質問内容は以下の3問です。
- 性別を選択してください。(選択方式)
- 注文住宅を建てる際に導入した住宅設備のオプションで、暮らしてみて一番、後悔した、いらなかったオプションを回答してください。(自由記述方式)
回答例
・食洗機を深型にした
・吹き抜けを作った
・掘りごたつを導入した
という形で、どのオプションについてかご回答ください。 - 上記の質問で回答したオプションについて、後悔した、いらなかった理由を回答してください。 (自由記述方式)
同様にクラウドワークスを用いるアンケート形式で家の間取りで後悔している場所を聞いてまとめた記事や生け垣やシンボルツリーについての調査記事もありますので合わせて御覧ください。
この調査内容を基に回答数が多かった5つを「一番後悔したオプション」として紹介していきます。
床暖房(4票)
後悔した人の実際の声
- リビングの一角だけなので意外と使わなかった。それほど温かくならないうえに電気代などが気になる。けっきょく使わないまま冬を過ごすことが多かったです。まったく雪の降らない地方には必要ない設備かもしれません。
- そこまでわたしは寒さを感じないのであまり使用する機会がなかったです。
メンテナンスも必要だし、故障してしまったときは床の張替など設置以上に大変と聞いて困ってしまいました。ヒーターで十分なので後悔しています。 - 寒い時期に足元を温めたくて床暖房を設置しましたが、カーペットやその他の暖房器具を使うと床暖房を使わなくても、特に困りませんでした。今後故障した時などに修理のことを考えると床暖房をつけなくてもよかったのかなと思います。
- コロナ感染、ウクライナ戦争による原燃料高騰、円安による光熱費高騰前に家を建てたので、これほど、電気代が上昇するとは予想できず、冬場は床暖房をつけると電気代が月額2000円から3000円くらい高くなる原因だと思います。床暖房にするくらいなら電気こたつで十分我慢できました。
床冷暖房で後悔した人も
- 全室床冷暖房、空気を循環させるために天井サーキュレーターを導入したが、結局、めちゃくちゃ暑いとき(冬は寒いとき)にはエアコンをつけるので、壊れたときのメンテナンス費を考えると、それなら最初からエアコンだけにすればよかった。
サーキュレーターよりも移動できる扇風機のほうが便利だった。
食洗機(5票)
後悔した人の実際の声
- 食洗器内の汚れが気になるようになってしまい、結局自分で洗った方が気になる部分があまりないのと食洗器内の汚れ等も気にならないので、つけない方が良かったのかなと思い始めました。洗剤系も専用じゃないといけないので注意です。
- 食洗機が付いていたけど、いらなかった。自分で洗うのに慣れていて機械じゃ落ちないと思ってしまう。入れる前に少し洗ってから入れる工程が無駄に感じ、最初から普通に洗えば終わると思ってしまう。結局使わなくなり、場所だけとって邪魔になった。
- 家を建てて、4年程経ちますが、一度も食洗機を使用していません。未使用の理由としては、食洗機用の洗剤が必要な事、一度使うと食洗機中が汚れてしまいメンテナンスが必要そうである事、使用に対する電気代、汚れが本当とれるか不安、などです。妻と話していて、食洗機の部分を収納にすれば良かったかなと、時々話しています。
- 食洗機の大きいものをつけたが意外と自分で洗うことが多く食洗機を使った後の掃除が面倒で全く使わなくなった。
- 入れられない物もあるので結局手洗いはなくならないし、これは良しこれは駄目と分けながら入れて洗って…としている間にさっさと手洗いした方が早い。洗い物の数が少ないけど邪魔だから水切りにちょっと使おうと思っても乾燥機能が必須で最低でも40分。機能をつかわず入れた場合は底に水がたまり不衛生なるので使えない。かろうじて役に立っていると言い切れるのが来客と食事をする時。しかしそんな事は年に数えるほどしかないわけで、あまりありがたみは感じない。母の希望で導入したが私は収納スペースの方がよかったと思っている。
他の台所オプションで後悔した人も
1階の全室にガスコンロ
- 家族付き合いや親戚付き合いが多いころはたくさんの人数が家に集まるため重宝したが、結局代用品は他にもあるし、人も年齢が増えていくと集まらなくなり結局コストがあっかるだけになってしまったこと。もったいなかったです
ゴミ処理機器
- エコロージーの観点やゴミの減量化に必要だと思ってオプションでつけましたが使い勝手が悪く手入れも大変なので初めは使っていましたが、次第に使わなくなってしましました。数回使っただけで場所も取るということでこれを処分してしまったからです。
- 生ゴミを室内に置きたく無かった為、外のボックス内に置いたゴミ箱に、流しからビニール袋に入れた生ゴミを放り込めて、かつ匂いの逆流もファンで防いでくれるので、入れる為に外に出なくて良いから最高!と思い付けたが、数回使っただけで飾り物になった。使わなくなった理由は、シューターの掃除が面倒なことと、室内に臭わないゴミ箱を設置して事が足りたこと。
オプションではなく、台所全体で後悔しているという人も。どんな失敗だったのか。多くの人が実際に住んでみて感じた後悔を紹介した記事もありますのでチェックしてみてください。
窓(6票)
後悔した人の実際の声
- 壁が少ないため家具を置きにくくなった。猫を飼っているが、キャットタワーも置く場所が限られてしまう。また、窓が大きいせいで、暑さ、寒さの変動が大きいと思う。そのため、もっと小さい窓でも十分だったと少し後悔をしている。
- 換気の為に、窓をつけたが、実際に住んでみて、吊り戸棚の下にはおもちゃの棚や本棚などを置いてあり、一度も窓を開けたことがなかったからです。また、ガラスも中が避けないような窓にしたが、なんとなく物が置いてあるのが外からみてもわかるので、防犯上もいらなかったと思いました。
- スイング式の窓でチェーンで開閉する方式となっている。壁面から5°ぐらいが全開で、それなりに空気の通り道になっているようだがあまり実感はない。
なにより掃除が難しい。伸縮式の梯子を使って窓の位置まで登り掃除しなければならない。開閉角度がすくないため手が入らないところは掃除できない。 - 網戸が窓より内側についているため虫がたくさん入ってくる。
気密性や防犯性から勧められてこのタイプの窓にしたが、とにかく夏は虫のストレスが半端ない。網戸につけるタイプの虫除けを試しているがまったく意味がない。 - 浴室は基本的に換気扇で換気するので不要だった。隣家が近く開けることもないし、掃除もしにくい。擦りガラスになっているとはいえ、そこに人がいることは外からわかるし、話し声も漏れやすい。防犯面を考えてもつけるべきではなかった。
- 掃き出し窓が大きいことで部屋に壁が少なくなってしまった。家を建てた後に猫を飼うことにしたが、猫用のゲージを壁付にするためにはサイズが制限されてしまった。そのため、掃き出し窓のサイズを通常のものにしておけば良かったと思ったから。
天窓で後悔した人も
- 日差しが強過ぎて、部屋に熱がこもり換気が悪くなります。また、フローリングや壁が傷みやすく、メンテナンスが大変です。せめて開閉できる扉をつければよかったです。とくに夏場はあり得ないぐらい温度が上がります。
- 両親と暮らすのに2世帯住宅で、両親の方の1階のお風呂を天窓付きの、開閉窓にしました。
開放感が味わえるようにと付けましたが、開けるのは最初の頃だけでほとんど使わずでした。
夜空が見えるように透明ガラスにしましたが、数年で苔のようなものが付着して掃除も大変でした。
一番の後悔は、天候が不安定な時にヒョウが降って、割れてしまい修繕費が掛かったことです。
床下収納(7票)
後悔した人の実際の声
- 床下収納を作った
床下は湿気りやすく、入れたものがカビたり錆びたりして使えなくなったから意味なかった。 - 床下収納に収納するには扉の開け閉めが必要であり負担で、さらに深いので、下の方のものを取り出す際には負担が増加する。結果、頻繁に開け閉めするのは労力がいり、取り出す際に体に負担がかかるから。また、虫が入ってきやすくなり、追い出すことに苦労する。
- 収納は多いほうが良いと思い、階段下と洗面室につくつた。
アルバムなどの捨てられない大切な物をしまったが、湿気などで、かなり傷んだでしまいました。入れるものを選ぶべきだったかもしれませんが、他にも収納場所は十分にあるので必要なかったと後悔しています。 - 広い台所ではないので少しでも収納スペースがあればと思い、作ったが実際生活していると使用頻度が落ちる。台所にマットの大きさによっては隠れてしまうのでわざわざマットを移動して開けることの面倒さ等からほぼ使用していません。つけなくても良かったと後悔しています。
- 吹き抜けは見栄えに憧れて設計してもらったが、照明設備の維持管理も大変だし、有効床面積が減少するので、実用性という観点からは不要だったように感じる。また床下収納も作ってもらったが、湿気の問題もあり利用価値が低かった。
- 祖父母がずっと田舎に住んでいて、地下に物を入れるスペースを欲しがったため導入を決定。しかし、実際に住んでみるとテーブルなどを置く関係で収納スペースの入り口がふさがれてしまい、あけることが無くなってしまった。結果的に全く使わなくなっている。
- 床下収納を作ってもらって、台所をすっきりさせようと思いましたが、開閉口が場所の関係で小さ目になってしまい、無くてもいいものになっていました。台風が数年前に来た時に床下浸水になり、掃除が大変だったですし、泥のにおいが凄くて封印状態になりました。こんなことになるならいっそ作らなかった方がよかったです。
土間(玄関)収納で後悔した人も
- 妻の希望で玄関に広めの土間収納を用意しました。SNSで見て憧れを抱きノープランで希望したわけですが、今となってはいらなかったです。荷物の多い趣味をお持ちの家庭であれば、土間収納は大変便利なのですが、我が家は荷物の多い趣味の人間がいません。その結果土間収納はスカスカな状態が続いており、使いこなせていないので後悔しております。
- 子どもの遊び道具や将来スポーツをやったらスポーツ関連の道具が増えるかもと、広めの土間収納を作りましたがスポーツをやってないのでさほど使われていません。
オプションではなく、間取りで収納について後悔したという声を上げる人も多数いました。これらの声を紹介した記事もありますのであわせて御覧ください。
吹き抜け(8票)
後悔した人の実際の声
- 吹き抜けの部分のスペースは玄関の広さなのでそんなに広くはないとはいえ、2階でスペースを活用できたら良かったと思いました。窓をつけて玄関に明かりを取り込もうとしましたが掃除が大変なだけで明るさを感じることはなかったし、照明もつけたので特に必要ありませんでした
- 開放感はあるけど暖冷房の効きが悪く、冬はなかなか暖まらないし夏は冷房ガンガンかけても冷えない。開放感より効率を重視すればよかった。
- 吹き抜けを作ったのが失敗でした。夏は日がさしすぎて室内がとても暑くなり冷房をつけてても涼しくなりにくい。冬は暖房やストーブをつけてても吹き抜けのせいで温かい空気がみんな上の階にいってしまい寒く感じる事が多いので後悔しています。
- 寒冷地ですが、エアコンだけでは冬めちゃくちゃ寒いです。寒いというか、温かくない、という感じであまり快適ではないです。
結局リビングにストーブを設置してぬくぬく暖かくなるようにしました。やはり暖かい空気は上に上がっていく、というのを実感しています。 - 最初のうちは気に入っていましたが、だんだんと必要性を感じなくなりました。収納するものが増えてきたら、吹き抜け部分にもう一部屋作れたと後悔し始めました。特に欲しいのはウォークインクロゼットです。有れば便利です。
- 玄関に二階までの吹き抜けを作りました。玄関に入った時に明るく広々とした解放感のある空間を作ることを考えていました。確かに当初の目的はその通り実現できたと思っています。しかし冬になった時に玄関スペースと二階までの吹き抜け部分の気温が低くなって冬季に夜中や朝に二階から一階に降りる時にとても寒い思いをしました。その時に見栄えのする吹き抜けを作る必要はなかったと後悔をしました。
- 普段はいいですが上で寝る時は下の声がうるさく感じます
それを分かっているので、その分下にいる時は、上に寝てる人がいると無駄に気を使います。
あと、室内の温度管理も面倒に思いますし、虫が届かない位置にいることもあります。 - 吹き抜けは見栄えに憧れて設計してもらったが、照明設備の維持管理も大変だし、有効床面積が減少するので、実用性という観点からは不要だったように感じる。また床下収納も作ってもらったが、湿気の問題もあり利用価値が低かった。
注文住宅の間取りで後悔している場所はどこかを尋ねるWeb調査をしたところ、18人が後悔しているとあげたのも吹き抜けでした。これらの回答をまとめた記事もありますので興味があれば御覧ください。
まとめ
アンケートをしてみてわかったのはオプションは実際に使ってみないと本当に役立つかわからないということ。
生活スタイルに合わなかったり、別のもので代用できたりと暮らしの中でニーズが変わってしまうことってありますよね。
こういった不満を減らすには実際の声を参考にしてみるのが大事だと思います。実際にどうだったか、ユーザーの声が集まっているこの記事がなにかの参考になれば嬉しいです。
どんな風な家にしたいかまだ迷っている人へ。
ネットでかんたんに複数の住宅会社に資料請求・来場申し込みができるサイトがあるのをご存知ですか?
一度の入力で全国100社以上の住宅メーカーから希望や条件に沿った企業を選ぶことができるので家を建てたいけどどうしようと思っている人はぜひ試してみてください。
ハウスメーカーの資料にはライフスタイルや暮らしの提案もいっぱい載ってます。色々見ていくと理想のお家のイメージが固まっていきますよ。
私は家を建てるにあたって11社から資料をもらって考えました(友人から多すぎってネタにされてます笑)。ただ、いろいろな会社を知ると予算で考える以外にも、木造か鉄筋か、高気密高断熱がいいか、和風か洋風か現代建築かなどなど、どこが自分に会っているか考える判断軸ができていくので家を立てた後のミスマッチは減ったと実感してます。
なのでまずはいろいろな企業の資料を見たりしてみませんか?
気になった方は「簡単入力3分!マイホームへのはじめの一歩【持ち家計画】」をチェックしてみてください。
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