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猫のキッチン侵入対策に「のぼれんニャン」設置、メリデメは?

戸建て生活・雑記

こんにちは、福田栗作(@kurisakunchi)です。

管理人
管理人

猫を飼い始めました!

私は今までマンション住まい。賃貸だったのでペットを飼ったことなかったのですが、マイホームをゲットしたのを機に保護猫を飼い始めました。

飼うにあたって色々調べると台所に入れてはいけないと書いてあって大変。我が家はカウンターキッチンなので対策に迫れた結果、「のぼれんニャン」を導入することにしました。

実際に設置してみてどうだったのかなどを紹介していきます。

猫を台所にいれてはいけない理由は?

その前にそもそもなぜ猫を台所にいれてはいけないのでしょうか?

猫にとって探検しがいのある場所な反面、危険だらけだから。まずはリスクをチェックしていきましょう

食べたらNGがいっぱい

人が食べても平気なものでも猫が食べたら悪影響を与えるものはたくさんあります。

台所にはそういったものがゴロゴロしているので何も対策をせずに猫が入って、口にしてしまったら…死に至るケースもあります。

食べたら危ないものを紹介していきます※1。

与えたらいけないもの

  • 玉ねぎ、ネギ、ニラ、にんにく
    • 「アリルプロピルジスルフィド」という成分が猫の赤血球を破壊します。
    • 加熱してもこの成分は残るほか、エキスが染み出した味噌汁や煮汁もNG
    • 大量に摂取すると血尿や下痢、嘔吐、発熱などの症状がでる
  • チョコレート
    • 「テオブロミン」という成分が悪さをする
    • 嘔吐、下痢、発熱、痙攣などの発作を引き起こす
  • 鶏の骨
    • 縦に裂けやすく、噛んで割れると尖端が尖るって危険。
    • のどや消化器官を傷つける恐れがある
  • 生の魚介類
    • ビタミンB1を分解する酵素が生のイカや貝類、カニ、エビなどに含まれる
    • 猫に与えるとビタミンB1が欠乏して後ろ足が麻痺する
    • かならず加熱調理をする必要がある。
  • ぶどう・干し葡萄
    • 腎不全の影響になる
    • 特にぶどうの皮は危険

注意が必要なもの

  • レバー
    • ビタミンAが多く含まれている。
    • ビタミンAの過剰摂取で食欲不振や関節炎を引き起こす
  • ほうれん草
    • シュウ酸が原因で尿結石の原因になる
  • コーヒー、緑茶、コーヒーなど
    • カフェインが下痢、嘔吐、体温不調、多尿などを引き起こす
  • 生肉
    • 寄生虫や細菌が存在する可能性があるので要加熱
  • 香辛料
    • 肝臓障害を引き起こすことがある
  • 生の卵白
    • 与え続けるとビオチンが欠乏し皮膚炎や成長不良を引き起こすことがある
  • 煮干し、ノリ
    • マグネシウムの過剰摂取による尿路疾患を引き起こすことも。

玉ねぎとかみじん切りしてたら床とかにうっかり落としそうですし、気をつけないと行けない要素が沢山です。

火傷や負傷をしてしまう可能性も

台所のコンロ。鍋やフライパンで調理を終えた直後、何も知らない猫がいつものノリで前足でちょんと触ってみる。なんてことありそうですよね。

肉球は毛のない部分ですし火傷を負ってしまうかもしれません。

ではコンロに近寄らせなければ安全か?

包丁やハサミ、ピーラー、スライサーなど刃物が色々なところにありますよね。

これも興味本位で触れて切ってしまうなんてことが起こりそう。

薬物中毒にも注意

うちはきれいに片付けているから大丈夫。

そう思っても危険は潜んでます。

例えば食器用洗剤がシンクに残っていた。

洗面台やトイレと同様に、水嫌いなのになぜか水場に寄ってくる猫。シンクの水を舐めないまでも、足に洗剤がついたら?

その前足を毛づくろいする、前足で顔を洗う。そうすると洗剤が体の中に入っていってしまいますよね。

台所は猫にとって危険がいっぱいなスペースなのです。

なぜ猫は台所に入るの?

でも、なぜ猫はそんな危なっかしいところに入りたがるの?

危ない場所だと思ってなく、以下のような場所だから嬉々として突っ込んでいきます。

美味しいものがある場所

台所に餌やおやつを置いてませんか?

うちは置いてます。

猫の嗅覚は人の数万から数十万倍あもあると言われています。ご飯のいい匂いがする、美味しそうな香りがする場所には立ち入りたくなってしまいますよね。

ご飯の準備をしていると我が家では台所に入れないのでちょこんと座って待っていることがしょっちゅうです。

室内でなわばり認定しているから

室内で立ち入れるところは猫にとっては自分のなわばり。

縄張りに異常がないかチェックするのは猫の習性です。

他の部屋や場所と同じ用に様子見がてら台所にも入っていきます。

飼い主に甘えたい、かまってほしいから

おもむろに近寄ってきて飼い主の足元にスリスリなんて光景よく見かけますよね。

飼い主がいるから自分もと何気なく入ってくるなんてことも。

また、台所に入ったら追い出そうと騒ぐのが相手をしてもらえると思って喜ぶ子もいるでしょう。

飼い主がいる台所、飼い主がかまってくれる台所。そうなってくると入らないと気がすまないから入ってくる。悪気はなくても危ないから本当にやめてほしいですよね。

我が家の対策は柵を設置して物理的に入らせないことでした。

ここからは設置した柵の「のぼれんニャン」について紹介していきます。

「のぼれんニャン」とは?

のぼれんニャン

のぼれんニャンはペットの脱走対策のためのゲート。

廊下や掃き出し窓などの大きな窓などに設置して大切な猫の侵入を阻んだり、逃げ出したりしないようにするフェンスです。

フェンスの高さは170~190cm。猫は150cmぐらいまで飛び上がれるので台座や高いところからでなければまず安心ですね。

取付可能な高さは182~245cm。一般的な天井の高さは240cmなので大体の家に対応できるでしょう。ただし突っ張り棒方式なので、天井が弱い建物は注意が必要かもと思いました。

取り付け幅は78.5~84.5cmとスリムタイプの73.5~80cmの2タイプあるので設置場所に応じて選んでいきましょう。広い場所には拡張パネルや隙間を塞ぐポールもあるのでだいたいの場所には対応できそうです。

のぼれんニャン窓用

のぼれんニャン窓用は読んで字の如く、窓に設置するようのフェンス。

先に紹介したゲートタイプののぼれんニャンよりも短いのでカウンターキッチンのカウンター部分にも取り付けが可能です。

取り付けられる高さが55~88cmのSサイズと85~148cmのMサイズの2種類。色々な場所に対応できるのが嬉しいポイント。

幅はSサイズ、Mサイズともに70cm。拡張パネルは35cmなので割りと色々な場所に対応できます。

我が家はのぼれんニャン窓用は2枚と拡張パネル1枚を購入、設置しました。

カウンターキッチンに設置してみる

LDKの間取りですが、赤い線のところにのぼれんニャン✕1を黄色い線のところにのぼれんニャン窓用✕2、窓用の拡張パネル✕1を取り付けることにしました。

取り付けは簡単で説明書を見ながら1人でもできました。1時間もかからなかったと思います。

できたのがこちら。

寸法が合わない場合

カウンター我が家も設置してみたところ、5センチほどの隙間が…。

たぶん猫がギリギリ通り抜けられそう。ということで家に余っていた板で塞ぎました。

やり方は板を立てかけて、のぼれんニャンとのぼれんニャン窓用に結びつける方法です。

家に板がない人はナフコなどのホームセンターで木材を探してみるとよいでしょう。

設置して通れない猫さんはこちら

のぼれんニャン専用くるくるガードはいる?

のぼれんニャンのゲートの上に空きスペースがありますよね。

床から飛び越えることはできないのですが、カウンターから飛び移ったらもしかしたら乗り越えられるかも。

管理人もそこは気がかりで登れないようにするアイテムを購入するか迷っていました。

取り付けると羽の部分が回転して、猫が落ちてしまう仕組み。便利そう。

でも、それで床に落とされるのも可哀想かもって思ったのと、ゲートと一緒に買い忘れて送料も含めた値段で考えると割高に感じたので断念。かわりに格安で済ませました。

その方法が百均のワイヤーパネルで物理的に通れなくする。

ダイソーのメッシュパネルを2枚重ねて、結索バンドで止めていきます。上部のスペースを塞げる大きさに調整したら、結索バンドでポールにくくりつけます。

紐で結ぶだけだと落ちてきてしまうので、上の固定器具の溝に結索バンドを引っ掛けるのが肝。のぼれんニャンはゲート開閉時にドアパーツが上下に動くので落ちてくると開閉がスムーズにできなくなる恐れがあります。なのでしっかり落ちないようにしましょう。

設置の効果は?

最初のうちは入れなかったというか入ろうとしなかったのですが、だんだん、ご飯が出てくるとわかると、頭をグリグリ当ててこじ開けようとすることも。

のぼれんニャンにはロックが2つついているのですが、横着して上だけロックしているいると強引に入り込めてました。

また、のぼれんニャン窓用も同様に稼働分と稼働分の隙間に頭を押し付けて前足ぐらいまで入ってることがありました。

ちゃんと対策をしないと入り込んでしまうのでロックをしっかりしましょう。

窓用の方は百均の野良猫防止のトゲトゲマットをくくりつけることで物理的に押し付けたくない状態にしました。

カウンターキッチンにのぼれんニャン設置メリット・デメリットは?

のぼれんニャンのデメリット

100%絶対には防げない

使ってみて感じたのは100%台所に入ってこない!という状態にはなりません。

ロックし忘れたり、料理を運んでいるときに待ち構えられたりすると入ってしまいます。

実際に何回か入られてます。

設置したからもう絶対に入ってこない大丈夫ではないので要注意です。

カウンターの使い勝手が悪くなる

カウンターの上にフェンスが設置されるので使い勝手はめちゃくちゃ悪くなります。

インスタの動画のように柵越しのものに触ろうとして、ものが落っこちることはしょっちゅう。いないときに置かないといけない。

カウンターキッチンの便利ポイントである「カウンターに料理を置く」は猫が触るので基本できないです。

我が家は猫がいない配膳するタイミングでしか料理は置かないようにしているぐらい。

さらに、戸の開く向きなども要注意。戸が邪魔して取りづらいケースも起こり得ます。

掃除で向きがずれるときがある

のぼれんニャンのゲート用はゲートを90度開くと戸がロックされるようになっています。ちゃんと開けないと自動で閉まるようになっているので猫が入るのを防ぐのにちょっと便利。

「90度開く」の判定が戸の足の部分。

これがずれるとロックが作動しなくなります。

イメージとしてあえてずらしてますが普段はもっとビミョーにズレます。そしてロックが効かなくなって地味にイラッとします笑。

そしてこの足が掃除機が当たるとずれる。気がつくとロックされなくなるのでちょっと不便です。

のぼれんニャンのメリット

カウンターからは絶対に入ってこれない

カウンターに登られることがあっても、そこから台所に入ってこないのは大きいです。

カウンターから台所に入る場合はほぼ確実に調理スペースに入ってしまうので、懸念がいっぱい。それがなくなるのは快適です。

猫はめっちゃ入りたそうに柵越しに見つめてきますが、ストレスが減るのは猫を飼う上で必須。入って叱って、出して、また入って叱ってというループを繰り返すうちに猫との信頼関係が崩れてしまうケースも起こり得ます。

そういった事態を防ぐためにもきちんと隔離できるのは大きいでしょう。

誤飲や火傷、洗剤を舐める危険は避けられる

しかし、デリットで上げた通り、ゲートからは入ってしまいます。

といってもフェンスがあることで台所に入るのをだいたい防げるのは大きいです。

さらにカウンターから入れないということは入る場所はゲートからのみ。つまり床づたいで高いところからではないので、調理スペースに入ってくるには、台所に侵入→ジャンプ→調理台にという手順を踏む必要が出てきます。

そうなってくると、料理に集中しまくっている状態でない限りは猫がいることに気づけるので、調理スペースにあがることは防げるとも言えるでしょう。

調理スペースにあがってこない結果、コンロや鍋に触れて火傷したり、食べてはいけないものなどの誤飲を誤飲したりするリスクは激減します。

DIYよりも手間が少ない

もう一つのメリットは、費用はかかるものの、手間がすくなく柵を設置できることです。

どうやって防ぐか、DIYでフェンスを作ることも検討しましたが、大変です。

ラブリコやディアウォールという柱を突っ張る形で設置して、そこに電動ドリルで工作して、、、となるとかなりの手間がかかります。

ディアウォールやラブリコを購入して、木材も買ってとなるとそれなりに費用もかかるので、時間とコストを考えると一人でも設置できるのぼれんニャンはおすすめ度が高いです。

まとめ

  • 台所には猫が食べたらいけないもの、負傷するものがたくさんあるので、入らせてはいけない。
  • でも、猫はそんなのお構いなし。大好きな飼い主さん、興味を惹かれる匂いや音があれば問答無用で侵入を試みる
  • のぼれんニャンを設置してみたら危険なケースが格段に減った。

猫の飼育本でも台所には入れないようにしましょうと明記されています。それだけ猫にとっては危険がいっぱいの場所。

今日は大丈夫だったから…で済ませますか?明日は、明後日は?

人間の言葉が理解できない猫は突拍子もない行動に出ることがたくさんあります。急に気になってネギやチョコといった危ないものを口にしだしたり、興味本位で熱々のコンロにタッチしてみたりするかもしれません。

それでも今日は大丈夫だったからで済ませますか?

我が家は猫がたまーーーに入ってきちゃうことがありますが、基本は入れないのですごく安心して生活できてます。猫が安全安心にすごせて、飼い主も怒らないですむので台所の侵入防止は絶対にしたほうがいいですよ!

手軽にできるのぼれんニャンを設置して本当に助かってます。

ネコのグッズは他にも記事を書いてます!もし興味があれば合わせて御覧ください

参考文献

※1:環境省「飼い主のためのペットフード・ガイドライン

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