※当ブログでは記事中にアフィリエイト広告が登場します。

小屋裏収納って必要? メリット・デメリットと収納力が激減した失敗を紹介

オプション・仕様

こんにちは、福田栗作(@kurisakunchi)です。このブログでは注文住宅に関する話題についてユーザー目線で解説しています。

小屋裏収納の実際ってどうなのだろう?

失敗例とか知りたい

以上のような「小屋裏収納」に関する疑問について、基礎知識やメリデメとともに注文住宅大好きマンの栗作が暮らしてみるまで全然気が付かなかった失敗について紹介していきます。

この記事でわかること

  • 小屋裏収納の基礎知識とメリデメ
  • 小屋裏収納の失敗談から考える収納力UP法

実際の間取り図を紹介しながら何故失敗したのかを説明していきます。この記事を読むことで小屋裏収納について理解が深まって、実際に導入するかどうかの目安が生まれます。

小屋裏収納とは?

  • 屋根裏や床下など建物の余剰空間を利用して設ける空間
  • バルコニーなど外部からの出入りはできない空間
  • 物置、収納スペースとしてのみ利用可能
  • 床面積の2分の1未満
  • 高さは1.4m未満

これらの一定の条件を満たした空間が小屋裏収納で、屋根裏部屋も小屋裏収納の一種ということになります。小屋裏収納の認定条件は市町村で異なります。設計士さんは把握されていると思いますが気になる場合は調べておくと良いかもしれません。
なお、小屋裏収納を一番キレイに住宅のコンセプトに落とし込んだのがミサワホームの「蔵のある家」です。こちらを拝見するとどのような空間が小屋裏収納なのかを具体的に想像がつきやすくなると思います。

小屋裏収納のメリット・デメリット

小屋裏収納のメリット

  • 広い収納空間が確保できる
  • 床面積を増やさずに収納力を上げられる
    • 建ぺい率/容積率の計算を気にしないですむ(狭小地でも収納が確保できる)
    • 固定資産税の対象外になる
  • デッドスペースが活用できる

住宅に関する情報サイト「おうちパレット」が注文住宅を建てた人に行ったアンケートで、失敗した設備・場所に関するの質問で最も回答が多かったのが「収納・クローゼット」でした。855人のうち39%が後悔しているという調査結果が出ています。収納は後悔しやすいポイントなので、大きな収納を確保できるのは小屋裏収納の最大の魅力といえます。普段使わないものや季節家電など使用頻度が低いものを置いておけるスペースができるので倉庫として大活躍します。

小屋裏収納のデメリット

  • 自治体によっては出入りスペースに階段が必須
  • 天井が低いので背が高いものは置けない
  • 天井が低いので何回も頭ぶつける
  • 屋根裏に設けた場合、夏場は高温になる
  • オプション扱いになるので家の建築費用が上がる

我が家は階段の有無でひっかからなかったのですが、階段を設けないといけないとしている自治体もあります。例えば東京都調布市では、「下階又は上階から利用する物置等であること。(横入りは不可)」と定めています。階段が必須の場合は大きな物が置けないほか、荷物の出し入れに手間が生じてしまう可能性もあるのでデメリットといえます。

新たに物置スペースを作るので当然費用がかかってきます。栗作の家の場合は4.5畳のスペースで40万円追加となりました。費用を抑える手段としては、物置なのでクロスを貼らないという選択肢もあります。石膏ボードむき出しで無骨になるもののお客さんがくるスペースではないと開き直ってしまうのも手です。栗作はこれで6.6万円減らしました(※クロスが余ったのでタダで張ってもらったのは超ラッキーでした)。

【参考】高くないオプションも『注文住宅のオプション 「入れて良かった!」地味だけど大活躍する工夫6選』にて紹介してます。もし興味があったらご一読ください。

あと、天井が低いので本当に頭をぶつけます、気をつけててもなぜか頭をぶつけます。特に出入り口で何度もぶつけてます笑。

暮らすまで気づかなかった2つの失敗

この間取りに失敗ポイントが2つあります。どこが失敗したかわかりますか?

ヒントは我が家では今、1、2に大きめの棚を、3,6,9にそれぞれ小さい棚を置いてそこに荷物を入れて整理しています。

気づきましたか?

正解はドアの取り付けた方向と位置でした。

小屋裏収納内で引戸が動くようになっていますが、これを廊下側に出さなかったのが失敗1です。

これによって、8がドアの開け締めする部分になっているので、ものを置きづらくなっているのです。ここが壁だったら棚も設置できるので収納が少し落ちてしまいました。

ドアの位置はどうでしょう、ドアの位置を7から入るではなく、8からにしたらどうなるでしょうか?

まず7の開口部が壁になります。そうすると、4と7の位置にさらに棚が置けるようになり、図示すると以下のようになります(青枠が棚)。

「失敗」間取り図だと4,5,7,8には出入りや奥のものを取り出せなくなる関係から実質的に物が置けない状態(置くと散らからる)でした。

こうだったらの間取り図だとスペースが有効活用できているのではないでしょうか。3の一見無駄にみえるスペースは季節家電とかを置く用のスペースになりそうです。

大掃除後に荷物が整理整頓された小屋裏を見てて失敗に気づきました。結構デッドスペースがあると、、、、

失敗間取りの小屋裏どうする?

今、栗作の家には収納力に余裕があるので、現状の小屋裏でも全然問題ないです。ただ、今後、物が増えたときにどうしようか考えると、5,8のところにドアに干渉しない形で棚を設置するのが良いかなと思っています。背中合わせに置いて、5と8を完全に収納スペースに変えるイメージです。

こういった買い物をしなくてすむように設計段階で気づけたらと思うものの、後の祭りですね苦笑。

今、間取りを考えている考えている方はデッドスペースになる入り口の位置関係と実際に棚を置いても問題ないかはぜひ一度考えてみると良いかもしれません

余談ですが間取りについて失敗・後悔したところをアンケート調査をしたところ、収納について失敗したという人は330人中19人いました。収納に関する回答をすべてまとめた記事やアンケート結果をまとめて間取りの失敗・後悔した場所をランキング形式でまとめた記事もありますのでもしよかったら御覧ください。

後悔したオプションに関するWeb調査をしたところ、床下収納が後悔したものの上位に上がっていました。なぜ床下収納は駄目なのか、後悔した理由などを紹介してますので合わせて御覧ください。

まとめ

  • 小屋裏収納は収納力が上がるが条件が色々ある上、費用も結構かかる。
  • 入り口の位置と棚をどう置くかを考えないと収納力が下がることがある
  • 頭をぶつけるので気をつけたほうが良い

小屋裏収納について栗作の失敗談と共にまとめてみました。間取り図だと実際がイメージ付きづらいことから起きた失敗でした。実際に棚をどう置けるか、ぜひ一度シミュレーションしてみると良いと思います。

また、オプションに関する記事では、ハンモックやニッチ、シーリングファンについても解説してます。もしよかったらこちらも拝見してみてください。

新築戸建ての ニッチ 施工事例 やアイデアを紹介 失敗 と 成功 ケースは?
注文住宅で取り入れるご家庭が増えている「ニッチ」。アイデアや生活をイメージして取り入れることで暮らしが便利になったり、おしゃれになったりする侮れない存在です。そういはっていも我が家は失敗してまいました。ニッチとはメリデメや実際のところを解説していきます。
室内でハンモック 天井や梁にどう吊り下げたか解説 注意点や設置方法は?
ハンモックを室内で掛けられるようにするには?について解説していきます。どのくらいの幅が必要で、掛けているところや幅が短くなくなるとどのようなふうの掛かり方になるかなど家でハンモックライフを送るのに必要な情報を「実際」の写真を交えながら紹介していきます。
シーリングファンの効果は? 吹き抜けにつけてわかったメリデメ 
吹き抜けのある一軒家だと2階は暑いって印象ありませんか、その対処法にシーリングファンを設置すると良いってよく聞きますよね? 実際のところはどうなのか、吹き抜けに設置してみた結果やシーリングファンに関する記載のある論文などを紐解いて解説していきます。

住宅ローンは大丈夫?

ほかにもオプションを色々つけていったので、なんだかんだけっこうかかりました。これでローンが通らなかったらと思うとゾッとします。理想の家が出来上がって、素敵暮らしを描けたとしても実現する資金がなかったら絵に描いた餅になってしまいますよね。

なので住宅ローンはマイホームを建てる上で本当に大事です。でも、面倒だからハウスメーカーや工務店から勧められたところでローン組めばいいやってなりませんか? 我が家はでした。あとから計算すると金利が0.1%違うだけでも返済総額がかなり変わってくるのを知ってショックを受けました。

「借入額3000万円」「元利均等で返済」「返済期間は35年」「固定金利」の条件で1~1.5%の間で返済総額はいくらになるかまとめてみました。(住宅保険機構株式会社の返済の試算より)

  • 1.0%の場合は総額35,567,804円(月々84,865円)
  • 1.1%の場合は総額36,157,985円(月々86,091円)
  • 1.2%の場合は総額36,754,301円(月々87,510円)
  • 1.3%の場合は総額37,356,564円(月々88,944円)
  • 1.4%の場合は総額37,964,849円(月々90,392円)
  • 1.5%の場合は総額38,579,007円(月々91,855円)

0.5%違うだけでも支払総額が300万円変わってきます。

もっと比べるべきだったかな、がん団信(癌になったら支払いが免除になる保険)もっと調べておけばよかった、もっと仮に通りそうかだけでもいろいろな銀行に聞いておけば…などなどいろんなことが頭によぎります。しかも繰り越さなければ35年の付き合いになるのでよーーーく調べておかないとなんかの表紙に「あのとき、、、」ってなります。預金通帳見てもなります苦笑。

ちょっとそんな思いをしたくないなと思った方は比較サイトを使ってみてください。調べてみて良さそうに思ったのが「モゲチェック」というサイト。ネットバンクや大手銀行、地方銀行など主要金融機関を網羅していて登録者数は10万人を超える優良サイトです。

結果がすぐに表示されて、プロのアドバイスも受けられるという至れり尽くせりなところも良さそうに思いました。100万円以上節約できるチャンスなのでぜひ使ってみてください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました