こんにちは、福田栗作(@kurisakunchi)です。このブログでは注文住宅や雨水タンクに関する話題についてユーザー目線で解説しています。
個人的には相見積もりしてよかったんだけど、他の人はどうなんだろう……
これまで相見積もりについて紹介してきたのですが、他の人はどう思っているのか気になってアンケートを取ってみました。
何社から見積もりをもらったのかや、引渡時期はいつだったか、工事の満足度などからみんなの外構工事の相見積もりの実態を探ってみました。
外構工事って何をするのか、スケジュールはどれくらいか、相場はなどをまとめた記事もあります。相見積もりの前に外構工事ってそもそもなにかを知りたい、改めて把握したい方はこちらをご確認ください。
相見積もりに関する調査の概要
今回の調査は「【簡単5問・ほぼ選択形式】新築戸建ての外構工事に関するアンケート」と題して、2022年8月17日から30日までの二週間、クラウドワークスを利用して相見積もりに関する調査を行いました。
設問は以下の5問。
- 外構工事において何社からプラン・見積もりをもらいましたか?
- 相見積もりを行うに際して、外構業者をどのように見つけましたか?
- 相見積もりを行った外構工事の施工が完了し、引き渡しされた時期を教えてください。
- 外構工事の満足度を教えてください
- 外構工事の相見積もりを行って感じた良い点悪い点、メリット・デメリットを教えてください。
質問1、2ではあえて見積もりをもらった会社数「1社」という選択肢や外構の引渡時期は「地鎮祭前後」「棟上げ前後」という選択肢を用意。外構の相見積もりや外構工事自体を行っていないとみられる回答者を弾くようにしました。
新築戸建て住宅で外構工事を行う場合、住宅の足場がなくなってから着工となります。そのため、家を建てる前段階の「地鎮祭」や足場がある状態の「棟上げ」の前後に引き渡しになることはそもそもありえません。
地鎮祭ぐらいから外構工事の業者さんとのやり取りを初めたり、プランや見積もりをもらえると引き渡しごろに完成するスムーズな流れになります。でも、棟上げ前後に計画をたてても間に合うので安心してくださいね。
結果として、71人が回答しましたが、21件を非承認として報酬を仕払ず、50件を承認としました。しかし、非承認の上限を超えたため、50件の中にも弾く選択肢を選んだ回答者がおり、有効な回答は44件となりました。以降は有効回答のみをまとめています。
そもそも相見積もりとはどうやれば良いのか、どのようなメリット・デメリットがあるのかをまとめた記事もあります。興味があればこちらも合わせてご覧ください。
今回の調査とかぶっている内容もありますが、敷地面積やいくらかかったかなども別途聞いた調査のまとめ記事もありますので、合わせてご覧ください。
相見積もり何社からもらった?
複数社からプランの提示や見積もりをいただく相見積もり。みんなが何社からもらったのかをまず最初に聞いてみました。
回答数 | |
1社 | 0 |
2社 | 32 |
3社 | 9 |
4社 | 3 |
5社 | 0 |
8割近くが2社のプランを比較検討したと答えました。時間に限りがある中で複数社と打ち合わせをしていくのでどうしても相談する会社数も限りが出てくる結果でした。
ただ、2社の見積もりでも「比較検討できたのが良かった」「金額の違いがあるから取ったほうが良い」「安くなった」という意見が目立っていたので、1社だけに決めてしまうよりはもう1社に聞いてみるだけでも十分効果があると言えそうです。
外構業者の見つけ方は?
続いて相見積もりを依頼した会社をどうやって見つけたかを複数回答方式で答えてもらいました。
外構業者の見つけ方 | 回答数 |
知人や家族などの紹介 | 20 |
Web検索 | 21 |
一括見積もりサイト | 4 |
近所の外構業者に依頼 | 7 |
ホームセンターに頼む | 1 |
「知人や家族などの紹介」と「Web検索」が拮抗する形に。紹介をしてもらって、かつ、Web検索もしたのは2件のみ。紹介してもらった人は検索して調べる必要がなく、ツテがない人は検索して自分で見つける傾向があると言えそうです。
「一括見積もりサイト」を回答した4件中3件で見積もりサイトのみの利用でした。「近所の外構業者に依頼した」7件のうち2件が近所の業者のみで済ませて、残りの5件は「知人や家族などの紹介」も選択していました。
外構業者の選び方に関連して、外構業者をハウスメーカーや工務店から紹介してもらう際の注意点やメリットをまとめています。また、複数社から見積もりとプランをもらう相見積もりのやり方や注意点などを詳しくまとめた記事もありますので気になる方は合わせてご覧ください。
相見積もりの外構工事、引き渡し時期は?
相見積もりは何社とのやり取りをする必要があるので、着工・引き渡しは遅くなってしまうのか。みんながどれくらいの時期に引き渡されているのか実際のところを聞いてみました。
引渡時期 | 回答数 |
住宅の施主検査の前後 | 3 |
住宅の引き渡し前後 | 19 |
引っ越し・入居前後 | 10 |
引っ越しから1カ月以上後 | 12 |
引っ越し前後までには施工完了、引き渡しが済んでいるとの答えが過半数を占めていました。意外と皆さんスムーズ。
どの引渡時期でも良い点悪い点の回答のなかで「時間がかかった」という声が上がっていました。複数社から見積もりをもらうだけでなく比較検討する必要があることから、1社が遅れるとほかも同時に遅れてしまうので、全体的に遅くなるケースも。
相見積もりを行うかどうかは時間に余裕があるかどうかで決めるのも手と言えるでしょう。
外構工事が引き渡しや入居の「あとから」になってしまう場合どのようなメリット・デメリットがあるかをまとめています。興味があればこちらも合わせてご覧ください。
外構工事の満足度は?
満足度 | 回答数 |
とても満足している | 12 |
満足している | 25 |
不満がある | 7 |
とても不満が残る内容だった | 0 |
約85%にあたる人が「とても満足している」「満足している」を選択しました。
一方「不満がある」と答えた7件のうち、6件が見積もりを見積もりをもらった会社数が2社と回答した方で、残り1件が3社と回答していました。見積もりをもらった会社数「2社」が32件、「3社」が9件、「4社」が3件とばらつきがあるので、見積もりをもらう数が増えると不満を感じる人が減るかどうかはこの調査だけでは不明です。ただ、相見積もりを行い比較検討することで外構工事の満足度が高まる可能性があるとは言えそうですね。
相見積もりにかぎらず外構工事は最初の打ち合わせが一番大事で、プランに影響して満足度に大きな影響を与えます。外構の最初の打ち合わせの注意点や伝えるポイントなどをまとめてみました。こちらもぜひご覧になってください。
相見積もりして感じたことは?
最後に相見積もりをして感じたことを自由に書いてもらいました。
回答サマリー
良い点で挙げられた主な回答は以下でした。
- 比較検討できて満足行くものになった
- 外構にかかる費用を安くできた
- 相場を知ることができて交渉しやすくなった。
一方で悪い点で以下の回答が目立っていました。
- 時間と手間がかかる
- 断るのが気まずい
相見積もりで複数社みることでプランのいいとこ取りをできたり、費用を安くできたりするが、遣り取りをする会社が増えるので時間と手間がかかる上、依頼しない方に断る申し訳無さもあるのが相見積もりのメリデメと言えそうです。
ちなみに、良い点悪い点とメリデメを聞いたところ、44人中14人が悪いところ・デメリットには言及せず、逆に3人が良いところ・メリットについては触れませんでした。つまり3分の1近くの人が相見積もりをやって、悪い点・デメリットを感じなかったという点は興味深いですね。
以下はそれぞれ具体的でわかりやすいコメントを抜粋してみました。
相見積もりの良い点・メリット
安くなったなど費用面で効果があった
- その工事が適正な価格かどうか比較検討できるのが大きなメリットです。住宅を買う時に外構工事も依頼する場合、どんどんお金が必要で外構工事も流れ作業で依頼していしまうと予想外に費用がかかってしまう場合があります。2社以上の見積を冷静に比較することで、自分たちに合った外構工事で納得いく住宅づくりができます。
- だいたいの相場を知ることができて、料金の安いところに依頼できるところが魅力的だと思いました。
- メリットは業者によってかなりの価格差があり無駄な出費を抑える事が出来た点が良かったです。
- 値段も20万から30万程度金額の差があったので、安く済んだのは良かった。
外構費用って実はかなり安くする方法があります。相見積もり以外にも安くするポイントを我が家の実例を紹介しながらまとめてみました。外構の費用が不安な方は合わせてご覧ください。
比較検討できてよかった
- 会社によって全く違う仕上がりイメージで、良いところをとって最終のデザインを考えられたのがよかった。
- 2社で見積もりを出してもらい、プランも数種類あったのでそれぞれの会社のデザインで好きなものもコスト面とで決めれた。値引きもそれぞれの会社に相談できてよかったです。
- ハウスメーカーの方からの紹介と近所の外構屋さんと相見積もり取りに行きました。面倒もありましたがお値段の比較や提案力の違いもあり、良いとこどりが出来たのでやってよかったと思いました。
- ゆっくり複数の外構業者を比較することができるのでハズレる心配がないのがメリットです。
私も相見積もりをしたので、見積もりを比較して100万円でなにができるか、駐車場やウッドデッキなどでどれくらい費用が変わるのかなどを解説してみました。比較検討の実例が気になる方は合わせてこちらもどうぞ。
交渉に使えた
- 相見積もりを行って良かった点は価格交渉がしやすくなったことです。同じ商品でも価格が違うものがあるので、高いものは下げてもらいやすくなりました。また、外構のアイディアもそれぞれで出してもらえるので、こちらの知識も増え選択肢が広がったのでよかったです。
- 金額面に関しては他社はこれくらいでという交渉が出来るのでは初回提示よりは金額を下げることが出来た。
- 相見積もりによって価格交渉が出来たので安く抑えることが出来て良かったです。
外構の費用が高くなる理由をご存知ですか? 費用が高くなる理由と減額のコツをまとめました。こちらも興味があれば合わせてご覧ください。
その他
- 大体の相場がわかったところが良かったと思います。業者さんによって勧めてくる物の違いや、その時の値段だけでなく長い目で見た時の満足度なども知る事が出来ました。
- 施工技術の良さがわかる。
- ものについてはそこまで大きく金額が変わるという印象はなかったが、アプローチの提案や、防草シートの範囲、工事費に差があるように感じた。いろんな業者さんがいるので比較できるものがあるのは良いと思った。
相見積もりの悪い点・デメリット
時間と手間がかかった
- 同時に見積もりをしてもらうのは無理なので、何度も現場に行って同じ説明をするのに時間がかかりました。
- 複数社と話し合いをする必要があるので手間と時間がかかりました。
- デメリットは自分達で工事会社を探さないといけなかったため少し面倒に感じました。
- 双方と話をする中でお互いに自社のメリットを伝えてくれはするが出来たものがどうかになるので話をすることが面倒。
入居や引っ越しに影響が出た
- 良い面もありますが、一方で比較してどちらにするか検討する時間が必要だった為、外構工事をお願いするのが遅くなり、その分引っ越しする日も少し遅くなったことはデメリットでした。
- 仕上がりが思っていたよりも遅くなって生活がしにくかった点が残念です。
- 担当した人が外れだったのか、見積もりに2ヶ月以上かかってしまい、入居後からの施工になってしまった。施工そのものには不満はなかった。
断るのが気まずかった
- デメリットは断った業者には言いづらかったです。
- デメリットは選ばなかった業者への断りの連絡を入れること。
- 見積もり後、断りにくいことが難点です。
相見積もりをもらった外構業者への断り方やタイミングをまとめてみました。例文もついているので、断るのが気重な方は合わせてご確認ください。
価格に気を取られすぎた
- 悪い点はそこまでないのですが、デメリットとしては価格交渉にばかり目がいってしまうところです。価格も大事ですが、実際に工事をする職人さんの腕によっても出来上がりに差が出るので、しっかりした職人さんをつけてくれるかも大事だなと思いました。また、営業さんと仲良くなると断るのが申し訳なかったです。
- 価格の話になりがちで工事内容の細かい部分の違いや仕様の違いなどに目がいかなかったのが残念だった。
その他
- 相見積もりを取ると見積もり項目が違っていて比較するのが難しい
- 金額も全く異なっていたので、何が正規の値段なのかがよくわからなくなってしまった。田舎に住んでいるため結局近くの業者に依頼することになり残念だった。
- 住宅の建設会社と若干きまずくなったことがデメリットといえるかもしれない。それでも、見積もりをとって、建設会社にも適正な建築を行うことを促すことができた。
- やはり安かろうで、品質に手抜きが多くがっかりしました。
- デメリットとしては、やはりこの契約で良かったかという後悔のような思いが残り実際に施工が始まっても踏ん切りがつきにくいというメンタル面です。
相見積もりで満足度は上がっても後悔ポイントや気になるポイントはつきものかもしれません。私も外構工事は基本的には満足しているもののやはり不満が残る点もあったので、失敗・後悔しているところを紹介してみました。外構の失敗談について気になる方は合わせてご覧ください。
相見積もりをしなかった人は…
今回のアンケートでは相見積もりをしなかった人からも回答をもらいました。その中で一部を紹介致します。
- 他の業者さんとは比較できず、流れで住宅メーカーさんに頼むしか無理な状況でした。仕上がりにそこまで不満はないですが他にも選択肢があれば安くてもっと満足いく外構ができたかもしれません。希望したけどできないデザインもあったので。。
- 外構に費やすお金を減らしたくて最低限にしたが、やっぱりお金をかけただけの出来映えになった。他社と比べれば良かったと後悔した。
- 相場が分からないので、従うしかないと感じた
- 相見積もりして決めた方がよかったなと後悔しています。親の知り合いだったので、作業は完璧でしたが、料金などは言い値でした。
まとめ
- 相見積もりを2社に依頼するのが大多数で、2社でも満足度が高い。
- 安くなったり比較検討できる反面、その分手間と時間がかかる。
- 依頼しなかった会社に断る気まずさを感じる人もいる。
相見積もりについて調査結果で意外だったのは2社でも多くの人が満足していること。1社だけだった場合、不満があったら比較できたらとさらに凹むのに対し、比較検討することである程度の納得感を得ているのが大きいかもしれませんね。
絶対に失敗したくない外構工事においてセカンドオピニオンの大切がよくわかりますね!
しかし一括見積もりとなるといろんな会社から際限なく営業がかかってきて疲れるということもありますよね。。。4社から相見積もりをとって大変でした。
そのため、一括見積もりではなく、実績のある会社2~3つから見積もりをとるのがおすすめ。
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