こんにちは、福田栗作(@kurisakunchi)です。このブログでは注文住宅や雨水タンクに関する話題についてユーザー目線で解説しています。
ウッドデッキやカーポートが思った以上に高くてツライ
外構業者さんから最初に出してもらう見積もりって想像以上に高額で驚きますよね。私も数社から相見積もりをして、どれも「けっこうする、、、」ってショックを受けました。そこからウッドデッキとカーポートについては合計で75万円削ることに成功し、いい感じの庭造りができました。この記事ではコストをどうやって抑えたかを解説していきます。
この記事でわかること
- 外構の最初の見積もりが高い理由
- ウッドデッキやカーポートを減額するマル秘テク
- マル秘テクのデメリット
コストが少しでも減らせれば、予算にゆとりができたり、ほかの部分のグレードを上げたり、後で自分でやろうとしていたものを頼めたり選択の幅が広がって庭造りがもっと楽しくなること間違いなし。この費用を抑えるテクが参考になれば嬉しいです。
費用を減らす方法の一つに「相見積もり」があります。相見積もりについてメリデメや実際にやってみて感じたことなどをまとめた記事や相見積もり経験者にアンケートして「みんなの実際」を聞いてみた記事もあります。これを機に相見積もりに興味が湧いてきた方はあわせて御覧ください。
外構の見積もりと注文住宅の見積もりの違い
外構の見積もりをもらってみたら想像よりも高額でびっくりした経験はありませんか?
実は外構の見積もりは注文住宅と違って最初の見積もりが高くなる傾向があるんです。ウッドデッキやカーポートの減額した方法の前にまずは費用のイメージを抑えておきましょう。
外構の最初の見積もりはだいたい高額
注文住宅の見積もりは最低限の値段から、オプションがどんどん足していってというスタイルに対して、外構は聞いた要望を踏まえて最大限、最高の状態で出してきます。私が依頼した外構業者さんの担当者がこういってました。
最初に見積もりを出す瞬間が1番嫌なんですよね、、、大体驚かれるので。見積もりから取捨選択してもらうんですが、最初のインパクトが強すぎちゃって、、、
外構は最初の見積もりは高いのは仕方ないとおぼえておきましょう。
全部コミコミで出てくるということは最初の要望が大事になってきます。最初のプランを作ってもらうときは、実際に使うかは置いといてどんどん要望を出しておくのがオススメ。モリモリで出てきた見積もり以上にはなりにくくなって費用感がつかめるので、とりあえずいうだけ言うの気持ちでどんどんいいましょう。
ウッドデッキやカーポートの見積もりを見るときのポイント
最初に最大限の状態で見積もりを取るということは、ウッドデッキやカーポートを頼んだときも1番良い(高い)ものをだしてくる可能性があります。
まずどのシリーズかをチェックして、安いシリーズに変えてもらうのが大切。どのメーカーのどのシリーズのどのタイプかをちゃんと聞いておいたほうがいいでしょう。
例えばYKKAPのエフルージュシリーズで比較してみます。屋根ふき材はポリカーボネート板、高さは標準、サイズは1番小さいサイズのカタログ価格です。
エフルージュ | 価格(円) |
FIRST 600タイプ | 264,300 |
プラス FIRST 600タイプ | 421,900 |
EX FIRST(600タイプ) | 634,000 |
数十万円も変わってくることがわかります。オプションがついているかなどもあわせて見ておきましょう。商品グレードを下げてもらいたいとお願いすればコストがカットできます。
余談ですが、ウッドデッキに関して自宅に設置した人にアンケート調査を行い、60人から回答を得ました。その中でウッドデッキのサイズに関する質問で回答数が一番多かった「1.5㎡以上4.5㎡未満」だけに絞って見てみると、「50,000円未満」が10人、「50,000円以上150,000円未満」が13人、「150,000円以上500,000円未満」が8人という結果に。つまり似たサイズでも会社やグレードが変われば大きく値引きができることを示唆しています。見積もりを取るときは注意して内容を見てみましょう。このウッドデッキに関するアンケート結果にもとづいてみんなのサイズや価格、後悔ポイントをまとめた記事もありますので興味があればご覧ください。
ウッドデッキやカーポートを減額するマル秘テク
それでもやっぱ高い!と思う方に本題、マル秘テクを紹介します。
総合カタログを使って各シリーズを比較する
使うものを変えてくれるようにお願いしても実は高いものやもっと下げられるのに一番下じゃなくて真ん中のグレードの商品を出してきたということもあるかもしれません。
こういった方法に対策するために、業者用の総合カタログからスペックや価格を比較してこちらから商品を指定する方法です。YKKAPとLIXILのエクステリア用のカタログは下にあります。
これからどの商品で見積もりを出してきて、もっと安くできないかをチェックしていきましょう。
ウッドデッキは手すりのグレードを変えるだけでも減額効果は大きくなります。
カタログの価格から割引具合をチェック
業者用のカタログにある価格は「商品価格」。外構業者が見積もりで出してくる価格は「工事価格」です。特定の会社に多く発注している会社の場合、他よりも安く仕入れていたりします。そのため商品価格と工事価格がどれぐらい差があるを見てみましょう。
見てみましたか?
おそらく、外構のプランニングからやってくれる会社の場合、割引がそれほど多くないと思います。
なぜか。実際の施工は専門業者に発注をかけるから。プラン通りにするためにアルミ形材などの施工業者だけでなく、植木屋さんや左官さんといろいろなところに発注してくれるので手間がかからない分、一つ一つの単体の値段では専門業者に劣ってしまう傾向があります。
差が少ない場合、「分離発注」をする
割引が少ない場合は、ウッドデッキやカーポートの設置を専門に行っている業者に直接依頼する「分離発注」をしましょう。
これが私のカーポートやウッドデッキの費用を抑えたマル秘テクです。
専門業者だと施工件数が多い→仕入れる量が増える→その分、仕入れ価格も低くなる→結果として割引額が大きくなります。なので、外構業者さんに「アルミ系の商品だけ他でお願いしてもいいですか」と聞いて許可をもらえたら他で見積もりを取ることをおすすめします。
これで私は、ウッドデッキが当初見積もり価格137万円を77万円に、カーポートを41万円から27万円に減額することに成功しました。
ウッドデッキもカーポートもつけたことに満足しているのですが、暮らしてみて少し後悔しているポイントももちろんあります。別の記事で外構工事で失敗・後悔したところとどうすればよかったかをまとめたてみました。興味がありましたら御覧ください。
マル秘テクのデメリット
減額が小さくなるケースもある
専門業者でもYKKAPと繋がりが強いところもあれば、LIXILをよく取り扱っているところもあります。業者によってお得意さんが違うので、どうしてもLIXILがいいなどの要望がある場合は依頼する業者によっては思ったより割引されないというケースもあります。
また、価格が安い商品の場合は割引されても恩恵が多くない場合もあります。我が家の見積もりから見てみましょう。
商品 | 本体価格 | 割引額 | 割引率 |
ウッドデッキ | 1,285,000 | 706,750 | 55% |
カーポート | 450,800 | 256,956 | 57% |
門扉 | 59,900 | 29,950 | 50% |
門扉 | 97,100 | 48,550 | 50% |
本体価格が低い場合、割引額も相対的に低くなることがわかります。分離発注した手間がかかったのに、総額があまり変わらないケースもあるので、見積もりはしっかりと見比べてましょう。
発注先が増えるので管理が大変
発注先が増えると大変になるポイントがあります。それは
- 外構のスケジューリング
- 業者間の情報共有
の2点です。どちらも重要なポイントなので注意していきましょう
スケジューリング問題
1つの外構業者に依頼した場合、いつどこの施工をするかなどスケジュール管理は全部やってもらえます。2つになった場合はウッドデッキやカーポートなどアルミ系の施工を依頼した業者さんの対応は全部、施主、つまり自分で調整する必要があります。
例えば、納入が遅れた場合は、外構の工事でウッドデッキやカーポートだけないという状態になります。また庭への門扉がないという場合、セキュリティにも若干の不安が出るのでこの点は気をつけなければなりません。
この他にも外構の注意点やスケジューリングについて解説しています。もしよければあわせて御覧ください。
業者間の情報共有
これも施主で行う必要が出てきます。特に駐車場を土間打ちしてカーポートを設置する場合は必ず、情報共有をしましょう。
カーポートの設置箇所を共有せずに土間打ちだけしてしまうと、後からコンクリートに穴を開ける斫り(はつり)をして、設置しないといけなくなるからです。そうすると、土間の強度が下がる他、余分に少し費用が発生してしまうため、いいとこなし。
予めどのカーポートにして、どこに設置するかを共有して置きましょう。カーポートの柱に当たるところに予め穴を開けてもらっておけば安心です。
といった具合で連絡の手間が増えるので、どれくらいお得価の金額との兼ね合いで「分離発注」を行うか検討するとよいでしょう。
とはいえ、業者を探すのはめんどうという首都圏にお住まいの方には年間3000件の施工件数を誇る「ロイヤルガーデン」がオススメです。施工数が多い=メーカーへの発注数が多く割り引きが効きやすくなる、設置などにも問題なく行えている証拠。365日年中無休で対応してくれいて、現地調査や見積もりまでは無料で対応してもらえます。費用感を把握するためにとりあえず問い合わせてみましょう。
まとめ
- ウッドデッキなどアルミ形材の専門業者に分離発注をすると費用が抑えられるケースがある。
- ウッドデッキやカーポートなど本体価格が高いものほど減額の恩恵を受ける。
- 発注先が増え、管理が大変になるのでコストとの兼ね合いで分離発注するか検討する必要がある。
もしウッドデッキやカーポートが高額で予算をどうするか迷っている人はぜひ、一度「分離発注」を検討してみることをおすすめします。
見積もりは無料の会社多いので見積もりだけでももらってみると、今もらっている見積もりの良し悪しが具体的につかめるでしょう。
絶対に失敗したくない外構工事においてセカンドオピニオンももらうことが大事になってきます。
しかし一括見積もりとなるといろんな会社から際限なく営業がかかってきて疲れるということもありますよね。。。4社から相見積もりをとって大変でした。
外構の相見積もりに関するアンケートの結果では「2社」に聞いたという回答が最も多かったです。複数社からお話を聞くことで安くなった、比較検討できた、交渉に使えたという声が多数寄せられていました。
アンケート結果の詳細はこちらをチェックしてみてください
そのため、一括見積もりではなく、実績のある会社2~3つから見積もりをとるのがおすすめ。
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