こんにちは、福田栗作(@kurisakunchi)です。このブログでは注文住宅や雨水タンクに関する話題についてユーザー目線で解説しています。
間取りで洗面所・脱衣所の失敗を知りたいんだけど…
注文住宅の間取りで一番、失敗・後悔した場所のアンケート調査を当ブログで独自に行いました。330人中27人が後悔、失敗したと回答したのが洗面所・脱衣所。
この記事では回答者から寄せられた洗面所・脱衣所の失敗談を紹介していきます。
洗面所・脱衣所の間取りの注意点
まずは注文住宅を建てて、暮らしてみて感じた、今建てるならここに注意したい、ここに気をつけてよかったという点を紹介していきます。
隔てるかどうか
洗面所、脱衣所の間取りを考える上で真っ先に考えたいポイントが洗面所と脱衣所を一緒にするかどうか。
一緒のメリットはスペースが節約できるのが一番大きいです。賃貸物件では洗面所、脱衣所が一緒というところも多いので、家を建て替えるのではなく新たに家造りをする人にとっては馴染み深いので生活がイメージ付きやすいという点も良いです。
一方で、家族の誰かが入浴中は使いづらいというデメリットがあります。2人暮らしなら少し不便で済むかもしれませんが、家族の数が増えてくると使えない時間帯も増えるのでそれだけ不便に感じてしまうでしょう。
隔てるかどうかは絶対に考えてみたほうがいいです。
洗濯物のスペースは?
多くの家では脱衣所に洗濯機を設置しているところも多いと思います。
そこで、洗濯機を置いても狭くないか、洗濯物を干すスペースはどうするかを検討しておいたほうがいいでしょう。
我が家は洗面所と脱衣所は別。脱衣所に洗濯機を設置しているのですが、体感として4分の1のスペースを取れています。ちょっと狭く感じることも多いです。
図面だけではイメージしづらいかもしれないのですが、洗濯機が結構場所を取るというところは意識しておくと良いでしょう。できることならちょっと脱衣所は広くしたいと感じますし。。。
また、洗濯物を取り出して干す一連の動作をするときに別の場所で干す場合は干場までの導線を、脱衣所でハンガーにかけるなど干してから運ぶ場合は、どこに室内用物干し竿掛けを設置するかを検討しましょう
室内用物干し竿掛け、天井から下げるので身長がある人には正直邪魔です。私は182cmあって、入り口に垂直で物干し竿がかかるようにホスクリーンを設置しましたが、入るときにハンガーがぶつかりそうになったりします。ここらへんも使い勝手に関わるので注意が必要です。
洗濯物干しスペースについても同様に失敗、後悔した声をまとめた記事があります。興味があれば合わせてご覧ください。
意外と物がいっぱいの脱衣所
脱衣所って意外とものが置かれませんか?
洗濯機に洗濯用のネット、洗濯バサミなどの洗濯用品。バスタオル。我が家の場合、収納棚などを作ってもらわなかったので、最終的に結構狭くなりました。また、ホスクリーンで物干し竿もぶら下げているので全体的にワチャワチャしている脱衣所に。
唯一の収納は床下点検口についた床下収納。洗濯洗剤やボディソープ、シャンプーの詰め替えなどをそこにおいてやり過ごしているのですが、もう少し収納を考えればよかったです。
図面だけだとどうしてもイメージしづらいのですが、ぜひ検討してみると暮らしてからの快適性がグンッと上がりますよ。
洗面所の位置
コロナ禍を経て洗面所の位置ができるだけ玄関に近くにしたい人が増えているみたいです。
感染予防や家の衛生の観点から確かに大事なポイントだと思います。
我が家の場合、玄関とリビングを隔てる戸があって、入ってすぐ右手に洗面所がある間取り。手に汚れやウイルスがついている状態でドアに3回触れるので、衛生面を考慮すると微妙かもしれません。
洗面所に垂直になるようにドアを2つつけて、玄関から洗面所で手を洗って、リビングに入るというような形にしたりするような間取りなども考えられそうですね。
気になる方はぜひ色々工夫してみましょう。
アンケート調査の概要
クラウドワークスを利用して、「【たった3問】注文住宅に関する調査」と題して2023年9月10日から23日までの間、アンケート調査を行い、330件の回答を集めました。
質問は内容は以下の3問です。
- 性別を教えてください。(男性、女性の二者択一形式)
- 注文住宅の間取りで一番失敗・後悔している場所を教えてください。(自由回答形式)
- 上記の質問で回答した場所の失敗した、後悔している理由を教えてください(自由回答形式)
「リビングを抜き抜けにしたところ、部屋が温まらず寒すぎる」というような回答は、場所の集計を「リビング」と「吹き抜け」にそれぞれ1票ずつ与える形で集計しているため、有効な回答は330人延べ378件でした。
この調査で、洗面所・脱衣所は27票を獲得し、5位でした。
この調査の回答結果を集計し、後悔した場所をランキング形式で紹介している記事もあります。また1位のキッチン、2位のリビングダイニング、3位のトイレについても同様にコメントをまとめていますので合わせて御覧ください。
シンボルツリーや生垣に関しても似たような調査を行って記事にまとめています。植栽について迷っているという方はぜひ御覧ください。
洗面所・脱衣所を巡る失敗・後悔は
27人中11人が後悔ポイントとしてあげたのは広さでした。ほとんどが狭さについて悩んでました。
ついであがっていたのが、収納と間取り・位置関係でいずれも4人でした。
27人の回答を紹介していきます。
広さ(11人)
- 脱衣所はとにかく狭いです。脱衣所には洗面台と洗濯機があるのですが
それを省くと1,5畳ほどしかないです。
また洗面所が混み合うので洗面所と脱衣所は別々に作れば良かったです。 - 洗面所が狭すぎたと思う。もっとスペースも広くすればよかった。下着やタオル、小さな子供の衣類をタンスに収納しているが、圧迫感があり窮屈に感じる。
- お風呂を広くしたので狭くなってしまった
- 子供たちと共有するとき狭くかんじました
- 洗面所が狭く、洗濯機のサイズが選べない
- 洗濯機の配置ともう少し広くすれば良かった
- ガス衣類乾燥機の乾太くんがおけない
- もう少し広いほうが使いやすかった
- 洗面所が思っていたよりスマートになってしまったので、もう少し余裕をもたせたかった。狭すぎてつかえない。
- なるべく広くしたつもりだったし、鏡も洗面台もこちらで手配して選んだサイズの大きいものをつけてもらったのですが、子供が女の子3人なので、朝の時間帯は鏡の前が大混雑している点。
他を削ってももう少し広さを確保するべきでした。
また、脱衣洗面所にはホスクリーンをつけて、乾燥室としても使っているが、女の子3人の洗濯物が多すぎて、干し場としての広さも足りなかったと思います。 - 広く作ってしまったために、真冬になると寒くてしょうがないというのが後悔している理由です。暖房設備もついていますが、あまり効きが良くないというのと、お風呂を使う度に毎回暖房設備のスイッチを入れるのが面倒臭いので結局寒いまま使っています。
間取り・配置(4人)
- 脱衣室につながる廊下に日差しを入れるために、脱衣室の上の壁の一部を無くした。日差しは届くが、密室にできないため、冬に脱衣室を温めたくてもできない。
- 2階に洗面所をつければ良かった。一階まで降りて行かずに利用したかった
- 2階に洗面所があり、1階の天井を変形させないといけなくなったため。
- 2階の洗面所を階段のすぐ近くにしてしまった。
人も通るし下から丸見えなので不便。
洗面所・脱衣所が一緒(4人)
- 脱衣所と同じスペースに設置したため、誰かがお風呂に入っていると他の人が洗面所を使いにくいので、それぞれの空間を区切っておけばよかったと後悔しています。
- 脱衣所と分ければよかった。
- 脱衣所と洗面所を分けたほうが良かったと思っています。子ども達が大きくなると、お風呂に入っている子がいると、洗面所を使うときに気を付けないといけないからです。高校生の娘と小学生の男の子がいるので、娘が入浴中は洗面所の鍵を閉めてしまうのでとても不便です。
- 脱衣所と洗面所は分けるべきだった。予算の都合や面積的にもったいなくて少し広めにして繋げてしまったけど、入浴中の家族がいると洗面所が使いにくい。
お風呂に関連した悩みもちらほら。この記事と同様にお風呂の間取りに関する失敗や後悔の声をまとめた記事もありますので合わせて御覧ください。
収納(3人)
- 収納棚が小さく、タオルを入れたら他の物が入らない。別で棚を購入し置いてあるが、脱衣所が狭くなり困っている。
- あまり必要のないスペースだと思ってかなり狭くしてしまったら色々と手狭で収納に困ってしまったからです。
- 棚をもっと付ければよかった
この記事と同様に収納について失敗・後悔した人の回答全19件をまとめた記事もありますので、興味があればあわせて御覧ください。
洗濯物(2人)
- 動線的には良いのですが、洗濯物をその1箇所で終わらせたかったので、大きな乾燥スペースや収納をそこに、持ってきたかった。
- 脱衣所横にランドリースペースを設ければよかったと思いました。
その他
- 立ちっぱなしではなく、椅子があってちょうどいい高さの洗面所にしたら良かった
- 脱衣所の床。艶ありのフロアタイルにしたのですが、子供がまだ小さいので手洗いする時に椅子を使います。
移動させたりするので、フロアタイルが傷だらけ。
艶消しになってしまいました。すごく後悔しています。 - 2階に洗面所をつくり子供用にと考えていたが子供は大学進学で家を出ていき使っていない
まとめ
- 脱衣所で後悔する人の多くは「狭さ」
- 洗面所と脱衣所を分けないことタイプにして不便さを感じる人も多い
- 脱衣所には収納をしっかり確保しないと失敗する
みんなの脱衣所の不満ポイントを紹介してきました。多くの人が広さについて後悔、失敗したと感じていることが特徴的でした。また、洗面所と脱衣所を一緒にしてしまったことで不便さを感じるケースも多々ありました。
家ができあがる前に図面だけでは分からなかった、感じ取れなかったことが不満に上がるケースが多いことがわかります。
こういった不満を減らすには実際の声を参考にしてみるのが大事だと思います。この記事がなにかの参考になれば嬉しいです。
どういう間取りにしたらいいのか、こういう間取りにしたいという人はネットでかんたんに複数の住宅会社に資料請求・来場申し込みができるサイトがあるのをご存知ですか?
一度の入力で全国100社以上の住宅メーカーから希望や条件に沿った企業を選ぶことができるので家を建てたいけどどうしようと思っている人はぜひ試してみてください。
資料の中には間取り集を出しているメーカーさんもあるので、色々見れば理想のお家のイメージが固まっていきますよ。
私は家を建てるにあたって11社から資料をもらって考えました(友人から多すぎってネタにされてます笑)。ただ、いろいろな会社を知ると予算で考える以外にも、木造か鉄筋か、高気密高断熱がいいか、和風か洋風か現代建築かなどなど、どこが自分に会っているか考える判断軸ができていくので家を立てた後のミスマッチは減ったと実感してます。
なのでまずはいろいろな企業の資料を見たりしてみませんか?
気になった方は「簡単入力3分!マイホームへのはじめの一歩【持ち家計画】」をチェックしてみてください。
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