こんにちは、福田栗作(@kurisakunchi)です。このブログでは注文住宅や雨水タンクに関する話題についてユーザー目線で解説しています。
雨水タンクをどれにしたら良いかわからない
この記事では以上のような疑問に、注文住宅大好きマンで自宅に雨水タンクを2台導入した栗作が「コスパ」観点で雨水タンクをランク付けして紹介していきます。
この記事でわかること
- 雨水タンクの選び方
- コスパの良い雨水タンク
この記事を読んで自宅に合う「良コスパ」雨水タンクを見つけてみてください。
コスパ以外にも設置にかかる費用やボウフラ対策、補助金などについてお役立ち情報をまとめています。雨水タンクに関する疑問を解消する内容ですので、もしよかったら御覧ください。
雨水タンクの選び方
どれくらいの水が必要?
雨水タンク通販専門店「TOKILABO」さんによるタンクのサイズ感
- 小型タンク(~150L)
- プランターの水やりに。 ちょっとした雑用水に。
- 中型タンク(151L~300L)
- 家庭菜園や花壇のお水やりに。本格的に雨水利用をしたい方向け!
- 大型タンク(300L~)
- 贅沢に雨水を利用されたい方向け。
植物にも多くの水が必要となる夏場、ホームダム250リットルを1つで 幅6m、奥行き1.5mの家庭菜園スペース と大きめのプランター2つの水やりをしのげませんでした。月の降水量がすくなったというのも背景にあるのですが、1週間~10日間に雨がふらないと空になりました。これを踏まえて我が家ではもう1つ増設し、計500リットルの雨水タンクを使ってます。
菜園スペースが広い場合は中型以上が一つの目安です。
以下の記事で実際の水がどれくらい必要になりそうかなどを紹介しておりますもしよかったらご覧になってください。
また、雨水タンク利用者にアンケート調査を行ない、「利用している雨水タンクのサイズ」を聞いた結果は以下のとおりです。
サイズ | 回答数 |
50L以上150L未満 | 29 |
150L以上300L未満 | 7 |
300L以上 | 2 |
およそ4人中3人が小型タンクを使っているとの回答になりました。サイズ以外にもボウフラの発生の有無や清掃頻度、後悔などを聞いてまとめてみました。興味があれば合わせて御覧ください。
スペースや雨樋は大丈夫? 設置可能かチェックを
雨水タンクは水を貯め置くために意外と場所を取ります。実際、我が家で使っているホームダムは幅75センチ、奥行き51センチ、高さ117センチ。大人が抱えるほどの大きさがあるので、狭小地には向いていないかもしれません。
そういった場合は、小型のタンクか縦長のタンクにするかなど選べるものが限られてきますので、どこに設置するかは絶対にチェックしておきましょう。
雨樋のチェックも必要です。雨水タンクに水を取り込む集水器が対応してないものを選んでしまった場合、取り付けることが出来なくなってしまいます。丸樋や角樋など形が様々で、丸のみ対応の集水器だった場合、、四角い雨樋には取り付けられないという事態が発生してしまいます。雨水タンクについてくる集水器、もしくは雨水タンク用に購入する集水器がちゃんとご自宅の雨樋に対応するかは確実に見ておきましょう。
雨水タンクの外観を決める素材にも注目
雨水タンクは雨水を貯めるだけでなく、エクステリアとしても機能します。蒸留所を彷彿させる樽型のタンクは庭にドンと置いてあったらインパクトが大きいいですよね。
庭のアクセントにも使えるので、素材にも注目していきましょう。
雨水タンクの主な素材と特徴
- プラスチック
- 商品の種類が豊富で安価。外観はおしゃれなものから無骨なものまでさまざま。
- 木
- 主に樽型のタンク。プラスチックと比べると高くなるが、おしゃれ。
- ステンレス
- メタリックで男のロマンを感じる。種類が少ないのが難点。
- 陶器
- 和のテイストの庭に一番マッチするが、全体的に高価格。
このほかにも、お住いの自治体が雨水タンクの助成をしているかはチェックしておきましょう。地域によっては2万円補助というところもあるので、忘れずに調べましょう。
コスパランキングTOP5
コストパフォーマンスの算出方法
価格/(水道代*貯水量)=コスパポイント
商品の価格※1から、満杯までにかかる水道代※2を割ることで求めます。割って出たコスパポイントは、何回タンク満タンになれば基が取れるかを意味していています。ポイントが少ないほど早くコストを回収できるとも言えるため、コスパが良いと認定してます。
※1:商品の価格は統一性を出すために 雨水タンク通販専門店「TOKILABO」 さんの税込価格(2023年5月現在)を基準とする。
※2:水道代は東京都水道局が節水に関するページで1リットルの平均0.24円として計算おります。こちらに準じる。
5位:スペースセイバ100リットル(ハーコスター)
コスパポイント541.67
輸入品でこの価格、コスパを誇るのはすごいの一言。そして省スペースなので、どこにでも設置できるのは魅力的です。難点は貯水量が少ないことで、災害時の備えという観点では物足りなさがあるかもしれません。
ハーコスターの雨水タンクは雨樋が切りやすいように付属シールがあるので初めて取り付ける人でも安心して設置ができますよ。
菜園用、プランター栽培用に考えている人には最適なタンクと言えます。
ハーコスターはイギリスの雨水タンクです。聞き慣れないメーカーかもしれないのでどんな企業がつくっているのかをまとめてみました。気になった方は合わせてご覧ください。
4位:ホームダム750リットル(コダマ樹脂工業)
コスパポイント541.67
ホームダム250リットル自体コスパがいい雨水タンクで、このランキングでは9位でした。
このホームダムは連結ができるので1台買うよりも2台セット、3台セットで買うと更にお得になり、コスパポイントも良くなります。
私は250Lを買った後に追加で購入したので、ちょっと後悔してます。詳しい顛末や実際買った人間の声として別の記事でまとめてみました。興味ある方はこちらも合わせて御覧ください。
ただ、ある程度大きなタンクを3つも併設するのは場所が必要そうなので人を選びます。
3位:雨水貯留タンク185リットル(安全興業)
コスパポイント531.24
中型タンクで最強のコスパを誇るがこちら安全工業さんの一品。
2022年版ではコスパ2位でした。新商品が特別価格で売出中、物価高のあおりを受けてこちらも値上げされた関係で3位にランクダウンしてしまいました。
少なく見積もっても大人1人当りおしっこで1日4回計24リットルの水がトイレで必要になるとみられるため、断水時でもだいぶ活躍できるのは魅力ですね。
2位:レインジャーニー115リットル(日盛興産)
コスパポイント502.17
レインジャーニーは他の雨水タンクよりもタンク感が和らいだデザインでオシャレなのが特徴です。
おしゃれなデザイン以外にも小型タンクで省スペースなのも嬉しいポイント。初めて雨水タンクを買ってみる人におすすめしたい一品です。
スペアの蛇口も付属されているのが珍しいサービス。
新発売に伴い定価19,800のところを13,860円で販売中。そのため、特別価格でみるとコスパがかなりいいタンクとなります。いつ定価販売に戻るか不明なので、迷われている方は急いだほうが良いでしょう。
1位:ホームダムミニ110リットル(コダマ樹脂工業)
コスパポイント378.79
唯一400ポイントを切り、圧倒的なコスパ力で1位となったのがホームダムミニ。晴れの国とも言われる岡山では、降水量1ミリ未満の日数が平年値で276.7日。88.3日は降水量1ミリ以上。サイズ的にも降水量1ミリの雨ならすぐ満タンになると思われるので、仮に毎回空になっていたときに雨が降った場合、晴天の日が多い岡山でも4年強で元を取れる計算になります。
貯水量に物足りなさを感じるかもしれないものの、その際はサイズが大きくない分、買い増すのも選択肢としてはありだと思います。
コスパの良い雨水タンク・トップ10
商品名 | size | 価格 | 容量 | 容量*水代 | コスパ |
ホームダムミニ110 | 小型 | 10000 | 110 | 26.4 | 378.79 |
レインジャーニー 115リットル | 小型 | 13860※ | 115 | 27.6 | 502.17 |
安全興業製 雨水貯留タンク185リットル | 中型 | 23587 | 185 | 44.4 | 531.24 |
コダマ樹脂工業製 ホームダムトリプル750リットル | 大型 | 96800 | 750 | 180 | 537.78 |
英国ハーコスター100L | 小型 | 13000 | 100 | 24 | 541.67 |
コダマ樹脂工業製 ホームダム1000リットル | 大型 | 132000 | 1000 | 240 | 550.00 |
コダマ樹脂工業製 ホームダムダブル 500リットル | 大型 | 66800 | 500 | 120 | 556.67 |
英国ハーコスター227L、本体のみ | 中型 | 33100 | 227 | 54.48 | 607.56 |
ホームダム250L | 中型 | 36720 | 250 | 60 | 612.00 |
BeGreen製 ガーデンレイク200リットル 3点セット | 中型 | 29700 | 200 | 48 | 618.75 |
まとめ
- 選ぶときは必要な水の量と設置可能かをチェックする
- 最強コスパタンクはホームダムミニ110リットル(コダマ樹脂工業)
- 中型タンクでは雨水貯留タンク185リットル(安全興業)
- 大型タンクではマグナム・バレル350リットル(ハーコスター)
コスパの観点から雨水タンクをランク付けしてみました。水道代が高い地域ではこれよりもっと早くコストを回収できるので、そのような地域にお住まいの方はコスパ観点から検討してみるのも手かと思います。また、これから水道事業の民営化が起きたら水道代がもっと高くなる可能性もなくはないです。コスト観点は今後注目されていくかもしれませんね。
コスパを更に上げるには自治体が出している補助金・助成金を利用するのがオススメ。全国各地の補助金をまとめてみましたので、合わせてチェックしてみてください。
一方で雨水タンクでどれくらい水を貯めて、使ったを測ることは実際には難しいと思われます。あくまでコスパランクは雨水タンクを選ぶ際の目安の一つとして使ってもらえたら嬉しいです。
理想の雨水タンクを見つけ、エコな菜園や災害の備えに役立ててはいかがでしょうか。
人気の雨水タンク「ホームダム」を2つ家に取り付けている私が、次買い換えるなら視点でオススメのタンクを紹介しております。コスパ視点ではなく、ホームダムを1年間使ってみたメリデメを基におすすめポイントを解説しています。
また、おしゃれな雨水タンクの選び方やおしゃれ雨水タンク5選を紹介した記事もあります。ホームダムってあまりおしゃれじゃないから買うのを迷うと思われた方はぜひこちらもチェックしてみてください。
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