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【シンボルツリー】オリーブにして良かった点や後悔・失敗は?

外構

こんにちは、福田栗作(@kurisakunchi)です。このブログでは注文住宅や雨水タンクに関する話題についてユーザー目線で解説しています。

シンボルツリーにオリーブを植えようか迷っているだけど…

200人にご自宅のシンボルツリーをアンケート調査したところ1番人気だったのがオリーブ。人気樹種だけにお庭に植えてみたいと考えている人向けに、回答者が実際に植えて感じた「良かった点」や「後悔・失敗したポイント」を紹介していきます。実際にオリーブを植えた人の本音なので参考になると思います。

この記事でわかること

  • オリーブの育て方、植えるときの注意点
  • オリーブの天敵「オリーブアナアキゾウムシ」や害虫の情報
  • 植えた人31人の本音

オリーブの基礎知識

オリーブの基本情報

  • 分類:モクセイ科オレア属
  • 原産地:北アフリカとみられるが不明
  • 樹高:5.0~7.0m(常緑高木)※10mを超える場合もある
  • 開花時期:5月下旬~6月
  • 果実熟期:10月~11月
  • 剪定:3月ごろが適期。
    • 不定芽が出ている枝や込みすぎた太枝を抜き、採光や風通しをよくする。

オリーブの特徴・育て方

瀬戸内海が温暖・少雨で、ヨーロッパ南部やアフリカ北部の地中海地方と気候が似ていることなどから各地で栽培されている。枝が細くてしなるのでオリンピックの冠に使われていたこともある。※1

気候※2

年間2000時間以上の日照時間があるのが望ましく、日照量が多いほど生育が良くなる。また、乾燥に強いイメージとは裏腹に果実を大きくするには年間1000mm程度の適度な降水量が必要です。

気温については、最適な環境は年平均気温が14~16℃。寒さについては短時間なら-10℃で寒害が発生する程度で比較的低温には強いが、長時間さらされると枯死するので注意が必要です(特に若木は枯死しやすい)。また、木が倒れやすいので風が強いところは避けたほうが無難です。

植え付けのコツ※3

最適な植え付け時期は3~5月。気候のところでも説明したとおり若い樹は寒さにやられやすいのでこれから暖かくなる時期に植え付けて、しっかり根を張らせて冬を迎えさせると良いでしょう。

植え付ける時には掘った土に堆肥や苦土石灰、土を混ぜて埋め戻して植えると良いです。植えたあとは根付くように土手から溢れ出るぐらいたっぷりと水を与えましょう。

害虫

オリーブアナアキゾウムシ※4

諸外国には見られない日本土着の虫で、オリーブが導入されると加害し始めたとされている昆虫。幼虫が樹皮の内側を食べるので幼木に限らず成長した木でも食べられ方がひどいと衰弱して枯死さてしまうほど。ただし幼虫は樹皮の下に潜むため防除が困難な面が多いという。

産卵の時期は春から秋にかけてで、産卵前後に幹に加工を施して卵を保護する習性が確認されている。産卵行動は小さな穴を作り、卵を産み付けるとその上に糞状のものを出して、その上にかじり取った樹皮のかけらを付着させてカモフラージュさせていくという。

ガ※2

スズメガの仲間のシモフリメイガの幼虫がつくと地面に大きな黒い糞が落ちるので駆除しましょう。放置すると葉を食われて丸裸になるケースも

ハマキムシも幼虫が葉を食べるので要注意。枯らすほどではないものの、取り去りましょう。

オリーブを植えた人の本音

調査の概要

クラウドワークスを利用して、「シンボルツリーに関する調査」と題して2022年10月23日~24日に調査を行い、110件の回答を集め、追加で2022年10月25日~30日に90件の回答をいただきました。

質問内容は以下の3問で自由回答形式です。

  •  ご自宅に植えているシンボルツリーの樹種を教えてください。 
  •  シンボルツリーを植えて良かった点、気に入っているところを教えてください。
  •  シンボルツリーを植えて後悔している点、失敗したポイントを教えてください。 

この調査の結果で、オリーブが最も回答数が多い31票を獲得。一番人気の樹種といえそうです。

以下はみんなの「良かった点、気に入っているところ」「後悔している点、失敗したポイント」をそれぞれ系統に分けて、コメントを紹介していきます。

なお、200件の回答結果をまとめてランキング形式にまとめた記事もあります。2番目に人気だったシマトネリコについても回答内容をまとめてあります

ちなみは3位はハナミズキ。ハナミズキについても同様に回答結果や育て方などをまとめていますので、興味がある方はご覧ください。他の樹種について迷っている人はこちらも合わせてご覧ください。

また、生け垣についても同様に調査を行い113人から回答を得ました。こちの結果をランキング形式でまとめてみました。気になる方は合わせてご覧ください。

オリーブを植えて良かった点

31件の回答を分類してみると主に以下の4つに分かれました。

  • 植えたことで住宅の外観が良くなった
  • 手入れや管理が楽
  • 四季や自然を感じられる
  • 実がなる

それぞれのコメントをあわせて紹介していきます。

外観に好影響を与えた

  • 正面から見て、必ず目に入る位置に植えたので、かなりインパクトがある。シンボルツリーありきで、壁の色を真っ白にしてしたので、とても映えている。ご近所の方も、成長を見守ってくださり、会話をするきっかけ作りにもなった。
  • オリーブを植えることによって家の建物自体もおしゃれに見えるところ
  • 庭に緑がある生活は初めてで、見るたびに少し癒される空間づくりができたこと。無機質なコンクリートの壁でも緑があることでよい方向にかなり印象が違って感じるところ。
  • オリーブは平和の象徴と言われているので新婚旅行時にオリーブ畑の代表の方より苗を譲り受けました。まず見た目が可愛くておしゃれなところがお気に入りです。手入れもシンプルなのでシンボルツリーにはピッタリです。
  • 地中海の雰囲気を感じさせ、お洒落な感じのする点です。
  • 家の雰囲気がガラッと変わった点です。爽やかな印象を与えてくれます。

オリーブだけでなくシマトネリコなどもそうですが、樹種に寄っては植えることで家全体がおしゃれになる木もあります。アオダモは日本の山に生えている樹種でシンボルツリーにするとナチュラルなテイストが出て家がおしゃれになります。実際にアオダモを植えた植えた人の声もまとめてみましたので気になる方は以下も御覧ください。

手入れや管理が楽

  • こまめな手入れが必要なく、素人が剪定をしても枯れることなく元気に成長していくことです。また年中、緑色なのでいつ見ても玄関周りに色を添えてくれていることです。
  • 塩害を受けやすい地域に住んでいますが、元々イタリアの沿岸部でも多く育っているので、塩害にも負けず、枯れることもありません。
  • 常緑樹で1年中緑で樹形も整っていて庭の中心となっています。乾燥に強く虫や病気にも強いので手入れは簡単で、忙しくて余り手入れが出来なくても、年に数回の剪定だけで綺麗な樹形を維持が出来るので手軽に管理することが出来ます。
  • 葉っぱの形が可愛い。お手入れが楽。水やりを忘れても大丈夫。
  • 大きくなりすぎない。冬の寒さにも強い。

四季や自然を感じられる

  • 夏は涼しげに見えるし、葉っぱの色づきや枯れ具合で季節を感じられる。
  • おしゃれ、季節の移り変わりを感じられる
  • 季節の変化が楽しめる
  • 緑があると自然を感じられて癒される。お手入れも難しくないので育てやすい。

四季を感じるといえばやはりサクラは王道ですよね、自宅でお花見ができるのが素敵です。また、カエデ・モミジも秋になると葉が色づきめを楽しませてくれるので人気樹種です。この記事と同様にサクラやモミジ・カエデの育て方や植えて良かった点や後悔などをまとめました。生け垣でも使える樹種ではドウダンツツジもおすすめ。これらの樹種に興味がございましたら合わせてご覧ください。

オリーブの実がなる

  • 大きくなりすぎず、枝も細いため管理しやすいです。オリーブは実がなり、オシャレでかわいいです。
  • おしゃれに見える。オリーブがなっているのが可愛くて愛着が湧く。

実がなると嬉しいという意見もありました。ちなみにウメやカキなどでも同様に実がなるので植えてよかったという声が多く寄せられていました。実がなる木がいいかもとお考えの方は、同様にアンケート結果をまとめてた記事もありますので合わせてご覧ください。

その他

  • オリーブの木が大好きなので、家の外に出るたびに気持ちが上がります。また、季節の行事に合わせて子どもたちとオーナメントで飾ったり出来るのも気に入っています。
  • メインに立派な木を植えると、植物も一緒に私たちと成長している家族が増えた気分になる。
  • 家の歴史とともにシンボルツリーも育っていくので、年を重ねるのが楽しみ。あと、帰宅時にシンボルツリーを見ると、帰ってきたぞーっという気持ちになります。
  • 子供の産まれた年に植えたので、子供と一緒に成長していく感じがして愛着がある。

オリーブを植えて後悔していること

後悔していることについては、主に6パターンが浮かび上がりました

  • 剪定が大変
  • 思ったより成長した/しない
  • 木の管理で苦労している
  • 害虫が出た
  • 掃除が必要で困る
  • 実がつかなかった

こちらもそれぞれ紹介していきます。

剪定が大変

  • 今後大きくなってきて剪定が必要になってきたり、家とのバランスが崩れたりするのが怖いです。また、落ち葉の処理なども必要なので掃除をよくしないといけないのは後悔しています。
  • 栄養不足か周辺の植物が干渉してかわからないがオリーブの枝がなかなか太くならないことに悩んでいる。シンボルツリーを決める時ほぼ草木に関する知識がなかったので、もっと剪定が楽で落ち葉に悩まされにくい植物を選べばよかったと少しだけ後悔している。
  • 剪定が難しい。すぐに色々な方向に生えてくる。

思ったより成長した/しない

  • 思った以上に成長が早い事です。こまめな剪定は必要ないですが、地植えなので1年であっという間に大きくなってしまいます。大きくなりすぎてしまうと家に後々の手入れが大変だと思いますし、もう少し成長が遅い木でも良かったなと思いました。
  • 庭が狭いので、今後木が大きくなりすぎると、通路の邪魔になりそうです。植える位置と成長後のイメージをもっと具体的に考えるべきでした。
  • 他にも桜の木などがありますが、成長が早いので、他の木々を邪魔しないか心配ではあります。
  • 1年で急激に成長するので今後の手入れが心配なところです。
  • 思ったように成長しなくて、貧相な感じがする点で失敗したと思っています。

木の管理で苦労している

  • 枯れやすいので手入れが大変
  • 真冬に弱く枯れそうになったので鉢植えにして、冬場は室内に入れることができるよにすれば良かったと思いました。
  • 強風で派手に倒してしまった経験があること
  • 落ち葉の掃除が大変、育つ速度が思ってたより早くて手入れが面倒

害虫が出た

  • オリーブは虫が付きにくいと思っていましたが、オリーブアナアキゾウムシにやられました。そんな天敵がいたなんて知らずに防虫を怠っていたので、失敗したと思いました。
  • 思ったよりも大きくなってしまったので手入れが少し面倒です。イモムシがいて葉っぱを食べられ、フンをされるのが気になります。
  • 剪定が面倒。すごく大きな蛾の幼虫がつく。
  • 大きくなりすぎたこととオリーブ特有の害虫に悩まされている。
  • 夏になると蝉がよく止まっているのでうるさい。

掃除が必要なこと

  • 今後大きくなってきて剪定が必要になってきたり、家とのバランスが崩れたりするのが怖いです。また、落ち葉の処理なども必要なので掃除をよくしないといけないのは後悔しています。
  • メンテナンスが大変。伸びたら切らないといけないし、葉が落ちれば掃除しないといけないし。
  • 落葉がすごい。剪定が大変。

実がつかない

  • オリーブの木は1本だけでは実が生らないみたいで、オリーブの花は咲くのだけど、実は生らないです。オリーブの実を収穫したい場合は複数の木を植えた方が良いみたいです。もう1本植えたいのだけど、庭が狭いので植えることが出来ないので、実を収穫することはあきらめています。
  • 次女が生まれた時にも植えてあげれば良かった。オリーブは、2本植えると実がなるそうでもう1本植えれば良かったと後悔しています。
  • たくさん植えないと実がならない

その他

  • ネットで購入したので、現物を見ないままの購入だった点。送られてきたら、実物はちょっと形が好みでなかったので、店舗で見て選べばよかったなぁと思った。

また、後悔はないと答えた人は2人でした。

まとめ

  • オリーブを植えて多くの人がよかった思ったポイントは「家がおしゃれになった」。
  • 後悔のポイントは育ちすぎる、剪定が大変。
  • 実は植える環境によりけりでなる人もいれば、ならない人もいる。

植えたことでおしゃれになったと喜ばれる反面、大きくなりすぎて剪定や管理が大変などの後悔も垣間見えました。植えるのも切るのも樹木について悩んでいる場合はプロにおまかせするのが一番です。植物は話しかけたり仕草を見せたりしないので自分の行なったことが正解だったのかわからないのが育てる上で一番むずかしいポイントです。管理人も実際に生け垣を管理していてもこれであっているかよくわからないまま過ごしてます

そういう不安がある人は年間受付件数20万件以上を誇る、その道のプロ「【剪定110番】」に相談してしまいましょう。24時間受け付けている電話相談、プロが実地で見てくれる現地調査、現場を見た内容に基づく正確なお見積もりの3つが無料でしてもらえます。もちろん作業後の追加料金はなしで全国どこでも対応可能です。庭木1本から対応しているので気軽に聞いてみるのがオススメです。

シンボルツリーに関する情報以外にも外構のスケジュール感や減額方法など外構に関する基礎知識や役に立つ情報をまとめています。もし興味がありましたら、御覧ください。

参考文献

※1:岡山理科大学旧植物生態研究室「オリーブ

※2:香川県「オリーブの品種・生態

※3:高島市「オリーブ栽培の手引

※4:「オリーブアナアキゾウムシ成虫の存在場所および行動の日周的・季節的変化

※5:神戸市「はじめてのオリーブ 楽しみ方・育て方テキスト

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