こんにちは、福田栗作(@kurisakunchi)です。このブログでは注文住宅や雨水タンクに関する話題についてユーザー目線で解説しています。
間取りで庭や外構の失敗を知りたいんだけど…
注文住宅の間取りで一番、失敗・後悔した場所のアンケート調査を当ブログで独自に行いました。330人中15人が後悔、失敗したと回答したのが庭や外構。
この記事では回答者から寄せられた庭や外構の失敗談を紹介していきます。
庭や外構の注意点
まずは注文住宅を建てて感じた注意点を紹介していきます。
管理人は外構工事に関しては基本的には満足してます。それは相見積もりをとって納得行くプランを立てからです。
他の人よりは見積もりを見たり調べたりしたので少し詳しいと思います。そのうえでこれやってよかった、知っておくと役に立つことを解説していきます!
最初の見積もりは高額になりがち
注文住宅の打ち合わせをしていくと、色々決めることが多くて、決めていくうちにどんどんオプションやら追加料金やらが発生していった…なんて経験ありませんか?
見ていくとあれもよさそうこれも良さそうってなってしまいますよね。
しかし、外構工事はそうなりにくいです。
なぜなら最初に要望やイメージを伝えて外構のイメージ(パース)を出すときに最大限反映させたフルフルの状態で出てきます。
なので外構工事の最初の見積もりは一番高いことは多いです。
そこからやっぱりこれはいらないを削っていって妥協点を探っていくイメージ。管理人が依頼したところの営業さんも「みんな驚かれるので、最初の見積もり提示が一番いやです」って話してました。
最初の見積もりの心構え
ある程度高くてもこっから削ればいいという気持ちでいきましょう。
そのために、最初の段階でとりあえずいるかも知れないでもいいので全部要望やあったらいいを伝えるのがおすすめ。
ウッドデッキや家庭菜園のスペース、駐車場のルーフ、家を囲うようにしっかりとした塀などなんでもとりあえずこういう庭にしたいのイメージを言っておきましょう。
無理そうなら削ったり、後で設置する、代替プランを一緒に考えるなどできるので、とりあえず要望は出してみてください。
外構工事の最初の打ち合わせの注意点などをまとめた記事もあります。ぜひこちらもチェックしてみてください。
相見積もりは必須
相見積もりって何かご存知ですか?
複数社からプラン、見積もりをもらうことです。
外構工事はどんなお庭にするかプランがめちゃくちゃ重要になってきます。会社によって出てくる内容は様々。すごくおしゃれな内容から、土間打ちして駐車スペース作っておしまいというところまで提案内容は千差万別です。
内容だけでなく、価格面でもメリットがあります。
1社だけに作ってもらったプランがたとえ気に入ったとしても、それが適正価格なのかはわからないので、複数社もらって比較してみることは不要な工事を減らしたり、値段をふっかけられたりするのを防げるので絶対に行ったほうがいいです。
より詳しい相見積もりに関する記事や相見積もりを経験した人の声をまとめた記事などもありますので興味があれば合わせて御覧ください。
開放的にするかどうか
一口に外構工事といっても実は3つのパターンがあります。これを知っておくとお庭のメージが固まるので絶対に覚えておいたほうがいいです。
- クローズド:フェンスや生け垣などで外から敷地内を見えなくするタイプ
- 【メリット】外からの視線を遮ることができるので、居住性が増す
- 【デメリット】費用が高くなる
- 【デメリット】敷地内が見えないので泥棒が狙う傾向がある
- オープン:塀などをなくして、道路から建物が見えるようなタイプ
- 【メリット】コストを抑えられる
- 【デメリット】人が敷地内に勝手に入ってきやすい
- 【デメリット】貧相に見えるケースもある
- セミクローズド:目隠しをして敷地内や建物を見えなくする部分を一部つくりつつ、玄関から道路までの動線や駐車場はオープン形式にする折衷型のタイプ
- 【メリット・デメリット】クローズドとオープンのいいところも悪いところも当てはまる
- 【デメリット】クローズドほどではないが費用がかかる
自分でできるところも
外構工事あるあるの一つに「予算不足」があります。
なぜか。
外構の検討を始めるのが家の中の検討が終わる前後になることが多く、室内にオプションをつけて気がついたらもう予算がという事態になりがちだからです。
では、予算がないときにどうしたらいいか。一つは相見積もりをとって費用を減らしながら妥協点を探っていく、もう一つは自分でできるところは自分でやるという方法です。
例えば芝張りや家庭菜園スペースなんかは色々調べたりすれば自分でできなくもないです。
自分で作ると費用が抑えられる反面、仕上がりは素人のものになるというデメリットがあります。一方で自分が作ったものなので愛着はめちゃくちゃ湧いてきます。管理人も家庭菜園用にレンガを積んで畑スペースを作ったのですが、できたときの達成感とその後の愛着はひとしお。
予算に悩んでいる場合は、DIYも検討対象にしておくとよいでしょう。参考までに管理人が花壇をDYIしたときの記事もぜひ読んでみてください。
この他に外構の基礎知識や費用の抑え方などを気になる情報をまとめた記事も要チェックです。お時間があればぜひ御覧ください。
アンケート調査の概要
クラウドワークスを利用して、「【たった3問】注文住宅に関する調査」と題して2023年9月10日から23日までの間、アンケート調査を行い、330件の回答を集めました。
質問は内容は以下の3問です。
- 性別を教えてください。(男性、女性の二者択一形式)
- 注文住宅の間取りで一番失敗・後悔している場所を教えてください。(自由回答形式)
- 上記の質問で回答した場所の失敗した、後悔している理由を教えてください(自由回答形式)
「リビングを抜き抜けにしたところ、部屋が温まらず寒すぎる」というような回答は、場所の集計を「リビング」と「吹き抜け」にそれぞれ1票ずつ与える形で集計しているため、有効な回答は330人延べ378件でした。
この調査で、庭や外構は15票を獲得し、8位でした。
この調査の回答結果を集計し、後悔した場所をランキング形式で紹介している記事もあります。また1位のキッチン、2位のリビングダイニング、3位のトイレについても同様にコメントをまとめていますので合わせて御覧ください。
シンボルツリーや生垣に関しても似たような調査を行って記事にまとめています。植栽について迷っているという方はぜひ御覧ください。
庭や外構を巡る失敗・後悔は
設備・設置物を巡る不満
- 間取りなど家の中ばかり意識がいっていて、庭は残りの部分がただあるだけという感じになってしまい、もっとちゃんと活用方法を考えて設備をつけておけばよかった。
- 4段ブロックの内容で作業してもらいましたが、完成が意外と低くさらに柵を設置しなければならなくなりました。
- 解体前の庭に置いてあった石を風情があるからと残してもらったが、今では邪魔でしかない。解体時に運んでもらえば他の廃材と一緒に運ぶのでコストはかからなかったが、今撤去するとなると相当コストがかかるので、そのまま残ってる。。
- 半地下の駐車場にしたのですが、最近の乗用車は天井高が高いために入りません
それと、スロープが結構角度があります
登り降りが少し大変です
今は、倉庫、自転車置き場となってます
水道メーター
- 水道メーターの位置を全く気にしてなくて、メーカー任せにしていたので、自動車を止める場所に作られてしまった。まさか駐車場のほぼ真ん中に作られるとは思ってもいなかったので、とても不便です。毎回のように、車が邪魔でメーターを見れませんでした。と通知が来て、その都度対応をする羽目になってしまっています。
- 水道メーターの位置を指定せずに失敗しました。駐車スペースにあり、どうしても車を停めるとタイヤの真下になってしまうため毎回検針の際に車を動かす必要があります。
- 毎月検針の度に検針員さんが庭に入ってくる
ウッドデッキ
- 広いウッドデッキ、年間ほとんど使用しないため
- ウッドデッキの材質を木にしてしまったので1年以内にカビが発生し見るも無惨な状況になりました
広さ
- 広くする必要はないと思っていたが、スペースが狭すぎた
- 家を大きくしたため、庭が狭くなり外で遊べるような形をろれないためとれないため
その他
- 庭でくつろいだりしたかったけれど道路から丸見えなので庭を使うことがない。
コの字型の家だったり、中庭にすれば外からの目線も気にせず、また家の中の彩光にもなり良かったと思うから。 - 中古物件を更地渡しで土地を購入したのですが、地鎮祭前に建物崩してみたら隣接する隣の家の壁面が真っ赤だと知り、そこに庭を作るようにしていたので、それをはじめから分かっていたら間取りをはじめから中庭を作るとか別案が出ていた。結果、庭を作る時に隣の家の外壁を極力見えないようにするため壁を建てたのですが、思わぬ出費になり後悔しかありません。
- 将来的に親の介護などを行おうとしたときに、夫婦2人と親2人とが同じ家で暮らすとトラブルが出るため(うちはあまり仲良くありません)離れが必要だと考えたのですが、公示することは非常に難しいと建築業者さんに言われ、老後を対応できないからです。
- セットバックのところを舗装しなかったため、雑草が生えてきた。また、木を植えたが、手入れが面倒。
まとめ
- 水道メーターの設置位置によっては検針員さんが庭に入ってくるので、後悔ポイントになりやすい
- 設備の不満を抱える人は多いが撤去は困難なものが多いため、要否はしっかり検討しましょう
- できれば相見積もりを行うのがおすすめ
外構の不満は室内よりも想定外になりがちなことがわかりますね。
間取りと違ってイメージがしづらいかもしれません。
こういった不満を減らすには実際の声を参考にしてみるのが大事だと思います。この記事がなにかの参考になれば嬉しいです。
どういう間取りにしたらいいのか、こういう間取りにしたいという人はネットでかんたんに複数の住宅会社に資料請求・来場申し込みができるサイトがあるのをご存知ですか?
一度の入力で全国100社以上の住宅メーカーから希望や条件に沿った企業を選ぶことができるので家を建てたいけどどうしようと思っている人はぜひ試してみてください。
資料の中には間取り集を出しているメーカーさんもあるので、色々見れば理想のお家のイメージが固まっていきますよ。
私は家を建てるにあたって11社から資料をもらって考えました(友人から多すぎってネタにされてます笑)。ただ、いろいろな会社を知ると予算で考える以外にも、木造か鉄筋か、高気密高断熱がいいか、和風か洋風か現代建築かなどなど、どこが自分に会っているか考える判断軸ができていくので家を立てた後のミスマッチは減ったと実感してます。
なのでまずはいろいろな企業の資料を見たりしてみませんか?
気になった方は「簡単入力3分!マイホームへのはじめの一歩【持ち家計画】」をチェックしてみてください。
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