こんにちは、福田栗作(@kurisakunchi)です。このブログでは注文住宅や雨水タンクに関する話題についてユーザー目線で解説しています。
間取りで収納の失敗を知りたいんだけど…
注文住宅の間取りで一番、失敗・後悔した場所のアンケート調査を当ブログで独自に行いました。330人中19人が後悔、失敗したと回答したのが収納。
この記事では回答者から寄せられた収納の失敗談を紹介していきます。
収納の間取りの注意点
まずは注文住宅を建てて、暮らしてみて感じた、今建てるならここに注意したい、ここに気をつけてよかったという点を紹介していきます。
リビングダイニングに収納は必須
家を建てて暮らしてみて意外と困ったのがリビングにものが溢れること。
リビングダイニングに作り置きの棚を依頼してなく、収納ゼロ。カラーボックス3つ置いてるものの足りないって感じてます。
子どもがいるとおもちゃや作ったものなどが散らかる、猫がいると猫の遊び道具や動き回って散らかるので収納を用意してちゃんと片付けられる状態になればいいなと思ってます。
大きめな棚を買うか迷っているのですが、追加費用がかかるなら、あらかじめ棚を作り置きしておいてもらったほうが良かったかもって感じてます。
私の家のリビングダイニングに散らかるもの、収納したいものとして
- 文具
- 登園通学の関係のもの
- ファイル
- 猫の日用品(猫砂とか)
- 子どもと猫のおもちゃ
- 本
- 子どもの作った作品
があります。
リビングダイニングの収納がないと、ものが散らかるので生活が嫌になるので、収納は本当に大事です。
あると助かるトイレ収納
我が家のトイレは棚付きのトイレ。ですが、、、トイレットペーパー3個ぐらいしか入りません。
トイレの掃除用品とメンテナンス用品(すっぽん)が雑に置かれてるので、ちゃんと収納があるとだいぶ助かります。とくにすっぽんが見栄え悪いし、邪魔です。
トイレの収納は検討したほうがおすすめです。
トイレに置かれる荷物としては
- トイレットペーパーの予備
- すっぽん
- トイレの掃除用品
- タンク洗浄剤(タンクレスの場合は不要)
- 汚物入れ
ここらへんはマストです。特にトイレットペーパーの予備置き場がないといちいち取りに行くのが煩わしいので、トイレットペーパーの予備を置く場所だけは確保したほうがいいです。
意外と物がある脱衣所
脱衣所も収納プランをしっかり練ったほうがいいです。
我が家は洗濯機を置くスペースだけ用意してあとは棚とかあるものを使ってという感じなのですが、洗濯かごと洗濯洗剤を床置きになってちゃんとスペースを用意しておけばもっと暮らしやすいだろうなってちょっと後悔してます。
お風呂用品の予備は点検口の床下収納に入れているのですが、蓋を開けたりする出し入れもめんどいので、ここらへんを収納する場所も用意しておけばと思うことも。
脱衣所の物としては
- タオル類
- パンツなど下着
- 洗濯かご
- 洗濯アイテム(洗濯バサミなど)
- 洗濯用洗剤
- シャンプーや石鹸などお風呂用品の予備
はあると便利でここらへんを収めるスペースや工夫はほしいところです。
この記事と同様に脱衣所・洗面所に関する注意点や失敗・後悔の声をまとめた記事もありますのであわせてご覧ください。
階段下収納が便利
我が家は階段の隣に洗面所を設けているのですが、階段の下に小さい物置きスペースを作ってもらいました。
これが地味に便利。トイレットペーパーやティッシュの予備を大量ストックしておいたり、今は使っていないけどおむつを置いておいたり、掃除機を置いておいたりといろいろ置けるのでかなーーーり助かります。
ただ、階段の下なので、高さがあるものはおけないというデメリットもあるのですが、小物を置きとしては役立っていて、入れてよかったものの一つです。
階段に関する失敗や後悔したという声もまとめてみました。興味があればチェックしてみてください。
靴箱以外にも収納がほしい玄関
我が家は玄関に服をかけるスペースを作ってもらったのですが、これが冬場は便利。
あと、花粉症の人にもおすすめしたい。理由は花粉がついた上着を玄関で脱いで置けるから。
室内に花粉が入り込むのを減らせるので花粉シーズンに家で鼻や目に来るのを少し減らせるので、靴箱以外にもほしい収納ポイントです。
玄関は外で使うものを置くと便利なのでその収納も考えておきたいですね。具体的には
- 自転車があるご家庭は空気入れやメンテンス道具
- 車の洗車用品
- 庭がある家は剪定ばさみや肥料などの庭の手入れ道具
- 子育て世代はベビーカーや外遊びのおもちゃ
- 冬場のマフラーや手袋などの小物入れ
などなど、外で使うものを置きたくなる場所でもあるので、靴箱があるからオッケーでなくて、収納も絶対に考慮しておくのがベストです!
この記事と同様に玄関の注意点や玄関で後悔した人の声をまとめた記事もあります。興味ある方は合わせてご覧ください。
この記事の調査とは別で後悔したオプションに関するWeb調査をしたところ、床下収納が後悔したものの上位に上がっていました。なぜ床下収納は駄目なのか、後悔した理由などを紹介してますので合わせて御覧ください。
アンケート調査の概要
クラウドワークスを利用して、「【たった3問】注文住宅に関する調査」と題して2023年9月10日から23日までの間、アンケート調査を行い、330件の回答を集めました。
質問は内容は以下の3問です。
- 性別を教えてください。(男性、女性の二者択一形式)
- 注文住宅の間取りで一番失敗・後悔している場所を教えてください。(自由回答形式)
- 上記の質問で回答した場所の失敗した、後悔している理由を教えてください(自由回答形式)
「リビングを抜き抜けにしたところ、部屋が温まらず寒すぎる」というような回答は、場所の集計を「リビング」と「吹き抜け」にそれぞれ1票ずつ与える形で集計しているため、有効な回答は330人延べ378件でした。
この調査で、収納は19票を獲得し、6位でした。
この調査の回答結果を集計し、後悔した場所をランキング形式で紹介している記事もあります。また1位のキッチン、2位のリビングダイニング、3位のトイレについても同様にコメントをまとめていますので合わせて御覧ください。
シンボルツリーや生垣に関しても似たような調査を行って記事にまとめています。植栽について迷っているという方はぜひ御覧ください。
収納を巡る失敗・後悔は
リビングダイニング
- ミニマリストを目指して、クローゼットは小さめに、収納は少なめにしてもらったが、実際住んでみると、残したいものが結構あり、子どもが産まれてからはおもちゃなどが沢山増えてしまった。もっと収納スペースを作っておけば、リビングがぐちゃぐちゃになることなく過ごせただろうなとよく思う。
- リビング収納をほとんどつくらなかったので収納スペースが少なくなってしまったことです。
- ダイニングの壁際に自身のワークスペース(PCや趣味のものを置いて作業するところ)を造作したが、収納が少なすぎた。本棚のように少し作ったはいいが、A4サイズが縦に入らない寸法だったりして詰めの甘さがあった。変な空きスペースが出来たところにはカラーボックスなどを置いたりして元も子もない。収納の計画は大事。
- 収納が少なくて、リビングがものだらけになっているから。
収納量
- 荷物が思っていたより多く、収納が足りていないので片付けられない物が溢れているので、もう少し収納を多くしておけばよかったなと思い後悔しました。
- 同じような大きさの部屋が3つ並んでしまったがどこかを収納のみにした方が良かった。どの部屋もあまり収納がない。
- 当初は十分すぎるほどの収納がありすぎるように感じましたが、長く住む中でもっと収納を作れば良かったと感じることが増え、どうしても生活感があふれてしまう部屋を見ると後悔してしまいます。
我が家は収納力UPのために小屋裏収納(屋根裏収納)を導入していて、実際にどうだったかメリデメや後悔ポイントもまとめています。興味があれば合わせて御覧ください。
また、収納力に関連して、吹き抜けにしたところを部屋にしておけば広く活用できたという意見もありました。こちらはアンケートで吹き抜けに関して失敗・後悔した声をこの記事と同様にまとめた記事で紹介してますので、合わせてご覧ください。
クローゼット・WIC
- 2階の寝室にウォーキングクローゼットを作ったが、物置き状態になっている。1階洗面所横にでも、家族の衣装部屋のような部屋を一室作って、荷物をまとめる方が使い勝手が良かった。
- 一階に洗濯機はがあり、一階で干して乾いて畳んで2階に持って行くのが面倒。同じ一階に作れば良いと思った。
- クローゼットが狭く服やバッグなどが収納しきれない。子どもが生まれ服や布団が増え、クローゼットに収まりきらなくなってしまった。結局部屋の見える位置に収納BOXを置いて、入りきらない衣服をしまっているので、部屋がスッキリ見えない。
- 寝室のクローゼットが小さく、物の収納が足りないことが多いので、もっと大きくするべきだった
- 十分な量が入る収納スペースを作ったつもりでしたが、いざ入れてみると収納できないことが判明し、困りました。追加の収納スペースを検討しましたが、無理でした。
使い勝手
- 可動棚がたわむ。重いものが載せれない
- お客さんが来た時の部屋を1階に想定していたので収納もお布団が入れられるように奥行きがあるものを作ったのだが結局、お客さんが来ても2階で寝てもらっているので1階の収納に布団を入れることはなく変に奥行きがある使いにくい収納になってしまった。主人が奥の方に入れてしまう物は取りにくく、手前にばっかり置くと奥の物を取る時にいちいちずらす必要がありめんどくさい。ここの収納を作るために部屋の広さを削ったかと思うと後悔しかない。
- 納戸扉の向きが逆じゃないと物を入れずらい
その他スペース
- 部屋の中に収納スペースを見せたくなかったが、かたずけをきちんとやってくれない家族のせいで収納スペースが活かされていない。
台所
- 台所の収納をL字型に作ったのだが、L字の根本の部分がデッドスペースになってしまって、収納したものが取り出しにくく、結局使えないスペースになってしまった。
納戸
- 間取り作成時はあまり細かく考えず、1階と2階それぞれに二帖ずつの納戸をつけたが、各部屋にも十分すぎるほどの収納をつけている上、引越ししてから物を減らしたため必要性を感じなくなった。その分、廊下やLDKをもう少し広くすれば良かったと思う。
ロフト収納
- 季節家電や普段使わないモノをしまおうと作ったが、基本的にそういったものは大きかったり、重いので持ったまま急な梯子を登るのはキツく、結局ロフトまであげられない。
梯子は安定感を持たせるために重いし。年老いてからだと余計に登らないと実際に使ってみて初めて気づいた…正に後悔でしかないわが家の失敗。
まとめ
- リビングダイニングに収納を作らなくて後悔するケースは多い
- クローゼットの収納量が少ない部屋はスッキリしなくなる傾向が強い
- 収納量が少ないことに悩む人も
みんなの収納に関する不満ポイントを紹介してきました。
リビングダイニングに収納がないとみんなが過ごす場所だけに散らかって生活がしづらくなるケースが多そうでした。我が家もその点は悩んでいるので気持ちがすごくわかります。
また、収納量が少ない、特にクローゼットにあまり物が収められない場合は部屋がゴチャつくので要注意ですね。
家ができあがる前に図面だけでは分からなかった、感じ取れなかったことが不満に上がるケースが多いことがわかります。
こういった不満を減らすには実際の声を参考にしてみるのが大事だと思います。この記事がなにかの参考になれば嬉しいです。
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私は家を建てるにあたって11社から資料をもらって考えました(友人から多すぎってネタにされてます笑)。ただ、いろいろな会社を知ると予算で考える以外にも、木造か鉄筋か、高気密高断熱がいいか、和風か洋風か現代建築かなどなど、どこが自分に会っているか考える判断軸ができていくので家を立てた後のミスマッチは減ったと実感してます。
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