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【注文住宅】暮らしてみて階段に失敗・後悔した…その理由は?

家づくり

こんにちは、福田栗作(@kurisakunchi)です。このブログでは注文住宅や雨水タンクに関する話題についてユーザー目線で解説しています。

間取りで階段の失敗を知りたいんだけど…

注文住宅の間取りで一番、失敗・後悔した場所のアンケート調査を当ブログで独自に行いました。330人中15人が後悔、失敗したと回答したのが階段。

この記事では回答者から寄せられた階段にまつわる失敗談を紹介していきます。

階段と間取り 注意点は?

まずは注文住宅を建てて、暮らしてみて感じた、今建てるならここに注意したい、ここに気をつけてよかったという点を紹介していきます。

階段下のスペースは有効活用

階段って上り下りするだけの空間にしてしまうのはもったいない。

階段下のスペースを収納にするがおすすめ。

我が家では階段と洗面所が隣接していて、階段下に洗面所で使うものやトイレ用品のストック、掃除機をおいたりしてます。洗面台だけだと収納力は限られてくるので結構助かってます。

この他にも、玄関に階段があるご家庭の場合、階段下の収納を作ってアウトドア用品や外遊び用のアイテムを置くスペースにしたら倉庫も兼ねて使い勝手がアップ。台所近くならストッカー代わりにも使えそうですよね。

ぜひデッドスペースにせずに有効活用してみてください。

収納に関する失敗や後悔したという声をまとめた記事もあります。合わせてご覧ください。

小さい子どもがいる場合は転落防止必須

階段で吹き抜けのあるお家は絶対に手すりを高くして子どもが落ちるのを防ぐを最優先にしたほうがいいです。

我が家も家が立つときに娘が幼稚園児だったので、吹き抜けに接する廊下は柵じゃなくて壁にして安全確保をしました。

吹き抜けに接する壁に大きめのニッチを作って、電源とLANモジュールを作って無線ワイファイの中継機を置くと家のどこでも電波が届きやすくなるのでおすすめです。

また、階段の壁にニッチをつくると上り下りの際に見て楽しむ要素もできるのでおしゃれな家を考えている人には取り入れるのも手です。

この他にもニッチの工夫の仕方をまとめた記事もありますので合わせて御覧ください。

階段と冷気の関係

寒い空気は低いところに、熱い空気は高いところに行く性質があります。

コールドドラフト現象※1

窓から入ってくる冷気が壁を伝って床に流れ来る現象。

窓の断熱性が低い住宅に起きやすい。

冬場に足元が冷える要因にもなるので断熱性能の高い窓をつけると家全体が冷えにくく過ごしやすくなる

特に階段に窓をつけると、冷気がガンガン1階に流れ込んできます。

我が家は断熱性能や気密性が高い家のですが、それでも真冬は階段に座っっていると寒気が流れているのを感じます。

この状態の最大の問題は「空調の効きが悪くなる」ということ。

せっかくの家が寒い過ごしにくい場所になっては残念としか言いようがありません。

  • 階段の位置を外気が入って冷え込みやすい玄関にずらす
  • 設置する窓の断熱性能を高いものにする
  • 階段に窓を設置しない(それでも2階の冷気は流れてきます)

などの対策を取ると良いでしょう。

吹き抜けも空調の効きに関係する場所。吹き抜けの失敗、後悔もまとめていますのであせてご覧ください。

アンケート調査の概要

クラウドワークスを利用して、「【たった3問】注文住宅に関する調査」と題して2023年9月10日から23日までの間、アンケート調査を行い、330件の回答を集めました。

質問は内容は以下の3問です。

  1. 性別を教えてください。(男性、女性の二者択一形式)
  2. 注文住宅の間取りで一番失敗・後悔している場所を教えてください。(自由回答形式)
  3. 上記の質問で回答した場所の失敗した、後悔している理由を教えてください(自由回答形式)

「リビングを抜き抜けにしたところ、部屋が温まらず寒すぎる」というような回答は、場所の集計を「リビング」と「吹き抜け」にそれぞれ1票ずつ与える形で集計しているため、有効な回答は330人延べ378件でした。

この調査で、階段は15票を獲得し、8位でした。

この調査の回答結果を集計し、後悔した場所をランキング形式で紹介している記事もあります。また1位のキッチン、2位のリビングダイニング、3位のトイレについても同様にコメントをまとめていますので合わせて御覧ください。

【注文住宅】間取りで一番後悔した場所ランキング 1位は◯◯
ウェブ上で「家の間取りで一番失敗、後悔したところ」をアンケート調査を実施。330人から得た回答を基に間取りで一番不満を感じている場所とその理由をランキング形式で紹介していきます。3位はトイレ、2位はリビング・ダイニングでした。そして、気になる1位は…

【注文住宅】間取りの中でキッチンが一番後悔している 理由は…
「家の間取りで一番失敗、後悔したところ」をアンケートしたところ、54票を獲得し1位となったのが台所でした。しかし、その悩みはさまざま。広さや家の中のレイアウト、生活動線などなど色々な声が寄せられました。この記事では回答をすべて紹介していきます。

【注文住宅】間取りの中でリビング・ダイニングが一番後悔 みんなの理由は?
「家の間取りで一番失敗、後悔したところ」をアンケートしたところ、48票を獲得し2位となったのがリビングダイニングでした。しかし、その悩みはさまざま。空調の効きや収納、広さなど色々な声が寄せられました。この記事では回答をすべて紹介していきます。

【注文住宅】我が家の間取り、トイレが一番後悔した その理由は…
「家の間取りで一番失敗、後悔したところ」を330人にアンケートしたところ、35票を獲得し3位となったのがトイレでした。しかし、その悩みはさまざま。配置や設置数、音などについて色々な声が寄せられました。この記事では回答をすべて紹介していきます。

シンボルツリーや生垣に関しても似たような調査を行って記事にまとめています。植栽について迷っているという方はぜひ御覧ください。

階段を巡る失敗・後悔は

空調や空気の循環系の悩み

空調の効き

  • リビング階段に憧れて建てましたが、住んでみるとリビングの音が2階にダダ漏れでうるさく、夏は1階の熱が階段から登って来てしまいとても暑くなります。
    位置を変えるかせめて階段の登り口に扉を付ければ良かったです。
  • リビングに階段があると、エアコン代がかかる
  • リビングを通ってから2階に行くのいいねと話していたのですが、冷暖房のことは全く考えていなくて冷気や暖気が階段から2階へ行ってしまうので、効率が悪く電気代もかかる。
  • リビング階段が空調効率が悪く失敗した

匂いが広がる

  • 階段に開けられる窓をつけなかったので、匂いがこもって料理をした後なんかは特にひどいから。
  • 騒音、焼き魚などニオイが2階にもあがる

階段の位置

  • 帰ってきてから2階に上がるまでの動線が遠い。
  • 階段の位置をフロアの真ん中にしたことで、階段を挟んだ部屋がそれぞれ狭くなった
  • 階段が家の中央に来てしまっているので、リビングが歪な形になってしまいました。
  • なるべく運気の良い家がよかったので風水を参考に各部屋の間取りなどを検討しましたが、その結果階段が家の中央にきてしまい、全て完成した後に風水的には家の中央に階段があるのは良くないと知ったので後悔しています。

老後の心配

  • 老後を考えてもう少し緩やかにした方が良かったです。
  • 角度が急で、老後が心配になった

その他

  • 居間に階段があるのですが、ベビーガードなどを付けるのが難しい作りとなっており、育児中は赤ちゃんが登らないように見ているのが大変。今も階段で遊んだりと危ない状態。デザインはいいので、子供が大きくなればいいのですが、育児中はしんどいと思ってしまう。
  • 階段の折り返し部分に窓をつけたのですが、位置が中途半端で隣の家の窓と高さが同じだったので、もっと上の方につければよかったと後悔しています。

まとめ

  • 階段の位置によっては空調の効きが悪くなる
  • 階段の下を収納にすることに有効活用できる
  • 老後の心配要素になる

間取りだけでは空調の効きとかはわからないですよね。階段は人だけでなく空気の通り道になるので寒さは下に、暑さは上に通っていってくのは盲点になりそうなポイント。

家ができあがる前に図面だけでは分からなかった、感じ取れなかったことが不満に上がるケースが多いことがわかります。

こういった不満を減らすには実際の声を参考にしてみるのが大事だと思います。この記事がなにかの参考になれば嬉しいです。

どういう間取りにしたらいいのか、こういう間取りにしたいという人はネットでかんたんに複数の住宅会社に資料請求・来場申し込みができるサイトがあるのをご存知ですか?

一度の入力で全国100社以上の住宅メーカーから希望や条件に沿った企業を選ぶことができるので家を建てたいけどどうしようと思っている人はぜひ試してみてください。

資料の中には間取り集を出しているメーカーさんもあるので、色々見れば理想のお家のイメージが固まっていきますよ。

私は家を建てるにあたって11社から資料をもらって考えました(友人から多すぎってネタにされてます笑)。ただ、いろいろな会社を知ると予算で考える以外にも、木造か鉄筋か、高気密高断熱がいいか、和風か洋風か現代建築かなどなど、どこが自分に会っているか考える判断軸ができていくので家を立てた後のミスマッチは減ったと実感してます。

なのでまずはいろいろな企業の資料を見たりしてみませんか?

気になった方は「簡単入力3分!マイホームへのはじめの一歩【持ち家計画】」をチェックしてみてください。

参考文献

※1:国土交通省「省エネ技術講習テキスト_設計施工編

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