こんにちは、福田栗作(@kurisakunchi)です。このブログでは注文住宅に関する話題についてユーザー目線で解説しています。

ハウスメーカーの勧められた外構プランや外構屋さんで大丈夫だろうか。
外構の相見積もりについて知りたい。
以上のような外構の相見積もりに関する疑問について注文住宅大好きマンがお答えしていきます。
この記事でわかること
- 外構の相見積もりのメリデメ
- 実際に相見積もりした際のプラン比較
- 相見積もりのコツ
自分の家を建てるにあたって、私は4社から見積もりをもらい検討して、その重要性を肌身で感じました。また、新築住宅の外構工事に関するアンケート調査をしてみると、相見積もりをしなかったことを後悔しているという人もいました。この記事を読んで、労力に対して見返りも大きい相見積もりをしてみるきっかけになったら嬉しいです。
このアンケートでは費用や満足点、後悔ポイントなどを聞いており、その結果については別の記事でまとめています。こちらも興味がありましたらあわせてチェックしてみてください。
外構の相見積もりのメリット・デメリット
外構の相見積もりとは?
そもそも相見積もりとは複数社から見積もりをもらうことです。外構の相見積もりの場合、何社かの外構会社に土地の図面(土地面積や土地の形、どこに家が建つかが記載されたもの)をお見せして、こういう庭にしたいとお伝えして、プランを作ってもらうことです。
どのようなプランがいいのか迷われている方向けに、おしゃれに仕上げるにはどうしたらいいかポイントをまとめてみました。興味があればこちらも合わせて御覧ください。
相見積もり経験者にアンケートして「みんなの実際」を聞いてみた記事もあります。私の体験記以外にも相見積もりをした人のリアルに興味が湧いてきた方はあわせて御覧ください。
相見積もりのデメリット
- 複数社とやり取りをするので疲れる
- 複数社に相談するので時間がかかる
- 時間がかかることで引き渡しー入居までがスムーズにいかない可能性が出る
相見積もり疲れるポイントは?
これまでの注文住宅を作っていく中で、室内に関する打ち合わせをしまくった後に追い打ちを掛けるように出てきてかなり大変だと思います。最初、私も正直「めんどくさいな、、、、」って気持ちしかなかったです。最初の工務店さんの紹介した会社のプランを見て、もう一つの会社のを見ていくうちに、他のは?ってなり、最終的に4社お願いしました。実際やってみて疲れたので、心身にゆとりがない方にはオススメしづらいのが実情です。
どれくらい時間がかかる?
依頼のメールを送ると、外構屋さんは現地を実際に下見する必要があります。その予定を組んで、そこからプランを作っていきます。メールだけでお願いする場合もあれば、実際に打ち合わせをお願いされるケースもあります。プランができるまで最低でも1週間ぐらいはかかるとみたほうが良いでしょう。
相見積もり取るということはプランが揃わないとできないので、1社遅くなると全体の進行も遅れてしまいます。見積もりとってプランを見比べて検討して決まるまでに2週間~1ヶ月はかかる可能性があります。1社だけだったら、これぐらいの時間があればもうほとんど内容が固まっているかもしれません。
多くの時間を要するので、時間にゆとりがないと厳しいとも言えます。
時間がかかりすぎると…
時間がかかるので着工開始も当然遅れてきます。我が家は相見積もりをして、話を進めた会社とうまく行かず別の会社でやり直した経緯があります。そのため作業開始が遅れて、引き渡しから1ヶ月は建物が建っていない部分は更地、無人の家でした。この間、換気システムは動かし続ける必要から電気代の2重支払いが起きるといった思わぬ出費も出ています。
この他に更の土地に家がポツンとあるので犯罪に狙われる可能性もあるし、保険の適用時期の調整など本来不要だった心配事が増えるのも事実です。また、施工完了翌日に引っ越すという日程になってしまったため、土間に気をつけて!という話を引っ越し屋さんにお願いしたりもしました。
繰り返しになるのですが、時間に余裕がない場合は比較する会社を少なくするなどの対応も必要になってくるでしょう。
外構工事を「あとから」する場合のメリット・デメリットを解説しています。もしよかったら御覧ください。
相見積もりのメリット
- いろいろなプランを見ることで自分の理想の庭、外観のイメージがより具体的になる
- プランを見比べることで悪徳な業者を避けられる
- 複数のプランを見て、安値高値を把握できるようになる
- 外構に関連する知識が深まる
プランが具体的になる
どのようなお庭がいいですか?といきなり答えられますか。私は全然、答えられなかったです。我が家も車1台止められて、芝張ってぐらいのフワッとしたものでした。
プランを打ち合わせしていく中で、どこに車があると生活動線がいいか、自転車置き場も必要だ、家庭菜園したい、ウッドデッキ確かにいるよね!、シンボルツリーは果樹にしようかなどなど色々気づいてそれを盛り込んで行きました。家の間取りと同じように生活するイメージもしっかりできます。
複数のプランを作って複眼的に考えてみたほうが単一プランよりも充実度が変わってくると言えます。
最初の外構工事の打ち合わせ、プラン・見積もりを出してもらうのときに伝えたほうがいいポイントをより詳しくまとめてみました。もし興味があったら御覧ください。
また、シンボルツリーは業者によって提案される樹木が違うので相見積もりの面白さを感じられると思います。シンボルツリーに関しては200人に何を植えているか、植えてよかった点と後悔を聞いた結果をまとめて人気樹種TOP10を紹介した記事もありますので気になる方は合わせてご覧ください。
悪徳業者を避けられる&安値高値が把握できる
ハウスメーカーが外構屋さんを紹介するのは「付き合いがあって工事の進めやすい」という理由の他にマージンをもらっているところもあるからという話もあります。その分、ユーザーのお支払いに高く付く可能性が出てきます。
また、それぞれの見積もりを見比べることで、土間打ちの平米単価がぜんぜん違う、不要な工事を入れてきている(実例は後述)、カーポートもっと安いのあるじゃん、みたいなことが分かってきます。余分な費用を抑えられるようになり最終的に外構費用全体を圧縮できる可能性も出てきます。我が家は最終的に100万円減らすことに成功しました。なにをしたかもまとめています。もし興味があったら御覧ください。
また、複数プランを作ってもらう、見比べるという過程で疑問点がどんどん出てくるので調べたり聞いたりしていく過程で外構に関する知識も深まっていきます。そうなるとより満足いく出来栄えになるので楽しみも増えていくことになります。
私は生垣を作ってもらいました。
例えばある会社はオウゴンマサキを1mあたり3本植えてもらいm単価は11,000円。もう一方の会社はシラカシで見積もりをとり、1mあたり2本でm単価は8,600円。だいぶ変わってくるのがわかりますでしょうか。高値安値ではないのですが、相見積もりをとることで費用を浮かせる参考になれば嬉しいです。
なお、生垣の費用感や暮らしてみて実際はどうか、メリデメなどをまとめています。興味がございましたら御覧ください。
外構の相見積もりやり方は?
複数社に見積もりをもらう
相見積もりで一番大事なことは複数の会社からプランを作ってもらい、見積もりをもらうことです。そのために外構業者を探すことから始めないといけません。
まず、ハウスメーカーや工務店がよく依頼している業者があればプランを作ってもらいましょう。そのうえで別の業者を探すことをおすすめします。
探し方としては、「外構の一括見積もりサイトを使う」「フリーのエクステリアプランナーに相談する」「ネット検索」などの手段があります。
外構の一括見積もりサイト
複数社とのやり取りが走るために情報がこんがらがったり、やり取りに疲弊することがあります。そこで必要な情報をお伝えして一括で見積もりをしてもらうほうが楽になります。
一番楽に業者を探せる反面、いろいろな業者にアクセスをすることになるので断る手間が増える、営業が来る確率が増えるというデメリットは意識しておきましょう。セールスが苦手な人は避けたほうが無難かもしれません。
フリーのエクステリアプランナーに依頼
ランサーズやココナラなどを通じて個人で業務を請け負っている人に自分たちから連絡をとってプランを作成してもらう方法。わたしはこの手法を使ったことがないので、あくまでこういう手法があるという紹介にとどめます。
個人間のやり取りになるので何をしてもらうか(プランの製作のみ、見積もりをもらえるか)をしっかり詰めないとトラブルになる可能性があるので注意しましょう。
サイトを介してウェブでのやり取りが中心になるので、打ち合わせの出向く手間は減るのはメリットに感じます。一括見積もりサイトやネットで外構業者を調べるよりも口コミがいっぱい見られて評判をちゃんと把握できるというのも魅力的ですね。
ネットなどで調べて業者を見つける
我が家はこれ。ネット検索で出てきたサイトから良さそうなところにあたりをつけてメールしていく方法。検索したワードは「外構 福岡」「造園 福岡」「エクステリア 福岡」「庭づくり 福岡」「外構工事 福岡」「外構業者 福岡」という風に手を変え品を変え調べていくと良いでしょう。
ネット検索だけでなく、グーグルマップで「外構」「外構業者」などを調べるのもオススメです。こちらは車がない人向けで、駅から遠いなど打ち合わせに通いやすいかどうかがわかるので地図から見てみるのもわたしは役に立ちました。
自分でしっかり調べて気に入った業者を選べるので満足度や納得が高いです。反面、業者を見つけて、その業者が変なところじゃないか調べて、見積もりをお願いしてと手間はかなりかかります。外構工事だけじゃなくて、家の打ち合わせなどもあるので体力を結構使うので注意しましょう。
いつ外構業者に「相見積もり」を伝えるか
外構を検討し始めた状態だと、ハウスメーカーや工務店から紹介された外構業者と話すことから始めことになるでしょう。紹介された業者さんと話してて違和感を持ったり、他の業者はどうだろうと気になったりして他の業者もという流れにいきますよね。
そうすると何回か打ち合わせをしたあとになるので、ほかから見積もりをもらった、もらうことはなるべく早く伝えましょう。話が進んで断りづらいという状況になっては損です。業者に直接言いづらい場合は、ハウスメーカーや工務店の営業担当さんに通じて、「外構の相見積もりを検討していて、業者さんに待ってほしいと伝えてください」とお願いしましょう。
そこから他の業者、ハウスメーカーや工務店から紹介された会社とは別の2社目以降の会社には「相見積もりをお願いしてます」と最初にお伝えするのがオススメです。比較されるという状況になっていることがわかれば見積もりに余計なものを入れてくることが減ります(逆に見比べて1社変なのがあったら怪しいので断るのがオススメ)。
外構業者への断り方、断るタイミング
いつ、どのように断ればいいか迷いますよね。
何社か見積もりをもらって打ち合わせをする中で、ここ良いかなというのが絞られてくると思います。その段階でもう依頼しないだろうなと感じた業者も確実に出てくると思います。そう思ったらすぐお断りしてしまいましょう。やり取りや受けるかどうかの催促で気苦労を増やすよりはさっぱり断ってしまうのがオススメです。
断り方はシンプルに他の会社にしたで大丈夫です。先に相見積もりをする旨を伝えているのでここでハレーションが起きることは我が家ではありませんでした。お断りの例文も考えてみました。もしよかったらこちらコピペして使ってください。
●●会社 ほげほげ様
お世話になっております。●●です。
先日はプランの提案、お見積りをご提示いただきありがとうございました。
お庭のイメージが膨らむ素敵なプランでございました。
大変魅力的な内容ではございましたが、
複数社のプラン、見積もりと比較検討した結果、
今回の工事では御社ではなく他社と契約することになりました。
お手数をおかけいただいたのにこのような結果となり申し訳ございません。
もしまた何が御縁がございましたらご相談させてください。
よろしくお願いします。
●●
ここで大事なのは1社にすぐ絞らないようにしましょう。我が家では契約直前まで考えていた業者があったのですが、見積もりを改めてもらう中で不審な点出てきて辞めた経緯があります(後述します)。2,3社は「とても魅力的なプランで迷っており、しばらく検討する時間をいただけますでしょうか」として保留しておくと良いでしょう。
【実例】会社でプランが全然違う!平面図比較
同じ土地、建物配置で4プラン比較してみた




いずれも同じ土地、建物配置で考えてもらった外構プランです。
左上をA社、右上をB社、左下をC社、右下をD社と呼びます。
A社のはどんなプランにするか全然決まっていない状態で工務店と提携している外構屋さんがプランを考えてもらったものです。
他のは外構プランでやりたい方向が見えてきたので、以下の条件でプランを作ってもらいました。
- セミクローズ外構でお願いしたい
- 家庭菜園スペースがほしい
- ブロック塀でなく生け垣にしたい
- 車は建物の東側で
- ウッドデッキはほしい
- 北側の通路は防草シート砂利敷きで
どれも条件を満たしながら出てきた図面はだいぶ違っているのがわかりますでしょうか。
各社の見積もりの詳細を作業ごとに分けて外構工事の費用感を紹介した記事もありますので、もし興味があれば御覧ください。
プラン比較して最終的に決めたポイントは
4社のプランを見ながら最終的には右下の曲線がきれいなプランを採用しました。
A社は他のプランを見たときに色あせてしまってなしに。
B社はプランを煮詰めながら話していったのですが、途中で不誠実な対応が目立ちご破産。具体的には他の会社は費用に含めなかった工事をプランを練り直していくうちに計上してきたことがきっかけで信用を失ったためです。後から追加計上された工事については、他の会社にプランの中にこの工事入ってますかって聞いたら「当然入っている」と言われたので、どんどん請求額が増えそうって感じてやめました。
C社は単純にメールの対応が遅いからでした。繁忙期で対応が遅れるがこの日までにプランをお出しすると会社側が申し出た期日よりも数日遅れてプランを出されて、今後もこういう対応が続くなら工事が遅れそうで嫌だなということでお断りしました。
B社にD社みたいな曲線を取り入れた形でお願いしたいと進めていたのですが、先の通り不誠実だったのでなしになり、おしゃれなD社にお願いしました。最初にD社に行かなかったのはおしゃれな分、お値段も相応に高くて、断念仕掛けたのですが、最終的には誠実な会社に依頼をしました。
相見積もりをうまくやる方法は?
- 外構プランを考える時期を早める
- ダメだと思った会社は早く切る
- 比較見積もりサイトを使う
相見積もりは思ったよりも時間がかかるということは念頭に置いて動くのがお薦めです。外構工事とは?を解説した記事では「着工前ぐらいまでは一切考えなくても大丈夫」としていましたが、着工前後には動いていたほうがだいぶ安心できます。
また、やり取りをするうちに「この会社はないな」と感じたらすぐに打ち切って保留にしておいたほうが良いです。時間が遅れれば遅れるだけ入居が遅れるリスクがあるので余分なやり取りは減らすに越したことがないからです。完全にお断りするのでなく、私の場合のようにやり取りをし始めたら悪徳だった場合もあるので、あくまで保留にとどめておきましょう。
外構業者を探すときに自分でネットで調べて良さそうなところを見つけたら、そこが問題にないか口コミを調べてと見ていくと時間がかかりますし、そもそもネットにウェブサイトをちゃんと作っている外構業者が福岡は少なくて見つけるだけでも一苦労でした。
少しでも時間と労力を減らすために無料で一括見積りをしてくれるサイトを頼るのも手です。というかしないと労力がかなりかかるので、サイトの利用がお薦めです。もし興味があったら以下のサイトを使ってみてください。
\相見積もりはこちらをクリック/
まとめ
- 相見積もりは時間がかかる
- 外構の知識が深まり理想の庭に近づく
- 比較検討するすることで悪徳業者を回避できる
- 安値高値を把握できる
個人的には時間と体力に余裕があれば、外構の相見積もりは絶対にしたほうがいいと思います。時間だけが気になるのであれば、無料の一括見積サイトも使ってみましょう。
家に帰ったときに庭とか含めた外観が良い、「我が家に帰ってきたなぁ」って良い気持ちになります。屋外の生活動線がちゃんとできて、QOLも上がります。ぜひ相見積もりに挑戦してみてください。
外構に関して迷っている方の参考になれば嬉しいです。
絶対に失敗したくない外構工事においてセカンドオピニオンももらうことが大事になってきます。
しかし一括見積もりとなるといろんな会社から際限なく営業がかかってきて疲れるということもありますよね。。。4社から相見積もりをとって大変でした。
外構の相見積もりに関するアンケートの結果では「2社」に聞いたという回答が最も多かったです。複数社からお話を聞くことで安くなった、比較検討できた、交渉に使えたという声が多数寄せられていました。
アンケート結果の詳細はこちらをチェックしてみてください
そのため、一括見積もりではなく、実績のある会社2~3つから見積もりをとるのがおすすめ。
全国に店舗があり実績数が2万件と抜群に多いガーデンプラスは候補にいれたほうが良いです!受注件数が多いければ取引が増えるので値引きもしてもらいやすくなるからです。
気になる方はぜひチェックしてみてください。
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