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外構工事(エクステリア)とは? 基礎知識やスケジュール、注意点を解説

外構

こんにちは、福田栗作(@kurisakunchi)です。このブログでは注文住宅に関する話題についてユーザー目線で解説しています。

外構工事ってそもそもなんだろう?

注意点とかあるのかな…。

この記事では以上のような注文住宅を建てると終盤で検討することになる外構工事に関する疑問について注文住宅大好きマンがお答えしていきます

この記事でわかること

  • 外構工事の基礎知識
  • 外構工事の注意点
  • 外構工事のスケジュール感

自分の家を建てるにあたって、私は4社から見積もりをもらい更に外構に関して色々勉強してきました。

この記事を読んで外構に関する基礎知識を身に着けて、外構の打ち合わせに望みましょう。

外構工事の基礎知識

外構工事とは

外構は英語でいうと「Exterior」。家具や壁紙など内装に関すること「イン」テリアに対して、外を意味する「エクス」テリアは家の外の整備のことを指します。

  • 庭や花壇造り
  • 生け垣
  • シンボルツリーの植樹
  • ウッドデッキの設営
  • 駐車場
  • 境界ブロックの設置
  • フェンスの設置

これ全部、外構工事です。つまり家の外から自分の敷地内に関する工事が外構工事になります。日本最大級の不動産・住宅情報サイトLIFULL HOME’Sによると費用について以下のように説明しています。

一般的な住宅の場合、外構工事には建物の工事費の1割以上かかっているケースが多いよう。つまり、例えば2,000万円ほどの建物を想定しているなら、外構工事の費用としては、ざっくりと150~200万円くらいは用意しておくと安心といえそうです。

LIFULL HOME’S 「新築一戸建て。外構工事の費用の目安は? 予算を超えないよう事前に考えよう

ハウスメーカーや工務店にお支払いする費用とは別に100万円以上は用意しておいたほうが良いです。外構工事は見栄えを重視したグレードの高いものを使うと値段も相応に上がるので覚悟が必要です。

外構工事の一例として紹介したウッドデッキ駐車場生垣についてそれぞれ詳細をまとめた記事もあります。また、シンボルツリーに関しては200人に何を植えているか、植えてよかった点と後悔を聞いた結果をまとめて人気樹種TOP10を紹介した記事もあります。興味がございましたらチェックしてみてください。

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外構プランの基本3パターン

外構工事と一口にいってもどういう庭にしたいかでプランが変わってきます。基本の3パターン「クローズ外構」「オープン外構」「セミクローズ外構」を紹介してきます。

クローズ外構

敷地の境界を塀やフェンスなどで覆って居住者以外が入りづらい、敷地内を見えにくくするスタイル。防犯性やプライバシーの確保に優れています。門扉や駐車場が立派になる傾向があるので、見栄えがいい住宅が多いです。

デメリットとしては施工する内容が増えるので金額が高くなる傾向があります。ブロック塀を人の高さぐらいに積むと必要とするブロックやセメント、鉄筋が増えるので高額になってしまいます。

オープン外構

クローズの反対に塀などを作らない、低くするするのがオープン外構。玄関から駐車場まで門扉がないなど、障害物となるようなものが少ないのが特徴で開放感が高いスタイルです。平坦でスッキリした印象のお宅が多いです。

一番のメリットはクローズよりもグッと費用を抑えられるところにあります。

ただ、道路から家まで妨げになるものは少ないので、プライバシーの確保で他の2パターンより劣るのが難点。オープン外構のご近所さんのお宅に娘が突っ込んでいくの見るたびに少し肝を冷やしますので、子どもが多い地域に住む人で他人が入ってくるなどが嫌な人は避けたほうが無難です。

セミクローズ外構

我が家もこのスタイルを採用してます。庭などの一部を塀や生垣で囲ってプライバシーを確保しつつ、開放感も出すスタイルです。

費用感もクローズ外構よりはかからないが、オープン外構よりはかかります。一居住者目線としては、プラベート空間も確保できるのでオープン外構よりおすすめ。

外構業者は2パターンある

外構工事をお願いする外構業者さん、実は2パターンあります。

1つが「外構全般」を担当する業者さんです。外構全般というのはなにかというと、庭のプランまで考えてくれる業者になります。基本3パターンのどれが好みか、どこに駐車場を置くと暮らしやすいかといった好みやライフスタイルに応じて、住みやすい外構設計をして、各業者さんに依頼をかけて外構を作り上げてくれる業者です。

植木屋さんや左官屋さん、建材屋さんなどなどそれぞれの作業の「プロ」のみなさん。プランニングまでしてくれるところは少ないです。建材屋さんにカーポートやウッドデッキを依頼した際に土間打ちもお願いしたいと相談したら断られました。シンボルツリーを植えるのだけお願いしたいなど、ピンポイントでお願いするときにそれぞれの用途に合わせて依頼する外構業者さんです。

注文住宅の外構は前者の「外構全般」を担う業者さんとのやり取りが中心になります。もしハウスメーカーさんや工務店さんから紹介された外構業者と合わなかった場合、プランニングまでしてくれる別の業者を探す必要が出てきます。

とはいえ、外構業者は調べると色々出てくるし、業者の良し悪しを見分けるのは大変です。口コミサイトもどこまで信用していいか迷うので、、、、

実際に何社かメールして打ち合わせして、応対で良さそうかどうか調べてみたら結構疲れました。家の打ち合わせなどで体力や頭のリソースを割いている中でさらに考えることが増えるので正直しんどかったです。

そこでおすすめしたいのが、アドバイスを無料で提案してくれるサービスを使う方法です。タウンライフさんで無料で複数社のプランを比較検討できます。

外構工事のこといつから考えたほうが良い?

最速でいつから?

外構の計画を立てよう!と思っても基本的には住宅のプランが決まるまではできないことが多いです。

敷地に対してどこにどのぐらいの広さのどのような家が建つが決まらないと外側の外構も決められないからです。また、プランを早く決まったとしても住宅工事の足場がある間は作業を始められません。

なので着工前ぐらいまでは一切考えなくても大丈夫ですし、他に決めることが多いのでそこまで焦らなくても大丈夫。私も着工前は、「外構?何それ、美味しいの?」レベルでした。

少なくともいつまでに?

計画を立てるは上棟式前後にはちゃんと考え始めたほうがいいでしょう。

建築側の流れは地鎮祭、地盤改良、基礎工事、棟上げ、屋根工事、外壁工事、内装工事、竣工、完了検査、引き渡しでだいたい4~6ヶ月かかります。これに対し、外構工事は庭の広さにもよるのですが、着工から作業完了まで1ヶ月以内で終わることがほとんど。繰り返しになるのですが、外構工事は住宅工事の足場が撤去されないとできないでどうしても終盤に差し掛かって行う必要が出てきます。

棟上げぐらいから外構のプランを練って、見積もりをもらってプランを練り直して、作業にあたってもらうと引き渡し前後、引越し前までには完了するとみられます。

打ち合わせの注意点

外構の打ち合わせ、最初にプランを出してもらうときにも注意点があります。

注文住宅の場合、家の間取りなどの大枠を出してから、追加でオプションをどうするかなどを検討しますよね。最終的に色々盛り盛りになってしまったりして、オプションどれかやめるかなど考えたりして…。これに対して、外構工事は最初に要望を一気にだして、一番高いプランを出してもらうことが多いです。そこから削っていくので、最初にちゃんとどういう風にしたいかイメージを伝えられると打ち合わせがすんなり進みます。

打ち合わせの注意点を別途詳細にまとめてみました。打ち合わせの前におしゃれに仕上げるにはどうしたらいいかポイントをまとめてみました。興味があればこちらも合わせて御覧ください。

また、我が家の外構工事で失敗・後悔したところとどうすればよかったかをまとめた記事がありますので打ち合わせ前のご参考になれば嬉しいです。

遅くなることのデメリット

外構工事はどうしても家の工事終盤の作業になってしまうのですが、遅くなってしまうとデメリットも発生します。それは引越し前までに間に合わなくなってしまうという問題です。

足場撤去以降でないと作業開始できないものの、家に移り住んでから工事だと音が気になったり、クローズ外構がいい人には周りの視線が気になったりするなど不快な思いをしてしまうので作業の開始時期には注意を払うのがお薦めです。

また、引き渡し後に工事してもらう場合は引き渡し~入居までの期間が空いてしまうので、せっかくの新居を誰もいない無防備な状態で晒すことにも繋がります。住宅ローン控除の適用条件に入居時期が入ってくるので、引き渡し~入居が年をまたぐとややっこしい展開になります。なので遅くなって引っ越しを遅らせる必要が出るという事態は避けるのが無難かと思われます。

なお、外構工事が引き渡し後になる場合のメリットやデメリットなどをより詳しく解説してみました。気になる方はこちらを御覧ください。

外構工事 施工業者の選び方・注意点

ハウスメーカー・工務店からの紹介の注意点

ハウスメーカー・工務店からの紹介にはメリット・デメリットがあるので注意が必要です。

メリットは施工件数が多いので仕事が確かであること。また、紹介してくれた会社との関係性もあり、連携が取れるので、トラブルなどがなければ引き渡し前までにちゃんと作業が完了するところも良い点です。外構業者を探してネットの口コミを見ると、引っ越しまでに間に合わなかったという声もあるので、「間違いなく完成する」は当たり前だけど大事なポイントです。

デメリットもあります。紹介料・マージンが発生するために割高になります。対策としてネットで同じカーポートや樹脂製ウッドデッキ、門扉などを注文してその値段と比較してみる、駐車場などの土間打ちの平米単価が不当に高くないかチェックするなどして良心的かどうかをみる必要があります。

私の場合、ウッドデッキやカーポートの値段を比較して実際に安くなりました。その事例も紹介してますのであわせてチェックしてみてください。

もう1つはその会社のだすプランが本当に最適解と言えない可能性があるからです。体力は使うのですが、他の会社に同じような条件(駐車場の位置指定、ウッドデッキの有無、植栽の相談など)を指定して出てきたプランを見比べると「あ、これいいな」が出てきます。比較検討せずにGOしてしまうと後悔の元なので疲れるとは思うのですが、ぜひ別の会社もあたってみたほうが良いです。

自分で探すときのコツ

自分で外構会社を探すときは

  • ネットで探す
  • 知人の紹介
  • 一括見積サイトを使う
  • ホームセンターでお願いする

がメインになります。

外構工事が必要になる部分がどれくらいあるかを意識するとよいでしょう。ブロック工事が必要な上に芝を張る、菜園スペースつくるというような依頼内容が多岐にわたる場合、ホームセンターだとカバーしきれない場合もあります。そのような場合は、プランも考えてくれる外構業者に依頼したほうが無難です。

逆に敷地面積に限りがあってブロック塀やフェンスの設置、土間打ち、機能門柱をつけるので十分な場合は、プランニングをお願いすると高くつくので専門の業者にお願いするほうが安くすむ可能性があがります。自分で探すときは複数の業者にプランをお願いする「相見積もり」がオススメです。

プランの良し悪しや優良業者か見分ける力もつくし、費用が安くなる可能性も高まります。相見積もりについてメリデメや実際にやってみて感じたことなどをまとめた記事相見積もり経験者にアンケートして「みんなの実際」を聞いてみた記事もあります。これを機に相見積もりに興味が湧いてきた方はあわせて御覧ください。

外構工事の費用 安く抑えるこつは?

そもそも外構の一番最初の見積もりは要望を全部詰め込んでおしゃれなハイグレードのものを使って予算を出すため、基本的に高額になることが多いです。

そこからどう削るかが大事になってきます。たとえばやっぱいらないと思ったものは削る、自分でできそうな物があれば省くなどします。花壇は自分で作れるので作ってしまうのもありです。素人でもできたレンガの花壇づくりを紹介しています。興味があればこちらも御覧ください。

カーポートやウッドデッキはランクを下げたり、別会社に依頼すると安く抑えられるでしょう。

費用をどうやったら全体的に抑えられるか、我が家で外構工事の費用を100万円削った話をそれぞれまとめてみました。もしよかったらこちらも御覧ください。

みんなの外構工事をしてよかった点や後悔ポイントは?

新築住宅の外構工事を行なった人を対象に外構工事に関するアンケートを取ってみました。何平米でいくらかかったのか、満足度はどれくらいか、後悔しているポイントはあるかなど外構工事経験者の実態を探ってみました。

良い点

外構工事を行なって良かった点で複数回答があった内容をまとめて見ました。

  • 雑草対策をして手入れが楽。
  • 見栄えが良かった、外構にお気に入りポイントがある。
  • 施工が丁寧だったり、仕上がりが納得行くものだった。
  • 駐車場を整備して暮らしやすくなった

後悔している点

後悔しているポイントもいくつかの系統に分かれることがわかりました。

  • 相見積もりをしなかったこと
  • 施工時期関連で後悔した
  • シンボルツリーや雑草、菜園スペースといった植栽関連で想定外があった。
  • 費用関連
  • 見栄えに関して気に入らないところがある

この他にもどれくらいの敷地面積でいくらかかったのかや満足度とその理由なども聞いてまとめています。興味がありましたらあわせてチェックしてみてください。

まとめ

基礎知識を中心に外構工事について紹介してきました。家の中のことを考えているときに、急に「庭どうする?」と聞かれても困ると思いますが、外のことも住みやすさに直結する要素の一つです。どんな風に住みたいかをイメージしながら基本の3つのスタイルのどれが良いか考えてみてください。そして、その上でどんな風な暮らしをしたいかイメージをしてみると素敵な外構が仕上がると思います。

絶対に失敗したくない外構工事においてセカンドオピニオンももらうことが大事になってきます。

しかし一括見積もりとなるといろんな会社から際限なく営業がかかってきて疲れるということもありますよね。。。4社から相見積もりをとって大変でした。

外構の相見積もりに関するアンケートの結果では「2社」に聞いたという回答が最も多かったです。複数社からお話を聞くことで安くなった、比較検討できた、交渉に使えたという声が多数寄せられていました。

アンケート結果の詳細はこちらをチェックしてみてください

そのため、一括見積もりではなく、実績のある会社2~3つから見積もりをとるのがおすすめ。

全国に店舗があり実績数が2万件と抜群に多いガーデンプラスは候補にいれたほうが良いです!受注件数が多いければ取引が増えるので値引きもしてもらいやすくなるからです。

気になる方はぜひチェックしてみてください。

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外構工事のいろいろな作業にかかる費用を見積もりを基に紹介して、100万円、200万円の予算ならどうなるかを紹介した記事も書いております。もし興味があれば御覧ください。

このほかにも外構工事の役に立つ情報をまとめています。もし興味がありましたら、御覧ください。

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